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Sunday, November 06, 2016

今日の 楽器フェア 2016 を見てきた

memo: 楽器フェアを見学してきたその記録
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KORG monologue Demo by KORG


KORGの新製品 monologueのデモに遭遇


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The TOMITA Memorial Museum


故冨田勲氏の楽器類の展示


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Gakki Fair 2016 video clips


その他適当に目についたものを流し取り。
ZOOM Q4で撮ったのだが、補助バッテリーを忘れてきてしまい、最後のピアノーバイオリン演奏撮影中にバッテリーが終わってしまったのでビデオはそこでオシマイ。

あとゲイン設定が不適切でゲインが足らずに多くが本来の音質で撮れてなかった。
電子楽器類は多くがヘッドフォンでの試奏になるので音も録れないし、かと言って展示物から勝手にライン引っ張ってというのもはばかられるし、一つ一つ許可もらうというのも、そこまでしてレポートする意思がなければなかなか行動できない。カジュアルな取材は難しいし、他人に見せるには浅いビデオしか出来ないが、まあ個人的な記録なので良しとしておく。

特に見たいというものも無かったので、なんとなく徘徊するだけになってしまったが、どうしても本物のピアノに目が行ってしまうのは、それが持てない身から故の性みたいなものだな。

ビデオの最初の方の楽器屋が展示していたローズは本当に良い音とタッチをしていた。
日頃電子音ばかりなので、たまには本物のアコースティックな楽器に触れて耳をリセットする機会になったかな。 基本弾けない人なので、本当に触っただけだったが、それでも、耳がリセットされると、しばらく自分のシンセのピアノがとても寂しい音に聞こえてしまう・・・

Saturday, October 08, 2016

今日の ジャンクなKM602を導入してみた

memo :  KM602という小型ミキサーのジャンクを入手、整備して使ってみた・・
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Yamaha の KM602 という古い小型ミキサーのジャンク品が500円で出ていた。 大分スレていたのがちょっと気になったので調べてみると、1986年頃発売されたものらしいが、案外真面目につくられていそう、という事が分かったので、入手してみた・・・



Yamaha KM602

一応電源が入り、動作もしたが、当然の様にポットやジャックのガリが酷いので、分解、整備してみた・・ 整備と言ってもアルコールや接点洗浄復活剤でポットやスイッチ、ジャックを洗浄するという程度・・



簡単なミキサーなのだが、ちゃんと15Vの正負電源となっており、AUX SENDが出来るのと、BBD素子のコーラスエフェクトが内蔵されているのがポイント。この仕様でなかったらスルーしていたと思う。


松下のBBD素子とドライバーチップ (MN3101, MN3007)

オペアンプはJRCの4558が主だった。 ベークの片面基板ではあるが、パターンレイアウトもそれなりに練られたものになっている。腐ってもヤマハ、アマチュア向けの安い機種とは言えちゃんと真面目に設計されている。



KORG kaossilator2 を繋いでテストしてみたが、古いジャンク品ではあるが、音質的にも問題ない事が確認出来た。基本がオペアンプ回路なのだが、ちゃんと15Vの正負電源が使われているのでそれなりのヘッドルームがあるし、ヘッドフォン出力も十分の音が出ていた。少なくとも電子楽器用途であれば十分使える・・・



と言う事で、これまで MS20mini, volca keys, volca bass, minilogue の4台をまとめてVOX DelayLabに送り込んでいた ベリンガーの超小型ミキサー MX400 を このKM602に置き換えてみることにした・・


ベリンガー MX400

MX400に関しては、小さくて、安くて、それでいて案外しっかりしているとても良い製品だと思う。ただこの機種は付属のACアダプターはノイズ(ハム)が多く、ゲインを上げ気味にするとすこしノイズが出るというのが欠点だと思う・・・



これまで KROMEのディスプレー奥に置いていた小さなMX400を降ろして


 この様に、DelayLabと2段重ねになる自作スタンド上に置いたKM602に置き換えた。
これまでMX400でまとめた音をDelayLabに入れて、そこから出力をメインミキサーに送っていたのだが、今回KM602に置き換えたので、DelayLabはKM602の SEND/RETURN に接続し、楽器毎にエフェクトのかかり具合を変えられるという改善にもなった。

BBD素子による内蔵コーラスも、S/Nが悪化する程もなく、ほどよいかかり具合(揺れが少なめだが広がり感が出る、アナログコーラスらしい甘い音)で、アナログシンセと相性が良さそう・・

