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Saturday, August 31, 2024

Today’s Aria Sinsonido

 memo: Aria の Sinsonido という一種のサイレントギターのジャンクが出ていたので買ってしまった、とても気に入ってしまったという、しょーもないお話

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エレアコ的なギターがあればいいな、と思いつつ、弾けるわけでもなく、買ったところで音も出せない、置き場所もない・・・ 

ミニギターならいいかな、なんて考えつつも、新しいものをホイホイと買える身分でもない・・・

という時に、ハードオフのジャンクとして出ていたのが、これ。 結構古そうだけど、状態は特に悪そうにも見えない、電池を入れて音が出るのも確認した・・・ので買ってしまった。

Aria Sinsonido 型番はよくわからないけど

アメリカのメーカーのライセンス品らしい
ヘッドレス、ゼロフレット仕様


ボールエンド仕様の弦を使う前提の機種だけど、普通のナイロン弦の端を結んで玉をつくってやれば引っかかって問題なく使える。ネックは普通のナイロン弦のギター=クラシックギターよりは細いけれども、手持ちのエレキよりは弦間隔が広く、ちょっと太い。


ブリッジとチューナー部分。この黒い円筒のブリッジの内部にマイクが仕込んであるらしい。 それもピエゾではなくエレクトレットコンデンサマイクという話らしい。
ギターアンプにつないで近くに持っていくと、フィードバックする。コントロールはボリウムとトーン。

このモデルは、ブリッジが固定なので弦高調整は出来ない。
当然オクターブ調整もできない。高音弦側で高いフレットでピッチが上がるのが少し気になるが・・・クラシックギターとか、どうしてるのか、よく知らないので、気にしないことにする。調整できないから仕方がない。

弦高は12フレットで4mm程で、これが鉄弦のエレキやエレアコなら、ちょっと高すぎるのかも知れないが、ナイロン弦のギターは、どうもこれぐらいが普通らしい。最初は抵抗があったけど、ナイロン弦は鉄弦よりは柔らかいので、慣れれば全然問題ない。これ弾いたあとにエレキに持ち替えると、逆にものすごく低く感じて、かえって弾きにくく感じるから、不思議だ。トレーニングに良いかも知れない・・

アルミの疑似ボディー、本来は樹脂に覆われてるらしいのだが、脱落してむき出しになっていたので


ホームセンターで売っていたウレタン材質を接着剤で貼ってみた。
鉄製の戸棚のアングルや金属板の端に挟んで子供が怪我をしないように保護するなど、保護用の素材として売られているもの。車のドアやトランクなどについてる、ウエザーストリップという防水機構のゴム、あれに似た材質と形のもの。

実は、あまりうまく貼れてないのだけど、遠目にはいい感じにはなった。



電源は006P.電池ボックスを開けて電池を外すと、トラスロッドの頭が出ていて、調整出来るようになっている。

出力は標準プラグの、ステレオ仕様だった。直接ステレオヘッドフォンを刺して音が聞ける様になっている。ラインとして普通のモノのシールドも刺さる。そうすると原理的には右チャンネルがショートしてしまので、内蔵アンプの負荷になりそうだけど、とりあえず音がでるので気にしないことにする。

とにかく、軽くて、かさばらず、ナイロン弦のポロロんという弾き味に和みを感じて、とにかく、ジャンク品だったけど、とても気に入ってしまった。


★ 余談 ★

で、ちょっとやってみたいことがあった・・・このギターはいわばヘッドレスで、しかもボディーがなく、ボディーの輪郭をアルミ棒で形成している。

ということは、膝の上に乗っけた時にバランスが取れる KleinElectric的なものが簡単に作れるかも知れない・・・ということで、アルミ棒を買ってきて適当に曲げて試作してもたのだが・・・


全然バランスが取れない。KleinElectricのあのボディーは全体のバランス、重心位置などからあの形になっているのであって、形だけ真似してもダメらしい。

しかし、このギターは1x4とか2x4的な板一枚から削り出して作られている。指板、ネック、ボディー、全部一体の完全なスルーネックで、とても軽い。ウクレレみたいにストラップ無しで手に持って弾いても全然苦にならない。

むき出しのアルミ枠にウレタン貼ったら座って弾いても、とても安定して、膝と右脇の所の枠&ウレタンのグリップ、そして本体の軽さで、完全にポジションが決まって安定する事がわかったので、このアイデアは、ボツ・・・

