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Saturday, June 20, 2009

今日の PEAVEY GRIND BXP ブリッジ位置調整のナゾ

ついふらふらっと 音屋 でポチッてしまった Peavey Grind BXP 、フラットワウンド弦を張ったら3,4弦のオクターブチューニングが無視できない程 "#" して 全く合わず orz 

付属の弦では、なんとかチューニングは合わせられたのだが...


しかし、写真の様に、4弦のコマはイモネジが落ちる寸前で、ロックボルトが、レールのエッジ部に辛うじて載ってるぐらい後退している。 もしこの位置が設計どおりなのであれば、あまり頭のよい設計ではないことになる。なぜなら、これだと標準品よりテンションが高い弦は張れない事になるからだ。 1,2弦側は調整範囲内とはいえ、やはり後退した位置にある...

...と言うことは... ブリッジ位置がネック側にずれてるのではないか...と言う疑惑が....


付属弦でも調整範囲ギリギリ...


ともかく、現状では、付属弦よりテンションが高いフラットワウンド弦を張ると、ボルトの効かないところまで、つまりボルトにただ引っかかってるだけ、とうところまで後退させてもなお、オクターブが合わない事になってしまっている... 開放/12Fハーモニクスで合わせてもどのフレットも # 、特に12F以降が酷い事に....


とりあえず付属の弦に戻してチューニングして遊んでいたのだが、どうにも気に入らない...普通の巻弦はざらざらで感触がわるいし、ゴーンときつい音がするから...

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やっぱりフラットワウンドのなめらかな手触りと、ぼ~んという響きが好みだ!
このままではくやしい...というか非常に損した気分だ。

と言う事で、意を決して、ブリッジ取り付け位置をずらしてみる事にした。

まずブリッジを外してみたら...

こういう見えないところは値段なりだね

裏通しの穴が微妙にずれてるような...?

ブリッジ自体は、金属面の色からして銅系の合金の様 (銅多めのブラス?)だ。これ自体の出来は悪いものではなく、粗悪品ではない。

さて、このブリッジをどれぐらい後退させたらよいだろうか...?

と考えても答えが出ないので、5mm程ずらして様子をみる事にした... ( 標準弦でのコマの状態から見ると10mmずらしてもいけそうだが...)

現物あわせでドレメルで2mmの下穴を開けて...





なんかずれてる気がするけど、元穴の延長線に合わせているので元がずれてるのだ...たぶん、きっと....
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で、ブリッジ位置修正後にフラットワウンドを張ってみると....



3,4弦は なおも調整範囲ギリギリだが、これでなんとかオクターブが合わせる事ができた!

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と言うことで、なめらかすべすべのフラット弦でボンボンと遊び弾きを再開する事ができて、めでたし...めでたし...

まぁしかしフラット弦はテンション高いですなぁ... コマ後退させたからよけいに...

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このベース ( PEAVEY GRIND BXP ) のレビューを某所に書いたのだが、舞い上がって....うっかり"初めての人によいかも"と書いてしまった。 フラット弦で#したけど聴感上問題ない、とも書いてしまった....

訂正したい。

訂正したいのだが、書き直し、編集はできないシステムらしいので、ここに謹んで訂正させていただく。 

"初心者は手を出しちゃダメっ!" 

大手メーカー品にしては、ちょっとお粗末、かな。値段と比べたら、しゃぁないのかもね。日本には正規で売ってないのも納得...安物とはいえ、この品質レベルじゃ、手放しでは売れないものね... 倉庫に積んであるものを出庫するだけの通販でしか、通用しないかもね...
買うなら、成田の店まで出向いて、現物を調べて買うべきだ、と思う。

サンキュッパは安いと思ったけど、真面目に音楽に取り組みたいのであれば、あと数万出して、それなりのものを通販ではなく、ちゃんと店で現物を見て買うのが長い目でみるとやはりよい....

私は不真面目かつ遊びのために買ったので、どうでもよいのだけれど...
通販楽だし...

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追記 : 2011年夏 :

その後どうなったかを追記として述べておく。

結局買って二年で粗大ごみに出しました..とさ。

理由はこうである。

まずネックが弱い。毎日コロコロと弦高が変わる。つまり気温や湿度の関係で反りの変化が大きいのだろうが、全然安定しない。トラスロッドはよく効くのだが、それはつまり、弱いネックをロッドが無理やり支えてるという事なのだと思う。

ネックは5ピースぐらいの積層でスルーネックなのだが、メイプルとマホガニーの比率が上等なベースやギターと逆でメイプル少なめマホガニー多め..よく考えると剛性的にも不利はふりなのではないか、と..

おまけに、1,2フレット目があきらかに逆反りしてる。でビビらない様にするにはかなり弦高上げなきゃいけない..でネック自体は上記のように弱いので調整自体収集がつかない..

で、お金をかけて修理に出すほどのものでもないし、売ったところで二束三文だし、もしこれ売ってうっかり買った人はバカ見る事になる..

という事でゴミになるのを覚悟でフレット抜いてフレットレスにしたり指板にペーパーかけたりしてみたのだが、まぁ予想通りの結果になった..というわけであった。

反省点として総括しておくと、

初めは同じ安物でもオーソドックスなものにすべきだった。
あるいは、最初から予想してた通り、どうせあとで良いもの欲しくなるに決まってるのだからケチらずに上等なものを買えばよかった。

たまたまハズレを引いてしまった、という事でもあるのだろうが、見た目やカタログだけで選んじゃいけないよ、安物外のゼニ失い.. という当然の事を実体験したというマヌケな体験談となってしまった。