古いジャンク品なので、今後の特性劣化や耐久性などに疑問も残るが、しばらくこれで遊べそうである。

個人的に、80年代〜90年代半ばまでの大手メーカーの Made in Japan の商品はケミコンや半導体など含めてほぼすべて国産部品で構成されているので、案外信頼できると思っている。この手の趣味の機器はまる一日使うというものでもなく、一定期間使用された後押入れゆき等になりがちで劣化が少ない傾向だったり、さらに電子楽器用途だと、余程の劣化でもない限り、音質は問いにくい。

もともと電子音は自然界に無い音であり、エフェクトをかけたり、歪ませたり、ノイズを加えたりしてつくる音でもあるので、一般オーディオ機器の様な原音再生云々言う程音質にシビアではないからだ・・

真面目にシビアに音楽製作を行う人に勧められるものではないけど、お遊び程度であれば、こういうジャンクをうまく使えば、低予算で電子楽器遊びが出来る・・という例として見ていただければ幸いである・・

おわり

Saturday, October 01, 2016

今日の MOOG EP-2 を変造してみた

memo: ジャンク入手した Moogのエクスプレッションペダル EP-2 を KORG機材で使えるようにEP-3同様極性変更可能な仕様に改造してみた、というニッチなお話
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某ハードオフに、MOOG社のエクスプレッションペダル、 EP-2らしいもののジャンクが有ったので入手してみた。 入手時はプラグの所が断線していたのだが、素直に修理しても、MOOGのペダルはそのまではKORG機材と接続が違うので使えない。
 (EP-2の参考資料


最新のEP-3という機種はケーブルが直付ではなくジャックとなり、極性切り替えスイッチも付加されメーカーを問わないのだが、このEP-2はケーブル直付なのである。

どんな機材でも対応するようにEP-3同様に切り替えスイッチを付加する事も考えたのだが、最終的には、ケーブル直出しを止め、接続を変えたフォンジャックを2基設けて、機材によって挿すジャックを変える事で対応した。


こんな感じ




手持ちのノイトリックのフォンジャックを使ったのだが、手持ちのものはモノラル仕様なのでそのままでは使えない。 しかし、このノイトリックのジャックは、接点が簡単に外せる構造なので、3つのモノジャックのうち一つをバラして得られる接点2つを2個のモノジャックへ移植して2つのステレオジャックを作ってみた。




ジャックはEP-3の様に奥へ付けたかったのだが、その部分は形状的に実装しにくかったので、余裕のある側面へ実装した。




KROMEや DelayLabに繋いで動作確認してみたが、問題なく作動した・・





 おしまい

Tuesday, July 12, 2016

Today's Volca on the Krome : KORG Volca/Krome/minilogue/MS-20mini/SQ1


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memo

場所が取れないため、長らく KORG Volca などをKROME の上の左右奥側のノブ等のない空きスペースに置いて使っていたのだが、KROME上には壁際のラックで他のキーボードをかぶせる形で配置しているので、操作性がとても悪い・・

という事で、Volcaを使うときに、KROMEのノブやボタンの上を跨いでVolcaを手前に引き出して使える様に、スタンド、あるいはフレームという様なものを、適当な木材で作ってみた。







Monday, July 11, 2016

Today's minilogue 1.21 : KORG minilogue/KROME

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KORG minilogue のファームウェア ver 1.21 がリリースされたのだが、バグフィックスだけでなく、アルペジエイターのホールド機能の追加、及び MIDIのCCアサインの変更が加えられてる。

 特にCCに関しては、従来では、通常のキーボードのサスティーンペダルがVCO1のオクターブスイッチにアサインされていたりして、MIDIキーボード経由でminilogueを演奏する場合、ペダルを踏むと音が変ってしまうという事になってうまくなかったのだが、今回の変更でその辺が改善されている・・

という事でテストがてらアルペジエイターのホールドとMIDI接続でKROMEと共に音を出してみたのが本ビデオである・・

Wednesday, June 29, 2016

Today's Tsuyugumo (cloud of rainy season): KORG Krome/MS-20 mini/BOSS RC-505

Today's Testing BOSS RC-505 Version 2.00

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BOSS RC-505 のファームウェアのバージョンアップがあったので試してみた。
ペダルでトラックの移動が出来るようになったのだが、2ペダルのうち1ペダルをトラック移動に当てると、残りの1ペダルでは録音/再生/オーバーダブ スタートしか出来ない、つまりペダルにアサイン出来る項目が増えたと言うだけで、依然としてペダル操作だけでは1ペダルのルーパーにも劣る操作性のまま・・ 非常に残念な仕様だ

