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Sunday, December 20, 2009

今日の 学研 大人の科学Vol.26 ミニエレキ.. (3日で死亡)

学研大人の科学 今度はミニエレキ!

またである.. アナログシンセやらテルミンやら、大人を惑わす不届きな企画ばかり連発している学研が、とうとうエレキギター... もうその手には乗らんぞ!

と思ったのだが、結局手に入れてしまった...



さっそく箱を開けて組み立ててみる...





アンプ搭載。アンプチップは STの TEA2025D というやつ。




引っ張り式のチューニングシステム。棒状の可動部がプラ、それを金属のナットで前後させる。なので負荷をかけすぎるとネジ山が潰れてチューニング不能になる。




ブリッジは一応オクーブ調整も出来る様に調整可能なのだが、後述の様にあまり意味はなさそうだ。






ネック付け根の裏側にボールエンドが来る。ここから、チューナー、ブリッジ、ネック、ヘッドと弦を通して再びネック裏にぐるっと弦が戻ってくる。面白いといえば面白いが... チューニングの不安定さに貢献しているような仕組みでもある。あと弦交換が面倒くさすぎる...





写真とり忘れたが、ピックアップはコイルをボビンに自分で巻きつける。板状のセラミック磁石をボビンに入れてシールで固定。ポールピースなしで、磁石そのものが磁気回路。

小さいネジを使うわりに、弦固定など比較的強く締め付ける必要があるので、ちゃんとした小型ドライバーが必要。 じつはいい加減なやつで締め付けたので一部頭を舐めてしまった...

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完成図









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さて、工作はともかく、出来上がったギターはギターとして使えるか...?

これは Yesでもあり、Noでもある。

というのは、チューニングが恐ろしく困難なのである。組み立て直後は余計にそうなのかもしれないが、とにかく合わない。合わせても弦押さえたり弾いたりすると、つまり演奏するとすぐズレて音痴になる。構造上微調整が効かない上に、標準チューニングだとテンションが弱すぎて余計にズレるのだと思う。オクターブ合わせられるブリッジったって、楽器自体のピッチがダメでずれちゃうんじゃ、意味がない。

内臓アンプからの音は、けっこうそれらしいエレキの音がする。程よい歪み加減だと思う。
なんと標準プラグでLine out出来るので、D.I. 通して聞いてみると、Lineで出すと非常に綺麗なクリーントーンで出る。 つまり音は悪くはない。

なので、こいつを楽器として弾くなら、標準チューニングではなく、何度か音程を上げて、テンションをすこし強めにする必要がある。なにせ通常の 1/2のスケールなので、標準チューニングだと弦がデロンでろんで話にならない。

と言うことで、1弦から AECG というチューニングにしてみた。実は1オクターブ上げてみたら、4弦目のネジ山を潰してしまった.. チューニング上げるにしても、4度、5度ぐらいが限界かもしれない。→(追記参照:結局壊れてしまいました..)

で、こんな感じの音がでます、というのをデモとしてupしてみた↓
例によってド下手なので適当に飛ばして見てくれ。



まぁ、オモチャとして見るなら、そんなに悪くないかなぁ。面白いかなぁ。そういうモノだと思います。所詮オマケ、付録。
こんなんでも音が出て弾けるぞぉ、とか、そういうノリで遊ぶものだと思います。だからオモチャ。それ以上のモノを期待してはいけない。間違っても、初心者だからって、こんなので入門しちゃいけない。音痴すぎます。 (世界初のエレキを作ったらしい寺内タケシだったら怒って窓から捨てると思うよ)

もしギターに憧れがあって、やってみたい、触ってみたい、というなら、もうちょっとだけ投資すれば、作りは雑だけど本物のギターが買えるから、つまり本物を買った方が絶対よい。

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で、付録はともかく、この学研大人の科学Vol.26、エレキギターの特集なのに、"エレキ"の事について全然解説がない。ギタリストのインタビューと、あとは物品の紹介記事、それと弾き方講座みたいなの。大人の科学と言うわりには科学的な解説がほとんどない。テルミンやシンセの特集の時と比べると全然科学していない。 雑誌の内容として、これは期待はずれ、ダメじゃん、論外、というのが私の感想である。オマケの開発に頭が行きすぎて力尽きたのかもね。

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ま、こんなオモチャでも、音がでるものは楽しいし、愛着も出てくる...?


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追記

3日目にちょいとチューニングやり直したら、4弦のネジ山が潰れてチューニング不能に...
やはりピッチを上げるとチューナーが持たない様です...
という事であっと言う間に燃えないゴミと化した ... orz


と言うことで、本サイトとしては、楽器として使用する事を目的で入手される向きには全くお薦めできかねる代物であると言っておきます。 子供のおもちゃにもならないと思います。企画としては面白いのですがね.. アマゾン風に評価するなら甘くつけて ★★ ぐらいかな..

こういう棒で作るベースの方がいいかもしれない。手前味噌ですがこちらはお薦めです。

Sunday, December 06, 2009

今日のPlaytech JB-520FL

フレットレスベースが12800円で売っていたのでついポチッてしまった..
これは音家の陰謀に違いない...



PLAYTECH JP-520FL


噂に違わぬ 粗雑な組み立て.. ピックガードが浮いてるよぉ!





このへんは普通かなぁ...




浮いてる.…浮いてる!



ペグはまともだなぁ...




あはははは… 



ズレてるのはナットか、俺の目玉か?...どう見てもナットがズレてる...



PUもズレてる....???



中国の職人さんがピックホルダー用に隙間を空けてくれたのだと思う、たぶん、きっと...



あの国にはQCなんて言葉は無いのでしょう...






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ガタガタでボロボロ。


だけど、ね。これ、許せます。 12800円だからね... 
なんでこれを買っちゃったか、と言うと、フレットレスって、あんまり、売ってないのよねぇ。
手頃なのはフェンジャパとかのジャコモデルぐらいか。で
あとは超高級品とか。要するに、フレットレスはあんまり選択肢がないのよ...
まして地方のショップじゃ... フレットレスなんて見たことないよ?


だから、お試しで買ってみたのだ...
で、この楽器、いい加減、で、ボロで... ほんと、素人には絶対にお勧めできない。


でもさ、こんな楽器でも、まともに弾けない自分と対峙するハメになるんだぜぇ。

この楽器をボロだの粗悪品だの言うのは簡単だ。じっさい、ボロだし粗悪だ。


でも、これ、ちゃんと完璧に鳴らせるかい?

こいつは、究極の"音感トレーニングマシン"だと思う。

自分がいかに"音痴"か、弾いてみるとよく解るよ...



↑音痴過ぎて気分を害するので30秒以上聞かない様に!↑

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ピックガードを外してみた...



PUのポールピース位置と弦がズレてる?



ボディーは5ピースぐらいか。

挟まってた木屑などゴミを取り除きピックガードをつけ直すと、隙間が若干ましになった。
殆どの木ネジは垂直ではなく斜めに入ってる.. 

バラック作業場で素人作業員が内職的に、一ヶ所幾ら、一作業幾らとかでやっているのが目に浮かぶ...
細かいことは気にせず、面白い楽器として楽しめる気持ちがある人向けの玩具というところか。