google tag

My Soundcloud Channel --- Testing :D

Thursday, September 29, 2011

今日の amazon MP3 代替えダウンローダーclamzをテストしてみた

Linuxメモ
---
新しいPCに Debian squeeze の64bit版(amd64)をインストールしたのだが、これまで32bit環境(i386)で使っていたUnofficialかつバイナリしか配布されていないソフトはそのままでは動かなくなってしまう。

特にそういうソフトを使っていたわけでもなかったのだが、一つだけ、 amazonMP3 のダウンローダーがあった。これが使えないとamazonから音楽を買えない。
正確に言うと一曲づつならブラウザのみで買えるのだがアルバムまるごと、あるいは複数同時に、という事ができなくなる。アルバムなんかはバラで曲を買うと高くつくので実質買えないのも同然。

で、32bitのアプリを動かす方法もあるみたいなのだが、amazonMP3に関しては、代替えのダウンローダーとしてclamzというフリーのものが開発されていて、Debian squeezeにも入っている事が分かった。

と言うことで、amazon.co.jpで使えるのかどうかテストしてみた..というのが今回のお題。
(失敗したら勿体無いので無料曲を買って実験した結果デス..無料でも有料と同じ手続きだから..)

--
まずaptで
apt-get install clamz
インストールする。

使い方は、
man clamz
に書いてある通りなのだが、まずウエブブラウザーで、amazonのこのページ



にアクセスする必要がある。

これを実行しないとダメな様だ。要するに純正の amazonMP3が入ってて使えるよ、という事にしないとダメなのだろう。

ここにアクセスした後は、通常通り買い物をする。欲しい曲やらアルバムをカートに入れてチェックアウトすると..


なにやら.amzという拡張子のファイルが落ちてくる。自動で落ちない場合はページにあるリンクでダウンロードする。ファイルの中身を見てもなんだかわからん文字の羅列なのだが、おそらくこれに購入情報などが入っているのだろうと思う。で、このファイルをつかって clamzでmp3をダウンロードするには
clamz AmazonMP3-1234567890.amz
の様に、先ほど落とした.amzファイルを指定してやると..


wgetでダウンロードするような感じでするするとファイルが落ちてくる...

ということで、この仕組みが将来的に永続的に使えるか疑問だが(amazonが仕様を変えたら動かなくなるかもしれない..)、今の所はこのclamzで 64bitなLinux環境でも amazonから音楽を買うことが出来る。
---
PC+iTunesでつながないと何もできない、つまりLinuxユーザーは取り付く島もないClosedなAppleと違って、amazonは32bit版のみとは言え、Linux用にもダウンローダーを提供してくれるところに懐の深さを感じるね。Kindleやタブレットだけでなく、個人的には音楽プレーヤーも出してほしいなぁ、と思っている...

Tuesday, September 20, 2011

今日の 激安サーバー NEC Express 5800/S70 Type PJ のナゾ Debian squeeze パフォーマンス編

Linuxメモ 今日の 激安サーバー NEC Express 5800/S70 Type PJ のナゾ Debian squeeze インストール編からのつづき
--
とりあえずインストールと環境設定がひととおり終わったので、実際の使用感などをレポートして激安サーバーシリーズを終えたいと思う。
---
動作音は?

 電源投入時一瞬 動作確認シーケンスなのだろうか、ブォーンと唸る以外は、まぁ普通のPCと同程度、なのかな。残念ながらこれまで使ってきたPCは何れも電源その他がダメダメで耳障りなノイズの目立つ五月蝿いケースだったので、それに比べれば耳につきにくい。
例えばこれまで使ってきたボロケースのAtomマシンよりは確実に静か。
エアコン使用時ならエアコン音にまぎれて音を感じない、そういう感じだ。五月蝿くて使えない、というものではない。並のデスクトップマシン、ありきたりのノイズ音、って感じなのかな。自分的にはこんなでも過去最高に静かなマシンとなった。

ちょっとしたコンパイルをしてみたが、まぁ唸る程の事にはならない模様。ただ室温30度超えてくると、負荷によってはファンの風量が増加して、温度によってはいざとなれば最大パワーでファンがブォーンと唸るのかもしれない..が未確認。

(夏季には帰宅時に室温34,5度ぐらいの時がままあるので、そのうち確認できるかもしれない..)

