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Saturday, October 20, 2018

Today's Gakki Fair 2018 Video clips : 今日の楽器フェア2018

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なんとなく、今回も見学してきた。ということで感想などを。

特に何を見るべくもなく、うろちょろして、触れる楽器を触って帰ってきた・・・
という様子を、いつものように適当にビデオに撮ってきた。

電子楽器類は、どのブースもヘッドフォンの試聴がデフォなので、ビデオで撮ってもつまんないけど、まあ仕方がない。なにを触ってきたかぐらいの、個人的なメモビデオだし。

帰ってきてから、最近シンセに力を入れてるベリンガーを失念して全く何も見なかった事に気がついたマヌケ。

KORGのprologueという新しいアナログポリシンセは見たかったのだが、上のビデオに映ってるオッサンがKYで延々とその場を離れず、その後ろに腕組みしながら外人さんが順番を待って・・しばらくその辺をうろちょろ時間を潰してみたのだが実にKYなオッサンで延々とprologueを独占してたので諦めてその場を離れた・・
2度めに訪れた時はデモライブの混雑で入り込みにくく、3度めは開いていたが・・・ ヘッドフォンが外されて音が出なかったという・・ KORGの展示のセンスは他社と違って、家庭内の部屋を模したコンセプトは良いんだけど、オープンスペースの普通の展示方法と比べると、単純な試聴みたいなものには向いてない気がする。 部屋にして閉じてしまうと、人間の動線も閉じてしまって、あのオッサンみたいな、その場を離れないKYが出てくるんじゃなかろうか。そういう意味で、今回のRolandの展示はオープンな感じで好ましかったと思う。ヤマハはいつも面積をとても広くとりサポート要員も大勢居る王者の貫禄で文句なし。 

基本、市販製品なら都内の大手楽器店にでも行ったほうがゆっくり触れるとい雰囲気は、こちとら1500円払って見に来てるんだから、もっと触れる環境、展示方法にしてほしいなとも思う。

なんとなく、だけど、前回、前々回と比較するとパワーが落ちてる感じがして、景気の悪さが現れてるのではなかろうか、と思った。生ピアノとか展示してるブースが減ってる気がした。

いつも気になってたライブなどの爆音は、今回はかつてよりはマシな感じだった。なんらかの規制でもしたのかも知れない。

企業ブースで配るお土産のたぐいも、今時はツイッターに投稿したら、とか、アプリがどうの、スマホを持ってないとステッカー1枚貰えないみたいな風潮で、スマホを持たない人間は人間じゃないという事を感じた。 バブル真っ盛り、サンシャインでやってる頃行ったことがあるが、あの頃の方がフロアで別れてたり、爆音ライブがあちこち同時多発ということもなく良かった気もする

ヤマハやカワイのステージピアノは鍵盤が質感も弾き心地、タッチも、とてもよい。値段も高いし重たいけど。特にカワイのは、大きくて、上面後部がたいらでノブも何もないデザインなので上に色々物が置ける、地味だけどとてもよいデザイン。 反面KORGの新型は音はともかく、そこまでよい鍵盤では無いのと、プラスチッキーな黒テカデザインは外してる気がする。SV1のままでいいのに。 

カシオは本物のピアノ的なハンマーアクションを出してきて、これもなかなかよかった。ただ、採用機種は家庭用のアップライト型なのt,タッチがちょっと他社と違う気もしたが。カシオのは安いモデルのピアノ鍵盤でもタッチはともかく剛性感はあって、正直今使ってるKROMEがいかにダメかという悲しい比較になってしまう。NORDのはよかった。欲しいけど、これも高いんだよな。
次買うことがあるなら、カシオみたいに安いものにするか、いっそNORDみたいなものにするか。

個人的に、前回もみかけた、ビデオ中頃に映ってる小型のチェンバロみたいな、クラビコードみたいな楽器が心に刺さった。ただこれも手作り風なので、見た目は玩具っぽくても価格が高いという。

会場でオレンジ色のバッグをやたら見かけたのだが、ORANGEというギターアンプブランドが配ってた。これはスマホがどうのとか無しで配ってたので貰ってきた。今回一番目立ってたと思う。
エレハモとか外人スタッフが居て、力を入れてる感じに見えたが、エレハモって、キョーリツって所が代理店なんだね。ギター、ベース類とかは見なかった。弾けないのに欲しくなっても困るし。