Saturday, June 18, 2016

Today's Testing DIY Oscilloscope camera attachment for ZOOM Q4


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解説:ジャンクのアナログオシロを入手したので、Zoom Q4で画面を撮影できるアタッチメントを作ってみた。シンセ動画などのビジュアライザーとして使えるかも、という事で。

オシロの名門テクトロニクスが5万円台のデジタルオシロを販売している時代に今更アナログを、とも思ったのだが、絶滅するのはほぼ間違いのないアナログを手元に置くのも一興、それにこれは横幅20cmとかなり小型で、ジャンクの割にみためが綺麗だったので動作するのも確認出来たので買ってしまった。綺麗だけど、ちょっとかび臭いので、押入れにでもしまわれていたのかもしれない・・・
目黒の MO-1242Aという機種で、帯域は40MHzと中の下ぐらいのスペック。 大きさからして、フィールドサービス用途なのだろうか、ニカド系らしい充電池が内蔵され12V外部電源でも作動する機種なのだが、残念ながら型番で検索しても情報が乏しくマニュアル類も拾えなかった。このメーカーは一度破綻した後再興という歴史なので、破綻前後の時期のあまり売れなかった機種なのかもしれない・・

一応動作するのだが、校正などは当然行われていないので精度的には怪しい。リードアウト表示が若干ゆらゆらしてる様にもみえるのは最初からなのか経年劣化なのか・・
内蔵のテストオシレターの1kHzを表示させると、リードアウトの測定値がすこしズレてる。1kHzがズレてるのか、水平がズレてるのか、その両方か・・ 何れにしても、未校正なので精度確度は怪しいが、音声信号の観察や簡単な確認などの用途には十分使える・・

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ということで、以前から一度やってみたかった事、音声信号の波形を出してビジュアライザー的なビデオを撮る為に、撮影用のフードを作ってみた・・ 使用カメラはZoom Q4 。

まず薄い板切れなどで枡状のフードを組み立て、覗き穴を開けてみた。
ZOOM Q4 はレンズ上に録画時赤く光るLEDが装備されているので、近接撮影などの場合その光が被写体に当たり映り込むので、覗き穴はそれが隠れる大きさにするのがミソ・・・


試してみると、輝線がフード内面を照らしてコントラストが悪いので

最終的につや消しの黒い塗装を施してみた。
またQ4の位置が簡単に決められる様にガイドも付けてみた

立てて置いたオシロのCRT上に被せて、Q4をレンズを下にして置く・・・


ZOOM Q4はマクロ機能がない固定焦点なので、ルーペの凸レンズをマクロレンズとして装備させた。これはレンズが二つ付いた百均ルーペをバラしたもの・・倍率は失念・・計算上5倍ぐらいがよいのだが出たとこ勝負


原理図

これでフード内面の照り返しも減って、CRTのメモリもはっきり見える程度のピントも得られ、そこそこ見られる画質だと思う・・・


ステレオ 2ch 波形の観測


ステレオを X-Yモードで見る、DSN-12でお馴染みのリサジュー観測
と言う事で早速テストしてみたのが冒頭のビデオ・・
(演奏曲がちょっと痛いけど)
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オシロを置く机も作業台も無いので、床に立てて使用・・小型とは言え重たいので、キャスター付きのスタンドを作ってみた・・





シンセ動画の映像ネタ、ビジュアライザーの一つとして使えるかな・・たぶん



★★
01/22/2017追記

内蔵バッテリーでの駆動が可能な機種で、入手時にはなんとか10〜20分ぐらいの稼働ができたのだが、いつの間にかバッテリーでは使えなくなっていた。 取り出してバラしてみると、流石に古いニカド電池で、塩が吹いたり端子が腐食していたりした。


単2ぐらいのセルが10個直列になっており、12V 1800mAhというスペック。 
温度検出用素子(サーミスタ?)らしいものががついていた。


ニカドのセルを入手すればケーブルを利用して同等品も作れるだろうけど、けっこうお金がかかるし、バッテリー駆動を使う事もないので廃棄し、一般のオシロと同様AC専用機種とする・・・