---
CPU/グラフィック性能

 Pentium G6950 Dual core というGPU内蔵らしいCPUなのだが、果たしてその性能はどうなのか..スペックだけじゃピンとこないので、実際にアプリを動かしてみた様子をビデオで撮ってみた。

(ピンぼけなのはピント調整できないQ3HDで撮影したので1m以内はボケるからである。これでも老眼鏡で作ったマクロレンズを被せているのだが..あとゴーッと言う音が入っているが、これはエアコンの音で本安サーバーの音ではないので念の為.. )

Flightgearという3D フライトシミュレータ、 Tux Raceという3Dゲーム、YouTubeでのFlashPlayerによる720p動画のフルスクリーン再生、Google earth を実際に動かしてみた。


個人的にゲームはまずやらないし、3Dアプリをグリグリ動かすこともあまりない、のだが、例えばGoogle earthの3Dがこれぐらいグリグリとスムースに動けば全然問題ないと思う。

導入前は、グラフィック性能があまり良くなかったら安いグラフィックカードでも入れてみるか、と思っていたのだが、実際にこのビデオで示したぐらい動いてるので、その必要はなさそうである。

最新の3Dゲームをガンガン楽しみたい、なんて人はこんな安いマシン買わないだろうと思う。そういう意味で、普通の人間が普通に使う分には、別段CPUやグラフィックカードのアップグレードを考慮する必要はないのではないか、と思う。

参考までに、CPUやグラフィックカードのベンチマークサイトで見てみると、G6950はそこそこの立ち位置にある様で、

CPUベンチ


グラフィックカードのベンチ

最新トレンドのCPU群のみと比較すると落ちこぼれかもしれないが、ここ2,3年ぐらいの製品の範囲中では、Topは狙えないけれども、やらせればそれなりにできる、成績中の中〜中の上、って感じなのだろうか。

これが1万円台のマシン、値段はローエンドの頂点というかボトムにちかい物である事を考えると、なかなかどうして、けっこう良い線いってるのではないか、と思う。

---
とまぁ、こんなところかな。疲れてきたので、このへんで止めよう。

もし、Linuxを入れるなどOSを自分で手当てすることができて、安価な新しいマシンを探してる人が居れば、このマシンを選択肢に入れていいのではないか、と思う。いつまで超特価で販売されるのかはわからないけど、ヘタなケースにしょぼいボードやCPUで組むより、よほどしっかりと出来ている、性能の良いマシンが手に入るのだから..

Socket370(Celeron 1.3GHz)に7年、その後に Atom330 で2.5年過ごした人間だから、今時のトレンドに対して並の性能でも十分速く感じられる。そういう意味でも、自分的にはいい買い物だった、と思う、久々に大満足の一品であった..

Monday, September 19, 2011

今日の 激安サーバー NEC Express 5800/S70 Type PJ のナゾ Debian squeeze インストール編

Linuxメモ:今日の 激安サーバー NEC Express 5800/S70 Type PJ のナゾ 購入編 からのつづき

---
一般的には、新しいマシンにLinuxを入れる場合、マシンに使用されているデバイスがうまく動くかなど、情報収集する必要がある。今時大抵はうまく動くのだが、そこはそれ、誰が保証してくれるわけでもなし、世の中すべてのチップがLinuxで動く保証も無いから、下調べは必要..