おしまい

Thursday, September 21, 2023

今日のKORG KR mini ジャンク修理

 memo: KORG KR mini というリズムマシンのジャンクを入手して修理してみた

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ノブがグラグラしているKORGのリズムマシン KR mini というもののジャンク品を見つけたので、つい買ってしまった。300円だったし、ポットが壊れてるだけだろうから、直せるんでないか、という安易な考え。

ノブがぐらぐらで音が出ない故のジャンク扱いという読みで、持って帰ると、とりあえず不安定ながら一応動作はするものだった。デジタルな回路が壊れてたら直せないので、当たりを引いた・・


テンポのノブも音量のノブも、どちらもグラグラ。
音量ノブ、音は出たり出なかったり、接触が不安定・・・
テンポノブも接触は悪いが、こちらは変えられる・・・


試しにポットを外して、緩んだ金具をカシメ直してみたが、効果がなかった。

修理としては、とりあえず音が出ればいいやと言うことで、音量側のポットを、手持ちの半固定抵抗にすげ替えてしまった。なるべく金をかけず、手持ちの部品だけで直す、と言う考えだ。

10K B


音量は固定にして使う分には問題なかろうと思ったのだが、甘かった。
テンポのノブもグラグラで接触不良、それでもテンポ設定はできるのだが、鳴らしていると、どんどんテンポが速くなってしまうのだ。テンポが固定できない。
流石にこれでは使えない・・・ 


ということで、ちょっと悔しいが、互換性のある部品を買って、まっとうに修理することにした。ポットのオリジナルの型番は分からないが、形から使えそうだと言うものを共立エレショップ(通販)で見つけた。


品名:9型絶縁軸スナップインタイプ 基板用可変抵抗器 Bカーブ 10kΩ
型番:RK09K1130AAU 10KB
ということで、交換を敢行


ピエゾ素子はベロシティー検出用か?



※)この基板を外すのが結構大変だった・・・

余談だが、この機種のアンプはPWMらしい。スピーカー端子の波形を観察してみると、矩形波が揺れているのがわかる。フィルターレスの設計なのだろう。


AMラジオを近づけるとノイズが検波され、歪んだドラム音が出る。



大きさにしてはパルシブな大きめの音がする。スピーカーは、楕円の小型だけどマグネットも大きく、ストロークが取れそうなものが付いている。薄型TVに使われそうな感じのもの。


ということで、とりあえず、ちゃんと使える様になった。
安いPCM音源なのだが、割と太い音がする。KROMEのデフォのピアノにアサインされているドラムキットと、とても似た音がする。ベロシティーが入れられたり、オリジナルのパターンを組めたり、チェインを作れたりできるので、せめてvolca的なシンク出力でもあれば・・・ と思うが、同期関係は何も付いていない。
せめてBPMを決め打ちで設定できればとおもうが、それもない。

つまみだけ回して、感覚的に、簡単につかえる、ギターなどの練習用を意識した機材なんだと思う。

★★
※) なお、この機種、筐体を開けるのは簡単なのだけど、基板の脱着はコツがいると言うか、引っかかってデッドロック、ちょっと困った。 
筐体デザインが凝っていて、基板がスポッとすんなりは入れられない。サイドパネルのジャックに合わせて斜めにして入れるとポットの軸が筐体穴から外れて干渉、さりとて筐体と平行を保ってポット軸がきちんと穴に入るようにする・・と基板端がサイドパネルと干渉して入らない。スピーカーはナットで止まっているが、ソケットで回してみても空回りして外せなかった。仮にナットが外せても、スピーカーが基板と干渉するので引き抜けない気もする・・・ 

スピーカーのあるパネルとジャックのあるサイドパネル、両方を こじ開ける 感じに力を入れて、四苦八苦して、なんとか着脱した。
それで思ったのだが、もしかしたら、元の所有者、あるいは販売店が、ガリ取りかなんかを目論んで、筐体を開けて基板を取り出そうとした時、なかなか外れないので力任せに無理をして、ポットの軸をコジってグラグラにしてしまったのではないか・・・という可能性があるな、と思った。どうでもいい話だけど、構造はシンプルだけど組み立てづらい機種だということだ。
おしまい