アウトレット、物品販売もあったが、ざっと見ただけだが、これは、というものは見つけられなかった。

と言う感じでした。お粗末さま






Saturday, July 07, 2018

Today's Nostalgia : KORG Krome/minilogue/MS-20 mini/volca beats

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memo :

毎度おなじみのジャンク品入手で、今度はSONYのFX-406というTVラジカセ。

1979年製ということだが、一応動作するものであった。カセット部はベルト交換が必要であった。
ラジオはFM,MW,SWの3バンドでそこそこ使えるのだが、残念ながらフィルム式のダイヤルが思いっきりズレており、フィルムもたるみ気味、本体から外す方法もよく分からない感じで、調整したいが、壊しそう気がするので手を付けず。 

TVはCRTの白黒、当然とっくに廃止になったアナログなので、全く何も受信はできないが、これまたジャンクで入手したプレステ用RFコンバーターを改造して、レコーダーなどのコンポジット信号をRFに乗せてアンテナに繋ぐと受信可能であることを確認した。

という事で、昔のアナログの白黒TVの画を作る画像エフェクトに使えるであろう、と言う実験として作ってみたのが冒頭のビデオ。

RFモジュレーターのからみなのか、TVとしてヘタってるのか、わからないが、メダカノイズやら、ジッターの様な水平の乱れ、垂直同期が偶に飛ぶ、なんだか昔なつかしい、写りの悪いテレビそのものの画像が得られた。

こういうアナログ特有のノイズや乱れた画像は、なかなかデジタルのビデオ編集のエフェクトでは作りにくいもの。 しかし、こうやって、本物のアナログTVを使うと簡単に実現出来る・・・ 


Sunday, June 24, 2018

Today's Yamaha VA-10

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先日入手したVA-10を三脚に載せるアダプタ的なものを自作したので、三脚に載せて、テストとして音を録ってみた。演奏は酷いものなのだが・・・音は案外綺麗に録れることがわかった。

Monday, June 11, 2018

Today's Noise Toaster : Noise Toaster の組み立て

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memo : 秋月から、Noise Toaster という自作アナログ・シンセのキット、というかパーツセットが発売されたので組んでみた、というお話。 予想以上の素晴らしさ
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さて今回は、ノイズシンセサイザーを組み立てた、というお話。こういうキカイを作ってみたのであるが、こいつは

昨年日本で翻訳版が出た、 Make マガジンの アナログ・シンセサイザーという本に出てくる、Noise Toaster という音源である。 


最初、ノイズシンセサイザーという事で、あまり興味がわかなかった。ちゃんと音程を演奏出来るものではないので、どうしたものかという考えもあり、また、同じものを作るのにも、部品集めも面倒、基板も海外から買うか、自分で作るか、蛇の目基板でて配線するか、ひと手間、ふた手間掛かるので踏ん切りが付かない。

とりあえず読み物として本は買っていたのであるが、なんと最近秋月電子でパーツセットが売りに出てるという事がわかり、お値段もお手頃で、早速買って組んでみた、みたというわけである。


キットといっても、パーツセットで、パーツおよびパーツリストだけ。
組み立てマニュアルは入っていない。パネル無しとパネル付の二種類があったが、パネルを自分でレイアウトして加工するのはなかなか大変なので、迷わずパネル付にした。

ケースだけは自分でなんとかする必要がある。とりあえず手持ちの買い置きの木材でオリジナルと似たような箱を作る事にした・・・


四角い木枠を作る時、クランプと接着剤で組もうとしたら、クランプがギリギリ挟めないサイズとなった・・・ スコヤ的なジグで直角を確認しながらクランプしたかったのだがそれが出来ず、しかたなしに、接着に加えてクランプ代わりにドリルで下穴を開けて木ネジで締め込む形で組んでみたのだが、やはりねじ込み、下穴などのわずかのズレから直角が微妙出ずに歪んだ枠になってしまったのはご愛嬌・・・ 四角い箱をキッチリ四角に組むのはなかなか難しい

パーツセットとはいっても、多数の抵抗などが個別分類もなく袋に入っているので、その仕分け分類がなかなか手間が掛かる。カラーコードを見ても見分けが付かなかったりするのは年齢のせいでもあるが、大雑把に色でわけて、テスターで確認、ダブルチェックすると間違いがないと思う。