とはいえ、メーカー自ら、Linux環境での幅広い用途に最適なセルフカスタマイズを前提とした低価格“フレームサーバとコピーを付けて売っているマシンだけあって、メーカーからオフィシャルなLinux動作確認情報などが一応出ている

また、激安のためなのだろうが人気があって、まとめサイトてきなものが出来ている。このシリーズは以前なぜか鼻毛カッター付きで売られてたらしく ネットでは"鼻毛"というアダ名で呼ばれている人気マシンらしい。

そういう事もあって、特に心配することもなく、Linuxをインストールしてみる。
Linuxはもちろん、Debian squeezeである。今回はこれまでのi386環境から決別してamd64すなわち64bit版を入れることにする。

---
インストールは全く問題なし

RAMを増設して合計9GB, HDDも/home 用に 1Tを増設して、予め焼いておいたsqueeze amd64のネットインストールCDを入れてマシンの電源を入れるとインストーラーが走り... インストーラーの指示に従って進めると、何の問題もなくインストールができた。いわゆるグラフィック環境を選ぶとパッケージのダウンロードが始まり最終的には当たり前の様にGnomeな環境が出来上がる...

わけであるが、私はどうも頭が悪いのか、このインストーラーのパーティション分割のやり方が苦手で"あれ??"やり直し また"あれ??”というアホぅなループにハマってしまったので、シェルに落ちてfdiskで手動分割して割り当てた。本体付属のHDDを起動用、システム用として使い、/home は増設した別ディスクにする。

インストーラーが自動で細かくパーティションを割り振る場合に自動で振り分けられる容量だと、場合によっては後年updateなど/usr などが不足して困る可能性がある..のは 過去のupdate時に経験済みなので、今回は / 一つ、 swap のみにする。ただし付属HDDは160GBもあって、まるまる/に使うのも悪くはないのだが、一応予備エリアもとっておこう、という事で、80GB弱を2つと、swap一つの3つのパーティションを割った。 /home 用の増設HDDは1Tまるまる使うことにした。

まぁ、HDD一つを全部まるまる/にするとか、インストーラーお任せでよいなら、何も悩むことはないと思う。特に問題なく各デバイスが認識され、動作するので、インストールが止まるとか動かないとかXが走らないなどといった過去にありがちだったデバイス認識やらドライバに関するトラブルには遭遇しなかった。ビデオも自動検出自動設定で起動直後のフレームバッファー、Xの動作とも完璧。

(ただし当方はサウンドボードはUSBオーディオ利用で、オンボードデバイスはBIOSでDisableに設定しているので未確認..多分問題ないとおもうが..)

あとこのマシンはPCIソケットが一つ付いているのでこれまで使ってきたビデオキャプチャカードを挿しているが、これもこれまで同様正常に認識され動作している。

ちなみにDebian HCL でチェックした結果がこれ↓ (クリックで拡大)


残念ながら、 lm-sensors はsensors-detectでセンサーが検出されず、となった。したがってCPU温度などがsensorsで取得できない。  → カーネルupdateで取得出来る→追記参照

HDD温度はhddtempで取れた。

2011/11/16追記
カーネルを debian backportsの linux-image-2.6.39-bpo.2-amd64 にupgradeしてみたらsensorsで温度、ファン回転数、電源電圧のモニターが出来るようになった。ただ温度に関してはtemp1,M/B,temp2という3種が出るのだがM/Bはボードだとしてもtemp1とtemp3が何を意味するのか、これらモニターの値が本当に正しいのか、まではよくわからない..
---
環境の移行

インストールそのものは、何の問題もなくスルスルっと終る。

ただマシンの入れ替えとして、過去のマシンと同じ環境に持ってゆくのがちょっと面倒で、大半の時間がそれに費やされることになる。

で、使っていたパッケージをあれこれ思い出しながらapt-getで入れて、それぞれを設定する、というやり方だと時間がかかるので、引き継ぐ元になる環境で
dpkg --get-selections >list
して仕様パッケージのリストを作って、新しい環境にこの listを持って行って
dpkg --set-selections < list
apt-get dselect-upgrade
として、とりあえず一挙に使用していたパッケージ類をインストールしてみた。

インストール後、各アプリの設定ファイル (~/ 以下のドットファイルなど)を新マシンに持って来て動作確認すれば作業終了...