Wednesday, June 01, 2016

今日の fatsort でUSBメモリのmp3の曲順を正しく再生させる

Linux メモ:  USBメモリに入れたmp3の音楽ファイルなどを正しくファイル名でソートされる様に修正する fatsort というツールがあったのでメモしておく・・
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2年前に乗り換えた車に付けた純正カーナビはUSBメモリメモリーのmp3ファイルを再生する機能が付いているので、それを使って曲を聞いているのだが、一つ困ったことがあった。

LinuxマシンからUSBメモリーにファイルを転送する場合、普通にマウントしてcpしてもよいのだが、ライブラリ管理できるamaroKという音楽プレーヤーソフトを使っている。 amaroKを使うと、ファイル転送時にmp3のタグを元に、USBメモリにディレクトリを作成してトラック番号を頭に付けたファイル名に変換したものを転送してくれる。

しかし、ファイル名順に、つまりトラック番号順に再生してくれるはず・・だと思いきや、なんだか出鱈目な順番に再生されてしまう。

これでは、順番に聞くようになっている曲の場合、前後関係がおかしくなって正しく聞けない、という問題になる。2トラック以上がが流れで繋がってる曲、クラシック曲や、ライブ盤の様に曲が切れ目なく連続すべき楽曲の場合に困ったことになる。

ナビの説明書を調べてみると、ファイル名で順番が決まるわけではないらしく、避けられない問題らしい。 せめてプレイリストで順番を、とも思ったが、プレイリストの機能も付いていないというタコぶり・・

こんなタコな仕様で放置しているメーカーは怠慢極まりないと思うのだが、文句を言った所で治るわけではないので、そういうものだと言う事でこれまで使ってきた・・

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のだが、今回 ちょっと情報を探ってみたら、どうもUSBを使うメディアのプレーヤーの多くで起こっている現象で、ファイル名ではなく転送された順に再生される、みたいな事が言われていることが分かった。そして、ちゃんとソート出来るフリーソフトもある様なので、もしやとlinux用を探したらあっけなく見つかった。

fatsort というコマンドで、Debianの標準でパッケージにもなっていた。

使い方は簡単で、転送済みのUSBメモリーをUSB接続して、"マウントしないで"コマンドを使う。マウントしても強制的に掛けられるオプションもある様だが、ファイルシステムを直接弄るコマンドなのでシステムとして読み書きのアクセスが起こらないようにアンマウントのまま使うのかも知れない。ともかく、USBを繋いで、マウントさせずに、
fatsort -c /dev/sdd1
などと、USBのデバイス名を指定してコマンド打ってやるだけ。
(cオプションは大文字小文字の区別をしないオプション)

きちんとファイル名のソート順で、つまりamaroKで転送すると頭に付けられるトラック番号の順番通りに再生される事が確認できた。

もっと早く気づいていれば・・

これまで2年も、どうにかならんか、と思っていた事が解決できた。

しかし、カーオーディオの再生システムというのも、せっかくファイルにトラック番号などのタグが打たれているのにそれも利用せず、タグで曲名やジャンル表示はしているくせに、ファイル名ソートという単純な機構は実装しない、というのも怠慢じゃないかと思う。 そんな体たらくだから、iPodだのiPhoneみたいなものまで車に持ち込まれて侵食されてしまうのだ・・ と思う

おしまい



Monday, April 25, 2016

Today's Experimental project of Ondes Martenot like CV controller for MS-20 mini

Finally I made Ondes Martenot like CV controller for MS-20 mini.


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 I'm very interested in the Ondes Martenot but it is very hard to find instrument and also it is very expensive, naturally no place to try it. Also making real replica of Ondes Martenot is, maybe very difficult for ordinary people.

However I was looking for the info about DIY Ondes by internet, I found some peoples made their own Ondes like controllers for their instruments. It seems that making CV controller for analog synth is not so difficult.

 So it's a time for me too.

About the Ribbon controller, I built it on the 1x6 (3 feet) wood board, it has four pulleys to make string loop and a pulley for 10 turn potentiometer that make pitch CV.









I used "Door Wheel" as a pulley for this project. It is very cheap (less than 100 yen each )
 but works fine.


However this aluminum pulley for a potentiometer was little bit costly price.


I used 1k ohm pot because I already keeped it but maybe 5k or 10k is reasonable value.



No extra space for new keyboard then place it on the KROME 88 temporary.


Basic electrical connection is like this, 9V battery operated CV device for analogue synthesizer.
This gate ( trigger ) is just for MS-20, KORG logic ( note on = GND ).

