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Saturday, June 13, 2009

今日の PEAVEY GRIND BXP Bass Guitar


ムシャクシャして買った....


PEAVEY GRIND BXP Bass Guitar


安いベースギターなら何でもよかった....


今は反省している....

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まぁ何と言うか、前からベースって一度弾いてみたかったのだ。触って納得してみたかったのである...どんな感じなのか... 昔、ビールかなにかのCMで、いかりや長介さんが楽しそうにアップライト弾いてるのを見て...良いなぁ、と思ってた...

でもとっかかりがないというか、だいたいベースってギターより高いというイメージがあるし、一人で遊ぶ楽器でもなさそうな気もしたし...

でも、ある時夢にまで出てきた...なぜだか... どういう事?

まぁそういう悶々と?した日々を過ごしていたのであったのだが、先日、いつもギターやスタジオ機材やらを指を咥えて眺めてる音屋のサイト でふとベースを見てみると、けっこう安くて良さげなのがある事がわかった。

で このサンキュッパのベースが気になってしかたがなくなって、結局ポチってしまったのであった。 この値段でスルーネック、デザインも見た目も悪くない...

ただ、よく見ると、やはり、些細だがいくつか瑕疵がみうけられる。まぁ典型的な低価格北米向けアメリカ設計の中国製品と言う感じ。一点の曇りも許さない五月蝿い人にはお薦めできない...ただこの値段だから品質レベル下げないと歩留まんないのかもしれないね。

そもそも楽器を通販で買うなんて事自体...とも思うのだが、店頭でちょっと試奏したところで素人になにが解るでもなく、それで何かが掴めるレベルであればこの値段帯の楽器は買わないだろう... そういう意味ではお試しで買ってみるのに手頃かな...という事で手を出した。

(まったくギター類に触ったことすらない、という人ならばお店で普通に買った方がよい...初期の調整とか自分でできないと困るかもしれないから...)
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で恒例の録音テスト...

例によって ド下手クソなので、耳が腐っても当方は関知しません。
(氏ねとか書かれないようにコメントもクローズしてます 笑...)

昨日届いて、今日2日目... 指で弾くのは大変難しい! のでギターと同様ピックで、ギターみたいな感じで弾いてみた...邪道だけど...

自作D.I 経由でミキサーで録音リバーブ少々、ベースのポットは全部フル10、つまりネック側、ブリッジ側両方のPUの生音... 弦はAriaの安いフラットワウンドを張ってみた...どんな音なのかぐらいの参考になれば..ならないか?



(こうして客観的に見ると酷いね...元々リズム音痴の上に慣れてないからフィンガリングもピッキングもギターと比較にならないぐらい力が要るので...orz)

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ベース初体験、であるが、ベースプレーヤーってこんな大変な楽器を弾いてるんだ...という事が身に染みた...何事もやってみるもんだ... そしてベースプレイヤーがなぜベースにこだわるのか...ちょっとだけ解った様な気がする...

こうやってベースでしばらく遊んだ後ギターに戻ると...めっちゃ弾きにくい! 弦がフニャフヤで弾きごたえがない... 左指はフレットどころか弦まで外しそうになるし、右手のピッキングも...



中国産が2台になってしまった...


不景気で先行きが不透明、リストラの嵐で一年後はどうなることやら...残業規制で早帰り... 

まぁそういう息苦しい現実に、ちょっとした娯楽、そして自分へのご褒美...あるいは現実逃避... ボーナス前のプチ散財でした...

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追補: なんかHiになってドドドっと書いてしまったが、冷静になって... 色々調整したりした結果、 実はちょっと orzだったりするのだ..

(1) フラット弦だとオクターブが合わない!

到着後すぐにデフォルトでセットされていた弦を外して、同時注文していたフラットワウンド弦を張ったのであるが、3,4弦のオクターブ調整がどうにも合わない。はじめはこれぐらいいいか、と思っていたのであるが、やっぱり他の音源と合わせた時に違和感を感じるのだ。
3,4弦は、開放/ハーモニクス に対して 12フレットですでにかなり高め、24フレットだとおもいっきり高めに (#)。 ナットから数フレットでもあきらかな#が出る。 なので調整をしてみたのだが、なんと調整ネジを廻し切ってもまだ高い!... コマがロックボルトから落ちるまでサドルを下げてみてもまだ高くて合わない...