パーツセットなので組み立ては書籍参考、というのだが、肝心の書籍は図が小さすぎてとても見にくい。また確実な作業には書き込みチェックなども必要なので、MFOSのサイトのNoise Toasterのページの図や写真を印刷して使った。書籍は回路図もこま切れで、回路図の書き方もとても見づらい書き方がされているので、製作には本家サイトは必見ですな・・・



部品実装は、部品の値を見ながら行うのが楽だとおもう。例えば、抵抗を端から順番に、機械的に、図に書いてある抵抗値の抵抗を拾って、基板の図の場所に取り付けてゆく・・・



基板が出来たら、パネルの部品実装と配線・・・

そして最後に、基板とパネルの配線・・・


予め、基板へ配線するリード線をパネルから出しておいて、 X10 などと接続先をラベリングして、基板を乗せたらそのリードを所定の場所にはんだ付けする。 トラブルシュート、故障などの修理や改造の事を考えるとリードは余裕があったほうがよい・・・ が、ちょっと余裕をもたせすぎたかもしれない。一応基板をひっくり返して裏側の半田面が楽に出せる様にしてある。


パネル実装も特に難しくはないのだが、マニュアルゲートようのプッシュボタンのスイッチ、キットに入っていたものは基板実装用のDIPピッチのピンが出ているもので NC/NOの3端子が出ているものだったのだが、これはビニル線配線には不適なもの。ハンダ付けのために線をピンに巻きつけると間隔に余裕がない感じだったので、手持ちの NOだけの、ちゃんとリード線用の端子の付いたものに取り換えた。

作った木枠の表側にはパネル、裏側はスピーカーと電池ボックスを実装し、裏蓋にはヒンジを付けてドアのように開閉でき、ローレットネジで木枠に固定する事とした。


元々は 9Vの集積電池 (006Pタイプ) を使う仕様なのだが、昔やはり秋月で買ったきり眠っていた単三 6本用の電池ホルダーを付け、 006P と 単三 どちらでも使えるようにした。


裏蓋固定のローレットネジ用に鬼目ナットを仕込んだ・・・最初はヒノキ材を直角三角形にして接着したのだが、穴開けてナットを押し込むと破断してしまった・・ので柔らかい裏蓋と同じベニア材で作り直したのがこの形・・という事もあった・・ ちなみに木枠は1X4と同じ厚さ、幅に製材されたヒノキ材、塗装は失敗しにくい(目立たない)ので、木工にはいつもオイル仕上げとしている・・・ 





いまこうして写真を見ると、SPの端子の出し方が素直じゃない事に気づいた・・ たしか横開きにするか、ヒンジの位置を迷って、とりあえず先にSP実装してから、最終的に今の開閉方向に決めたので直してない・・・


SPは穴にアルミネットを張って破損防止としている・・・


なんとなく、サイトで使ってるロゴを張ってみた・・・


という事で完成して、その音などを冒頭のビデオに録ってみたのだが・・・

自分で設計したり考えたりしたものではない、またどういう動作、操作感や音が正しいのか全く知らない新しい楽器なので、正直、わからない。例えばフィルターを閉じた時の音も、高音は完全には落ちない音とか、その効き具合が正しいのは仕様なのか、組み立てが間違ってるのか、とか。
いちおうフィルターもレゾナンスも効いているのだけど、効き方が、例えばMS20とかmonotronの奴とは随分違う

特に調整するところもなく、正直どこか部品を付け間違ったり、配線を間違ってるのかもしれないが、とりあえず音が出て とりあえず冒頭のビデオの様になかなか良い音、ノイズが出てるので、間違ってないのかもしれない・・・ まあ、こういう音の楽器が出来たのは確かだ。

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書籍を買う前に、ノイズシンセ・・ どうなんだろうか、とネガティブに考えていた自分の認識がいかに間違っていたか、その面白さ、音の良さを実物を手にして感じた。

小さいシンセとしては、これまで、 KORG の monotron学研の SX-150等を実際手に入れ触ってみたが、本機種は、そのどれとも違う発想の楽器。前者の楽器は、チープとは言え、なんらかの"音程による演奏"を前提にリボンコントローラーなどが装備されており、音を出す音程、タイミングは人間の完全手動である。

一方このNoise Toaster はトリガーは自分でも掛けられるが、基本はAREG すなわちアタック/リリースエンベロープ・ジェネレーターが自律的に勝手にアタック/リリースを繰り返して、まるで自動でトリガーが掛かってる風に動作する。この機構に加えてLFOをフィルターやVCOに介入して、より複雑なリズム的な変化が起き、この機械が勝手に面白い音を紡いでくれる。