今回のマシンはamd64を入れたのだが、i386のパッケージ数とamd64のパッケージ数はかなり近いので、殆どのアプリは用意されている、と考えてよいのだろう。


---
xrandr コマンドで デュアルヘッド化が可能

本機種は アナログのD-SubとデジタルのDVI の2つのビデオ出力端子が出ているが、これはそれぞれ独立してコントロールすることが出来る様で、ちょっと変則的だがデジタルーアナログ混在のいわゆるデュアルヘッドとかデュアルディスプレー、あるいはデュアルモニターと呼ばれる2モニタ出力にすることが出来る。 参考サイト

アナログ、デジタルの出力端子両方にモニターを繋げてXを立ち上げた場合、2つのモニターには同じ画像が映る。
 xrandr -q
コマンドを打つと、出力デバイスとしてアナログ端子がVGA1, デジタル端子がHDMI1と認識され、それぞれに繋がっているディスプレーの解像度や周波数が表示される。

そして、例えばデジタルディスプレーの左側にアナログディスプレーを置く場合だと、次の様に
xrandr --output VGA1 --left-of HDMI1
とすると、一つのデスクトップが左右のモニターに分割されて表示させる事ができる。
アナログ出力は、シビアに見るとデジタルに比べると僅かにぼやける傾向にあるが、個人的にはまぁ許容範囲内だと思っている..

残念ながら当方ディスプレーは一つしか持っていないのだが、現用の七尾L465はデジタル、アナログ両方の入力を持っているので、両方共繋いで認識させ、デジタル、アナログの入力を切り替えてXが左右2分割のデュアルヘッド状態となる事を確認した。つまりSXGAモニター2台のデュアルヘッドは問題がない。(最近流行りのHD解像度のモニタだとどうなるかはよくわからないが..)

---
非公式アプリ

Debian以外のパッケージや、バイナリ配布しかしてない様な非公式アプリ類。64bit版が出ているかどうか。主にネットに関係するものが多いのだが..
amazon mp3 
ダウンローダーは32bit版しかないので使えなくなる.. 
どこかに32bit版を動かす方法書いてた気もするが.. 未確認
あと、Debianにclamzというパッケージがあって、これがコマンドライン版のamazon mp3用ツールらしいのだが、使えるのかどうか(amazon.co.jpを含めて)未確認.. 
Adobe Flashplayer
 Adobeから  amd64版 flashplayer11のRC版を持ってくる。
Google Chrome
amd64版のunstableを入れてみた。
i386版だとflashplayerが含まれていたのだがamd64版は含まれてない様だったので、 上記の64bit 版FlashplayerをAdobeから持ってきて /opt/google/chrome/ に放り込むと動く様だ。 chromeのflashは普通 libgcflashplayer.so という名前で置かれているので、それに習って同じ名前でおいてみたが、一応動作した。
Google Earth 
64bit版があってちゃんと動く。
Google Picasa
Linux版は今だ3.0betaだが、これも64bit版があって、動く。 
 Firefox
 Debian的には iceweasel なのだが、DebianとFirefoxのセキュリティーポリシーが違ってアップグレードの時などいろいろ妙な事になるので、便宜上 Firefoxのバイナリをそのまま使う。 amd64用 バイナリのtarを展開して含まれる firefox ディレクトリを /usr/local とか、あるいは自分の~/以下でもいいけど、適当なところに持って行ってパスを通せば使える。 Firefox自身のupdate機能も動作する。
Opera
64bit版バイナリが出ていて、一応動く。 
mozc
Googleの日本語変換アプリであるが、最新版(1.2.831.102-1)は前マシン(i386)で X上のアプリの動作に支障をきたすなんらかのバグ、動作不具合を確認している。前マシンで一つ古いバージョン(1.1.773.102-1)をコンパイルして使っていた。
 今回そのバグの存在を失念して最新版をamd64環境でコンパイルしたら、やはり同じバグでX上のアプリが上がらないなどおかしな動作となった。これも古いソースをコンパイルして対処...
---
その他

