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Sunday, June 29, 2014

今日の KORG DSN-12

買い物メモ: 任天堂3DS用のソフトウェアシンセサイザー KORG DSN-12 何の予告もなく唐突に発売されたので、3DS LLを含めて買ってしまった..
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Detune 代表の佐野電磁 (sanodg) 氏が Ustreamでも放送されている氏のCBCのラジオ番組で、6/25日にDetune社より何かが発表になる、という予告があった。当日まで、それが何なのか全く明かされなかった。うわさ話も、リークも何もなしであった。
流れから言って、iOS向けの音楽アプリではないか、予想を立てていた。

iOSが可動するiPhoneもiPadも持っていないし、欲しいとも思わない私は、興味半分、しかし自分にゃ関係ない製品なのだろうな、という気持ちが半分であった。

しかし、予想が外れた。当日Detuneサイトを訪れてみると、発表されたのは、なんと任天堂3DS用のソフトシンセ、DS-10の大幅拡張版、そして3DSの売りである 上側の3Dディスプレーは、3Dで見える波形観測用オシロスコープになっている、というものである... しかも発表と同時に販売開始...

デモ映像を見てこれは凄いと実感.. 3DS専用なので3DSが必要だが持っていない..  でも試してみたいという気持ちが強く、早々に 3DS LLを買ってDSN-12を購入... 近年なかった凄い衝動買いをしてしまったのであった...

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で、お約束の動画、そういうストーリとデモを兼ねたものがこれ..リアル楽器やソフトでもカートリッジ供給なら開封動画にするところだしけど、ダウンロードソフトなので開封作業が撮れなかった。なので、最初の所はドキュメンタリー風でダウンロード画面とかも入れてる... ダラダラ長いので適当に飛ばしながら見て欲しい..


言葉だけで考えると、3Dでの波形なんて意味があるのか、という疑念が浮かぶとおもう。

けれども、これを実際見ると、ありゃりゃ、これは凄い、と言わざるを得ない新鮮感。

この面白さのキモは、左右の音声信号を XとYに振りわけて走査観測するXYモード(あるいはリサージュ、リサジュー)にZ軸を与えて立体化した、という事なのだと思う。Z軸はX軸の時間微分を与えてるらしいが、XYモードにZパラメータを与えて3Dディスプレーで可視化してリアルタイムで見せるというのがアイデアとして秀逸..

デモデータにいろんな波形が入っているのだけど、どうしてこんな動きに、形になるのか、不思議な感じで、何度も見入ってしまう。音を作って出す事が目的のシンセサイザーでありながら、本末転倒になるぐらい、3D画面がおもしろい..

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こういうソフトを買って居ながら、実はあんまり打ち込みは得意でない、というより、出来ないに等しい。DS-10もちょっとやってみたけど、なかなか根気が要るのと、シンセ2台と4声ドラム、16step16パターンという制約の中どういう曲を作るのか明確なビジョンがないと打ち込めない、という当たり前の壁にぶつかるのである。

DSN-12は、DS-10, DS-10 plus と同じ思想のシーケンサー打ち込み式なのであるが、シンセを12台、64step 64パターン使えるなど色々拡張されている。エフェクトも大幅に強化され、3種類を同時に使えたりもする。

とは言え、やはり単音楽器12台分のシーケンスを12台分別々に入れてゆく必要があるので、例えば和音を出す時はどうしようか、など、やはりちょっと考えないといけないのは変わりない..

とにかく、試しにちょっと作ってみた。


何も考えずに場当たり式なのでトラックの配分など無駄な使い方なのだけど... それでも12トラックあるので、シンセ2トラック、ドラム4トラックである程度頭を使いながらでないと作り込めなかったDS-10よりは、曲は格段に作りやすくなってると感じた。

この曲は84BPM 、 16step で作ってるのだが、エフェクタ3機を全てディレイに割り当てているので16stepの分解能以上のこういうドラミングができたりもする。最大64step使えるので、DS-10では出来なかった複雑な事も出来るのだけど、欲張ると打ち込みがとても大変になるから手抜き..

また、アナログシンセのシミュレートなので当然なのだが、使いたい音をまず自分で作るところから始まる。リアルタイムで波形を見ながら音色を作ってゆく事を楽しむ、という事自体がゲームでもあるわけである。なかなかこういう楽器は無いと思う。

3DSの3D画面は実機を見る意外に再現する手段がない。なのでビデオに撮ってYouTubeなどにupしてもその面白さは伝わらないのが残念なところだ...
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