アナログ・シンセの流れとして、鍵盤がデフォの東海岸のMOOGと鍵盤なしがデフォの西海岸のBuchlaがある、なんて言われるが、 先のmonotronや 学研シンセが小さいながらもMoog的とすれば、この Noise ToasterはBuchla的なのかもしれない。

今シンセはアナログブーム、モジュラーシンセブームとか言われるが、モジュラーシンセはなかなか買うのに勇気が居る・・ 置き場所とかもそうだけど、底なし沼的な趣味の深さを目の前に、なかなか入り込めないでいるのだが、こういうスタンドアローンの小さい自作シンセみたいなものでも、十分"鍵盤の無いシンセの世界"を楽しめる物が出来、また出てくる音も素晴らしいものがある、という実体験ができた。 これは久々に自分的に大ヒットの買い物になった・・・ 

電子音楽好きの方で、ノイズとかアンビエントみたいなものが嫌いでなければ、はんだ付けが嫌いでなければ、超おすすめのキットと言えると思う。

このシンセの作者は、2年前程に他界されたそうで、つまりもう新作は出ないのが残念だ・・・









Monday, May 14, 2018

今日の Yamaha VA-10

memo: またまたジャンク物品購入メモ。 ヤマハの VA-10という電池で動くポータブルアンプの音出ませんジャンクを入手したら特に直す所もなくそのまま音が出たというつまらないお話・・・
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YamahaのVA-10という、ちょっと古い、小さな楽器用アンプのジャンクが、音出ませんという表示で500円で出ていた。 今時のDSPの入ったアンプと違って、全部アナログなので、難しい故障ではなかろう、単純な故障なら直せるはず・・・ などと、またまた悪い癖が出てしまった。500円だし。

さて汎用のACアダプターでチェックしてみると、音出ませんという表示は何だったのだろうか、普通に、ちゃんと音が出た。ボリウム類は若干ガリが入ってるが、Bass Mid Treble のトンコロ、ディストーション、コーラス、ディレイ全機能正常動作であった・・・ 拍子抜け。

筐体を拭いてみると若干茶色いものが付いてきたので、喫煙者の部屋に置かれていたようだが、酷いヤニの匂いという程もなく、軽いクリーニングだけで普通に使えるものであった。


つまんないので、チェックがてら開けてみた


ステレオのAUX入力端子があり、アンプとしてもステレオ構成で、パワーアンプチップもステレオのものが使われている。 スピーカーも案外しっかりしたものが付いていた。ラジカセ用なんかよりはマグネットも大きいし、この辺は楽器用という事なのだろう。


基板は片面、思った以上に複雑なのは、アナログコーラスやディレイまで付いているからなのだろう。

オペアンプ類は三菱、コーラス・ディレイ用のBBDは松下、パワーアンプは東芝と半導体類は安心と信頼の日本製。


ただ、ケミコン類は残念ながら、全て、非日本製。時期的に不良ケミコンが問題になった2000年代前半の生産物ということで、品質に懸念があるが、しばらく音出し通電しても問題なく、特に問題は出てない模様。電池で動く程度のものなので、それほど心配しなくてもよいのかも知れない。

そもそも、こういう楽器アンプを毎日長時間使う人はあまり居ないだろうから、通電時間もテレビやPCなど一般家電とくらべれば遥かに少ないはずだし。

アンプはTA8229P






 筐体はプラスチックなのだが、パネル面はしっかりとした鉄のフレームが入っており、ボリウム類がナットで止められている。中国生産の、安い練習用、ポータブルアンプではあるが、一応きちんと作られている。腐ってもヤマハという事で、品質や信頼性が担保されているわけだ。



楽器入力としての音質も特に問題はなさそう。ベース、ギター、キーボードなど、何でも使えるのだが、AUXにiPodを繋いで音楽を聞いてみると、なんだかラジカセの様な、音量を上げると元気だがちょっと暴れた感じの音で、あまりHiFiではなかった。プラスチックなので筐体を叩くとカンカンと響くのだが、そういう響きが悪さをしているのかもしれない。 
全体をギターを中心とした楽器用として音質を作っているのだろうと思う。