個人的にWindowsやMacクローン的な最近のGnome や KDEのデスクトップ、ファイルやフォルダやゴミ箱アイコンが散らばってる、ああいうデスクトップが嫌いだったりするので、もう何年もEnlightenment (e16)を使い続けてきてる。かなり古いものだが、いつまでも消えずに残ってるのはやっぱり同じように思ってる人が結構いるのだろう..

Windowsのデスクトップがアイコンで溢れているのはよく有る光景だ。ようするにランチャーやファイル置き場として使ってるというわけで、メニューのシステムや使い勝手が悪い事からおこるユーザーサイドの苦肉の策ではないかと思う。

 Macはまだましなのだが、あのドッグにしたって結局デスクトプに溢れたアイコンを収納しているにすぎないので、ドックにアイコンが溢れかえることになる。 iPhoneやiPodに溢れかえるアイコンもそう.. 結局アプリが多くなるとあれれれれ..となってしまう... 実に美しくない..

個人的にアイコンによるGUIはアプリケーションやファイル数が数えられるぐらいの場合に有効なものだと思っている。結局膨大になったファイルやシステムのカオスをうまく渡れるのは"検索"であり、どうせ分類整理しても何時かは分類が破綻して埋もれてしまう、だったら最初から分類だのせずに検索、というGoogle的な考えが勝利するのではないかと思っている。



という事で当方のデスクトップ、主要なアプリはgkrellmのプラグインのランチャーと、e16のメニューに仕込んであるのでさっと立ち上げられる。おおむね単純作業しかしないのでその他雑多な事は端末エミュレータで事が済む。アプリの最小化アイコン以外アイコンのないシンプルでクリーンな世界..
バージョンup毎に違うインターフェースを押し付けられたり、ある日突然サポート切られたり、というお仕着せのない世界.. 自分が良いと思うものを自由に選んで使える、それがLinuxのデスクトップの良いところである、と思う。

--
ということでインストール編おわり

最後はつまらないウンチクになってしまったが、逆に言うと、Debian squeeze amd64のインストールは全く問題なしで他に語る事が無かった、という事である..

最終回 パフォーマンス編 につづく

今日の 激安サーバー NEC Express 5800/S70 Type PJ のナゾ 購入編

買い物メモ+ Linuxメモ
---
これまで使ってきたPCは2009年に組み立てたAtom330マシンである。

省エネながらそこそこのパフォーマンスを持つ新世代のCPU、という事で一時流行ったわけであるが、YouTubeで720pの動画が普通にupされるような状況の昨今、これではやはりパワー不足。巡回するWebサイトなんかもやたら重いサイトがあってなかなか開かない、なんて事もある。Google-Earthも動作するというだけで地球をグリグリなどはとてもできない。





そもそもこのケースがボロで、電源がうるさく熱がこもる窒息ケース、本来ファンレスのAtomにCPUファン追加しなきゃならなかった、など、3万以下で組めたとはいえ、正直満足度は低かったのである... しかしまぁそこは大人、買ってしまったものは仕方がない、という事で細かいことは気にしない様に使ってきたのであるが、そろそろ潮時かなぁと..

---
んで、以前からNECやHPのエントリークラスのサーバーが超特価で、具体的には1万円台で売られている、という事は知っていた、のであるが、サーバー用なのでちょっと五月蝿いのでは、とか、一般家庭に持ち込むにはどうかな、と様子を見ていたのである..

が、今回とうとう、えいやっ、と購入してしまった。仕様をみて、これは結構ワークステーションとして普通に使えるのではと確信したからである..

