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Monday, August 09, 2021

今日の Soundcraft Spilit Folio Notepad

 memo: Soundcraft Spilit Folio Notepad という小型ミキサーをジャンク入手したので整備して使えるようにした、というお話・・・

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またもジャンク品入手という凝りない話になるのだが、今回は小型ミキサーを入手した。Spilit というサウンドクラフトのサブブランドの小型ミキサーの電源なしのジャンクを見かけたので手に入れてみた。

Spilit by Soundcraft Folio Notepad

モノラル4ch ステレオ2ch つまり入力数は8ch、AUX1系統で、Returnがステレオで1chある。

ステレオの2chはいずれもフォノEQが掛かる様になっているので、アナログのLPプレーヤが直接2台接続可能と言うのは珍しいと思う。普通そう言う使い方ならDJミキサー使うとは思うが。

独特のデザイン、紫の樹脂筐体が格好いい感じ。少なくとも、現行の他社のものと対して変わらない形のものと違って、オリジナルで特徴的なデザイン。

あわよくば、現用の、やはりジャンク品を整備したヤマハのミキサーを置き換えようという目論見。ヤマハミのキサーは気に入っているのだが、最近スイッチ周りが接触不良になりがちだったりするので・・・出来れば置き換えたい。 ハズレても部品取りすればいいかなと。千円だったし。


1枚の基板に全部載っている、という、この手のミキサーとしては普通の構造。

何時頃の製品なのかわからないが、おそらく2000年代始めぐらいなのかな。ICはDIPで、チップ部品は不使用、そして意外なことに、中国製ではなくイングランド製となっているので、最近の商品で無さそうなことは確かだ。

筐体はプラスチックでフロントパネル面だけは金属。とても軽いミキサー。


使用オペアンプはすべてDIPパッケージのJRC製で、回路を追ったわけではないが、各チャンネルの入力系が 072,  ミキサー出力系が5532という感じに使い分けられているみたい。



ケミコンは・・・残念ながら信頼の日本製ではないし、電源レギュレーター周りに近接して居るのが気になる。このあたりのパネル裏に、うっすら茶色いヤケのような変色があった。一番の熱源はレギュレータなのだろうと思う。

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さて、電源アダプターが欠品なので、どうにかする必要がある。ネットで調べてみると、AC17.1V 400mA x2 CT付き、という定格のものらしい。 

実際回路にどれほど電流が流れるのか・・・ 最大±18V掛けられる実験用電源を持っているので、AC入力ラインに±18V掛けてみたら、


100mA程流れた。ACを入れる条件とは違うが、概ねオーダーとしてはその程度だろう。

(余談だけど、電源はAC入力だけど、DC入れても当然動くし、リップルノイズなどを極小にしたければ、DC供給にするとか、あるいはポータブルで電池駆動も可能なはずだ。レギュレーターが働かない低めの電圧でも定格は満たさないかもしれないが、動くはず。ファンタム電源はACから作ってるふうなので電圧はでなさそうだが・・)

なぜ電源なしのものを買ったか、というと、使えそうなトランスのデッドストック品を所有していたからなのであった。 

古いタンゴの製品なのだが、いずれ何かの電源に使おうと、ずっと持っていたもの。

18V0.25Aと、純正より若干電圧が高く、電流容量は少ない。電圧が高い分はレギュレータが押さえてくれるはずだし、電流もアダプタ定格までは喰わないだろう、という楽観的な考えで進める。

こんな事もあろうかと、何年か前にジャンクで入手していたケースとパーツセットが日の目をみる事にもなった。誰かが何かを作ろうとして果たせず売りに出た感のあるエレキットの未開封ジャンク品。買っておいてよかった。


いつもの通り、実にテキトーに工作・・・


AC無負荷で21Vぐらい、ミキサーをつないで1V落ちるぐらい出てたので、抵抗を直列に入れてみた。これで更に1V程落ちる。レギュレーションが悪くなる馬鹿な考えでもあるが、実動作で18-19V当たりぐらいになるはず。 

シャント抵抗入れてブリーダー流すという手もあるけど、適当な抵抗も手持ちにない。追加費用を掛けない方針なので、あるものでなんとかする。


さて、元々ピンヘッダみたいな3端子のコネクタで電源供給する様になっているのだが、そんなコネクタの手持ちはないので、別のものを付けることにした。最初は3ピンのXLRにしようかとも思ったが、Moogのテルミンは5ピンのDINを使っているのを思い出した。MIDIと被るので気持ち悪いが、MIDIは真ん中の3ピン (番号で言うと2,3,4)、Moogのテルミンは 真ん中と両端(1,3,5)を使うということで、万が一寝ぼけて接続しても焼けたりはしない・・はずだ。

MIDIでつかう5ピンのソケットは2つ手持ちがあった。また、MIDIケーブルも、5ピン全部配線されている真面目なケーブルのストックが手持ちにあった。これも古いKORGのデッドストック品を入手していたものだ。ということでDIN端子を使うことに決定。

(余談だが、手持ちのヤマハのMIDIケーブルはMIDI用の3ピンしか配線されていなかった。KORGは真面目、ということなのかとも思ったが、おそらくDINシンクというMIDIとは別規格の接続にも使える様にということなのかもしれない)

信号用のケーブルで電源というのも気持ち悪いが、せいぜい100mA前後しか流れないから、問題ないだろうと。


プラ筐体に穴をあけてDINのソケットを実装して


動作確認を行った。

全チャンネル、ちゃんと音が出たし、ノイズレベルも、まぁ普通に使えるレベルだと思った。
この小さなポット、洗浄剤を吹いても中まで届くのかどうかわからない形だけど、一応軽く吹いておいたが、幸い今の所大きなガリは出ない感じで、これも普通に使えるレベル。


供給電源電圧が若干高めなのがやはり気になるだが、しばらく放置しても、筐体が極端に熱くなるという感じでもないので、大丈夫だろうと、多分。 気休めだが、レギュレータ付近の筐体裏や背面ににドリルで放熱穴を開けておいた・・ 

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ということでヤマハの代わりに使うことにしたわけだが、今度は置き場所に困った。ヤマハと入れ替えると、入出力プラグがその上に設置した棚板につっかえて挿せない。ヤマハのは背面からプラグを入れる形なので上側のスペースは要らないのだが、このミキサーは上側から挿すので上が開いていないと使えないのだ・・・

で、プラ筐体の軽さを利用して、壁から吊るす形となった。ネットに引っ掛けるラックのフックが、ちょうどプラ筐体の外周部の隙間に引っ掛けられて、安定して吊るすことが出来た。


ということで早速使いだしている。

まぁ、当たり前だけど、動いてしまえば、まぁこんなジャンクでも普通につかえる。


ただし耐久性とか、所詮は経年のジャンク品なので不安要素ではあるが、まぁ何年かは使えるんじゃないかな。

おしまい