2018/06/22 追記

三脚に取り付けられる様な木枠的なマウントを作ってみた。床に転がしておくよ使い勝手も音の通りも良くなる感じ・・・ 音響用のスピーカー用三脚はゴツくて狭い部屋に置くのは無理、マイクスタンドだと安定性はいまいち、という半端な大きさ、重さのアンプだが、中〜大型のカメラ三脚だとピッタリ。ちなみにこの写真で乗せてるのはこれまたジャンク入手したmanfrotto




ということで、楽器遊びの玩具がまた一つ加わった・・・
おしまい





Thursday, May 03, 2018

今日の Manfrotto 055CB + 141RC雲台のノブを自作してみた/さらに344B入手: 特別付録 Ultrapod II とは

memo: Manfrotto の 055CB というちょっと古い三脚を入手、付属していた雲台141RCのノブ2本が欠品だったが、この部分はM8ボルトが使えるので、自作してみた・・ 
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どういうわけか、デッドストックかなにか、訳ありなのだろうが、殆ど使用感も傷もなく、出荷時にグリスアップされたものがそのまま残ってるかのようなマンフロットの三脚が売りに出ていた。
雲台にちょっとした擦れた傷があったが、同様に使用感は感じられないので、売りに出た後に付いた傷なのかもしれない・・・ ただ残念ながら、この 141RCという雲台は、3本のレバーのうち2本が欠品、カメラプレートも欠品というものだった。 その辺はなんとかなるかもしれない、と言うことで、入手してみた。


Manfrotto の三脚のパーツは、manfrottospares.com から買えるという事が分かったのだが、レバーは、どうも単品では在庫がなく、3本セットで3000円程になるらしい。海外発送になるので、送料もおそらく数千円は掛かるだろうから、結構な出費になるので、DIYでなんとかすることにした。

この141RCという雲台のレバーというかパン棒というか、こいつは、直径とピッチから、M8ネジが使えそうだったので、


 M8ボルトとノブチェンジ(ノブスターもどき)でそれっぽいものを仕立ててみた。


これで十分実用になるのだが、ちょっと見た目が悪い気がしたので、



こんな感じの木製のグリップを作った。



DIY Handle for Manfrotto 141RC

ホームセンターで見つけたセンターに穴の開いた円柱木材にM8ボルトを通して、爪付きナットで固定しただけの簡単なものだ。円柱は昔テルミンキットを作った時に使ったワトコオイルの残りを塗ってみたが、まぁまぁの仕上がりになった・・・かな。


ちょっと太くて、大げさで、重たいけど、ノブチェンジよりは見栄は良い気がする。


ノブチェンジからの方針転換でちょっと試行錯誤したが、大した出費なしにレストア出来た感じ。
カメラプレートはアマゾンで純正が1500円ぐらいであった。

この055CBという三脚は、結構古いもので、アルミ製でそこそこ頑丈なのだが、ちょっと重いのが欠点。この種の三脚は今はカーボンがトレンドなのだが、当然高価なので、ちょっと使いたい程度の目的ではなかなか手が出ない。

足は3段伸び、センターポールは2段に伸びるので全部引き伸ばすと自分の背丈より高くなる。
スチルで使うことは殆どないと思うが、室内外でのビデオ撮影に使えればと思っている。
そういう意味で、本当はビデオ雲台を付けてみたのだが、結構高いので今後の課題とする・・・


2018/05/31 追記: 同じ141RCの付いた344Bを入手

某所に、 上述の様にノブを作った141RCが載った Manfrotto 344Bのジャンクを発見。
1500円・・SLIKのストーンバッグを改造した物と、なぜだか ケンコーのHandy Boy という UltraPod IIのOEM品の小型三脚が脚にガムテープでグルグル巻になって付加されていたりして、弄った形跡がある。 ぱっと見、使い古されて捨てられた感が出てる、何か問題がある故の価格なのか。

他所では同じぐらい擦れた雲台だけでも4千円ぐらいの価格を付けて売られてたりするので破格・・ なにか落とし穴でもあるのだろうかと、 その時は買わなかったのだが、一週間後も売れ残っていたので、えいやっと買ってしまった。 


UltraPodがガムテープにぐるぐるまき、これにはちょっと閉口した。剥がすとテープの糊がベトベト。レモンオイルやパーツクリーナーでなんとか除去した。344Bの脚2本にはラバーのプロテクターが付いていたのだが、綺麗にするのは難しそうなので除去した・・・ ガムテープは応急処置などには便利だろうが、放置するとダメだね。 油脂系の溶剤がないと取れない。