どーん..
Assembled in Japan

NEC Express 5800/S70 Type PJ

NTT-Xという、怪しげだが あの NTTの関連企業という.. そういうネットショップでで購入。
他にもHPのエントリーサーバーも激安品が出てたりして、面白い店である.. 火曜夜に注文したら水曜に発送され木曜に到着、なかなか素早いデリバリーであった。

本体16800円送料無料。常識的にはちょっとありえない値段なのだが、買って後悔するか、買わずに後悔するか、天秤にかけて買ってしまった。8GB (4G+4Gデュアルチャンネル用)の安メモリも同時発注して19985円。

メインメモリー9GB搭載の小型サーバーが2万円....ありえない...
見た感じは、まぁ見ての通り、いわゆるミニタワーという感じの筐体なのだが、


腐っても鯛じゃないけど、そこはNECのサーバーマシンであり、それなりにきちっとカッチリ出来ている。今時USBが主流なので背面に6個もポートがあるが、しかしPS/2なキーボード、マウスとか、シリアルが2つ付いてるとか、この辺はマシン室に設置されたり、UPSと繋げたりというサーバー仕様からくるものなのだろう..

サーバーなので前後の給排気に気を使った作りで、上述のそれしか選べず仕方なしに買ったボロケースとか、宣伝文句だけで吸気口がほとんどない窒息ケースをうっかり買ってしまって後で困った...というこいつ

昔使ってた宣伝文句だけのボロ、SOLDAM MT-1200..
左が改造前エアフローなし品、右が改造後

....冷却性能だの低騒音だの嘘ばっかりの売らんがなありきの宣伝文句に騙された、ものを見る目のなかった馬鹿なおいらが悪いのだが..(まぁ全部アルミなので軽くて捨てるときに楽だった).....

という悲しい過去を持つ私としては、この当たり前に理にかなった、というか当たり前の設計のケースにとても良い印象を持った... 裏面から排気する分前面から吸気するわけで、それなりの面積の吸気口を然るべき所、つまりHDDの前あたりに設けるのが常識的な設計となるわけだ。
SUNのマシンなんかも昔から前面穴だらけでスースー。HPやDELLのサーバー機もそうだ。


これ、デザイナーがちゃんとデザインしてる風情があるよね。
ケース単体で10000〜15000円ぐらいの値段がついててもおかしくないと思う
(PCDepoなんかロクなのおいてない..)

肝心の中身は microATXな基板ですっきりまとまっている...
HDDのベイには3台積めるがさすがに今時のサーバー、SATAのみである。
ちゃんと増設用のSATAケーブルと取り付けネジも付属していた。


電源も高効率のもので、それなりの製品が採用されているように見える...


メモリーは DDR3 の1GB 一枚が実装されていた。まぁLinuxでファイルサーバーみたいな用途だとこれでも大丈夫だと思うが


当方はデスクトップというかワークステーションとして使うので増設した。
SILICON POWERという、なんとなく怪しげなブランドだが一応日本に代理店がある。
4GB二枚の8GBで3185円..


デュアルチャンネルは1と2、3と4とスロットを選ぶのだが、スロットの番号は端から1,2,3,4、ではなくこんな風になっている.. 


二枚の4GBを1と2, 付属の1GBを3に差して、合計9GB.. 


HDDは160GBのものが搭載されていた。で、こいつをシステム用にしてLinuxを入れて、ユーザーのデータ領域つまり /home 用にはHDDを新調することにした。これまでのAtomマシンは500Gだったので、今度は1Tを積むことにした。というか、PCDepotみたいな地方の郊外大型店などは売れ筋を高め価格で売る商売なので、500GB、1T,1.5T, 2T,3Tぐらいしか置いてない.. で、500Gと1Tの値段差は殆ど無い..ので1T、WD,日立、サムスンからしか選べないので3年保証の日立( 他は1年保証) という選択...

---
という事で.. 次回は Debian Squeeze amd64 インストール編...