ブリッジが前側にズレてるんじゃないの? というぐらい全然合わない!
(1,2弦側はなんとか調整範囲内であるがあまり余裕がない)
こりゃ外して穴を後ろ側に開け直して修正するしかないのかな...と思ったぐらいだ。 

で、再度 デフォルトの付属弦を張ってみたら... なんとか、なんとか、我慢できる音程に、ギリギリ収まった。この時の3,4弦のサドルは、ボルトが落ちる寸前。
純正の付属弦でギリギリと言うことは、やはり全体的にブリッジ取り付位置が若干ネック側に寄ってるのではないか、と思う。付属弦の3,4弦は若干テンション弱め、なので、なんとか調整範囲内なのではないか。そこにテンションやや強めのフラットワウンドをはったものだから、完全に調整範囲外になったのでは... 手触り最高のフラットワウンド、予備まで買ったのに ... orz

付属弦ででギリギリ範囲内だから規格外の不良と決めつけるわけにもいかないしなぁ...
(おそらく良品規格ぎりぎりなのだろう...)

ベース弦はギターに比べるとはるかに高いのであれこれ買って合うものを探すのもつらい...
やっぱり通販での安物買いはリスクがあるなぁ...  
腐ってもなんとか、で、国内大手ブランドのものを店に出向いて買うのが一番だなぁ (←なにをいまさら)

あと、ロッドをいじったり弦高調整を試してみたけど、このベースはギターの比でないぐらい調整がシビアで結構大変...




(2) ベースはギターじゃないよ、という当たり前の事を失念してた

ベースギターと言うぐらいだから、低い音の出るギター、という気持ちでいたし、実際エレキベースはエレキギターと原理、構造は同じだ...

でも実物を手にしてみると、これはもう原理は同じでも全然別物の楽器だ。
そもそも レオ=フェンダーのおっさんがギターの構造を下敷きにエレキベースを発明したらしいけど、それ以前のベースは...ウッドベース = コントラバス だったのだ。二本指による撥弦法も、ウッドベースの奏法からきているのだろう。 これがなかなか難しい、というか、できない... なんでギターみたいに親指つかわないのだろう、とか...

(3) ベース演奏の副作用

ベーシスト目指すわけじゃないので、奏法など全く気にせず適当にボンボンと鳴らして遊んでいるけれど...ギターに比べてテンションと弦高が高くて、押さえるのに力が要るので汗をかく。 怪我の巧妙で、ギターの弦がとてもフニャフニャで軽く感じる。 セミアコに張った 011-050なフラットワウンド、今は全然きついと思わない。ソリッドの方は010-046ぐらいのが張ってあるのだけど、これはもうフニャフニャで輪ゴムみたいに感じる... Martin Backpackerのエクストラライトなアコギ弦、これが手持ちで一番テンションも弦高も高くリード弾くのに力が要ったのだけど、 まったくそんなこと気にならなくなった。

物理的特性はなんにも変化していないのに、気分的にはがらっと変わった。人間の感覚なんて、相対的で、いいかげんなものなんだなぁ...


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追記 : 2011年夏 :

その後どうなったかを追記として述べておく。

結局買って二年で粗大ごみに出しました..とさ。

理由はこうである。

まずネックが弱い。毎日コロコロと弦高が変わる。つまり気温や湿度の関係で反りの変化が大きいのだろうが、全然安定しない。トラスロッドはよく効くのだが、それはつまり、弱いネックをロッドが無理やり支えてるという事なのだと思う。

ネックは5ピースぐらいの積層でスルーネックなのだが、メイプルとマホガニーの比率が上等なベースやギターと逆でメイプル少なめマホガニー多め..よく考えると剛性的にも不利はふりなのではないか、と..

おまけに、1,2フレット目があきらかに逆反りしてる。でビビらない様にするにはかなり弦高上げなきゃいけない..でネック自体は上記のように弱いので調整自体収集がつかない..

で、お金をかけて修理に出すほどのものでもないし、売ったところで二束三文だし、もしこれ売ってうっかり買った人はバカ見る事になる..

という事でゴミになるのを覚悟でフレット抜いてフレットレスにしたり指板にペーパーかけたりしてみたのだが、まぁ予想通りの結果になった..というわけであった。

反省点として総括しておくと、

初めは同じ安物でもオーソドックスなものにすべきだった。
あるいは、最初から予想してた通り、どうせあとで良いもの欲しくなるに決まってるのだからケチらずに上等なものを買えばよかった。

たまたまハズレを引いてしまった、という事でもあるのだろうが、見た目やカタログだけで選んじゃいけないよ、安物外のゼニ失い.. という当然の事を実体験したというマヌケな体験談となってしまった。