ということで、無用な物を外し、クリーニングが終わると、中古故の使用感、擦れは多少あるのだが、使い古して捨てられたものという感じはしない、なかなかのコンディションだった・・・
埃が付いたストーンバッグやらガムテープでとても汚く見えたけど、普通の中古として売れる、ほとんど良品だったわけだ。おまけに、UltraPodも付いて。


脚のロックが若干緩んでいたが、これは調整出来るので問題なし。 
結局脚のロックの調整ナットのカバーの小さな樹脂部品が一箇所欠品しているだけの他に不具合はなかった。

055用に作った自作ノブと入れ替えてみた。こうしてみると、自作ノブもけっこう味があるなと。


この344Bという機種は 055で可能な、脚の開度調節ができない、ローアングル向きではない、という以外には、機能的には055とほぼ同等のもの。 パイプ太さも同じ様で、脚の機構がシンプルな分055より丈夫かもしれない

 344Bの脚のヒンジ部分

 055CBの脚のヒンジ部分

とまぁ、こんな三脚沢山持ってても仕方がないのだが、今回の入手は、先日の055用のノブの部品取りとするだけではなく、


こう言う風に、狭い部屋の中ではなかなか設置しにくいスピーカーやら楽器アンプやらを載せる用に良いのでは、と思ったからだ。 本来こう言う音響用途のスタンドは、PA用の重たいスピーカーを載せる為のものなので、遥かに大きく頑丈なのだが、個人の部屋に置くのも大きすぎる。

小型のスピーカーやアンプなら、カメラ三脚も使えるだろう、という事なのだが、問題は荷重。
旅行用、携帯用の小さなものでは無理だが、055とかこの344ぐらいだと、雲台で公称4Kg、三脚は7Kg程度の能力があるらしいので、この程度の楽器用の小型のモニターやアンプであれば十分便利に使えそうである。 

これぐらいの能力の三脚では、今はカーボンが主流、実際持ち歩くものとしては、こういう中型のアルミ三脚は、ちょっと重たい。それ故捨てられる運命のものでもあるのだろう。
ただ三脚としては重たい方が重心とか耐風とかの面で有利だし、室内用には重さは関係ない、まして、こういう重量物のスタンドとしては、重たい方が絶対有利。誰かが捨てたらしい物がお宝に変わるわけである。

★★

特別付録 Ultrapod II とは


Ultrapod II とは、アメリカ製の樹脂製小型三脚である。


上が20年以上前にREIで購入したUltrapod II たしか$15位だった気がする。
下が今回B344Bジャンクにガムテープで脚にまかれていた KENKO Hady Boy。

商品名が違うだけで全く同等のものである。トランプも納得のMade in USA。


このベルトは色んな所にくくりつけて使う事ができるという、この商品の売りの一つである。
今回得たものは、ベルクロのベルトはガムテープでベタベタだったので廃棄、代わりにダイソーで売られてる似たようなベルトに換装している。長さがオリジナルに比べて短いので全く同等には使えないのが残念。


プラスチックなので軽く、しかし案外しっかりしたものである。一眼レフに標準的なレンズであれば、バランスを取って、なんとかギリギリ載せられる感じ。雲台の機構はシンプルだけど割としっかり止まる。

脚の先が尖っているのは、地面に突き刺して使う為の機構でもある。元から持ってる方はビニルのカバーを紛失してしまった・・


あまりメジャーではないけど、この種の超小型三脚としては抜群の機能性だと思う、個人的にはイチ推しの製品。例えば、ゴリラポッドとか、あれは視覚的なデザインは素晴らしいけど、特に小さいものは剛性とかイマイチ信頼感がない。マンフロットの小型のものも、デザインは素晴らしく、かなりしっかりした作りで、店頭で見つけて思わず買ってしまった程だけど、機能的にはUltrapod程のものは持たない平凡なものである。


例えばこう言うふうに使えるので、GoPro的なアクションカメラ、場合によってはPCMレコーダーなどと合わせて使っても便利だろうと思う。 


残念ながら、日本のアマゾンなんかの価格は高すぎる。元々が$20しないぐらいのものなのだからね。 ケンコーのものはディスコンになてっる模様。




↑Ultrapodを駆使して撮影した動画作例↓



おしまい