A bird is eating a worm, or a "Touch" lever for this project.

I decided to use 9V battery and 5V supply for CV then problem is the circuit for the "Touche" controller.
I made this "Touche" device, as a lever, using ordinary potentiometer.  The lever moves among very limited angle, about 30 to 45 degree then I got very limited resistance value with it (about 10% to 15%, 1 ~ 1.5k of 10k pot. for example ). 


Then I designed this circuit for the Touche lever. I used 10k pot. and ...


... it can control from almost 0V to nearly 5V  like this.



 quite messy built but works fine.




Very different from original "Touche" but this lever is the Touche for me :-p


"Gate" or trigger is made with micro switch driven by the Touche lever.



1st floor is for 5V regulator and 2nd is for the Touche circuit.

 Outputs Pitch, Touche and Gate CV.


 Then patching chart for this controller.

This controller outputs Pitch CV as Oct/V and  MS-20 can receive it at "FREQ" jack ( not "VCO1+2 CV IN", that is for native MS series CV keyboard or Hz/V system)

"Touche" can use anything, just like a expression pedal, not only for the volume control with VCA but also for controlling VCF or any other parameter if you like.

That is all..

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解説

(上記記事がEngrish風味の英語なのはYouTubeにリンクを張る手前なので勘弁してください)

オンドマルトノという楽器に興味があったのだが、何処にでもある楽器でもなく、本物を自分で作るにもハードルが高いけど、それに似たシンセサイザー用のコントローラーを自作してる人は多くはないけど存在すると言うことを知り、試してみたくなった・・

と言うのが前回学研のSX-150mk2でテストした、オンドマルトノ風のリボン式CVコントローラーであるが、今回、懸案だったMS-20mini接続を目的とした左手の"Touche"と呼ばれるデバイスと回路の試作、前回作ったリボン部のさらなる作りこみ(カバー作成)を行った。

リボンコントローラーの方は基本前と同じなのであるが、裸のままでは見栄も悪いし使いにくいので、蓋をしてみた。殆ど使う事もなく人にも見せるわけでもないので冗長な作業なのかもしれないけど、苦手な木工工作をインドアレジャーとして楽しんでみた。

左手の"Touche"という機構は、どうやって実現しようかと思ったのだが、単純にボリウムにレバーを付けて代用することにした。本物は四角いボタンをほぼ垂直方向に小さいストロークで押し込む、という機構なのであるが、なかなか作りづらそうなので、レバーとした。 

ただ、レバーにすると、ボリウムの回転角が精々30〜45度程度と少ないので、ボリウムの10〜15%程度しか変化量が得られない。

モジュラーシンセの様に正負12Vなどの電源が確保されているシステムであれば、そこから電源をもらってくれば、抵抗とボリウムだけで回路を作れたりするのだが、今回はMS-20用(外部に電源を供給できない)なので、簡便に9V電池(006P)を使い、5Vのレギュレーターを回路の電源とする事にした。そのためボリウムや抵抗のみの回路で分圧という考えだけでは0〜5Vの電圧が作り出せない。という事で考えたのが上記の回路である。

詳細は割愛するが、10kのボリウムで、1〜1.2k 程度の変化で ほぼ0Vから5V近くまで電圧を振ることができた。実際に回路を組んでみると、LTSpiceで確認した通りの動作をした・・・

と言うことで、実際に動く物が出来たのでテストしてみたのが冒頭のビデオである。
リボンコントローラーはやはり音程を取るのはテルミン程ではないにせよ、それなりに難しいし、左手の"Touche"も、これは本物とは違うとは思うが、これもなかなかコントロールが難しい。

オンドマルトノはフランスの電子楽器なので、コンセルバトワールには専門科があるそうで、難易度は高いのだろうと思うし、プロフェッショナルのレベルも高い、まさにオケと競演できうる楽器なのだろう。

そして、本物は滅多にも手に入らないし、手に入っても高い、個人製作家も居るらしいが同様に手工芸品的でもあり、かなり高価格で、結局興味本位で買込んで遊べるカジュアルな楽器ではない。こういう自作の模造品で、どんなものか、試してみる他もないが、こういうモノを作ってみるのも、ちょっとした楽しみになる、という事が経験できた。

テルミン同様、非クロマチックで音の境目のない楽器はやっぱり難しいが、しかし同時に面白い・・人に聞かせられるものではないけれど・・
おしまい