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Thursday, February 12, 2015

Today's TickTick : KORG SQ-1 sync test with Metronome



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解説

偶然ヤマハ製の古いメトロノームを手に入れた。木製筐体で1958年製。


メトロノームは使ったこともないし、あえて必要なものでもないのだが、あの、ゼンマイを巻いてコチコチという風情にどうにも惹かれるものがある。ジャンク扱いの中古、見かけた日は買わずに帰ってきたのだが、なぜだか妙に気になったので翌日出直して買ってしまった。年代の割には傷や汚れも少なめで、機械も損傷なく正常、軽くオイルを吹いてやったらテンポも結構正確。メカは全金属製でプラスチックは一欠片も使われていない。

(余談:ドイツ製の2万前後の木製メトロノームが"高級品"として売られているけれど、裏から覗いてみると驚愕の事実、ギヤや拍子を打つホイールなどほぼ全て白色のプラスチック製だったりする。機械的には安物を木製筐体で飾っているだけ。それと比べるとこういう古い機械や国産のニッコーなどは比べ物にならない程高給品と言える。)

そして、この完全な機械式メトロノーム、出てくる音は当然完全無欠のアコースティックサウンド、コチコチと言わせると、なんか和む。電子音のピコピコやPCMのドラム音源とも違う生の音だ。

で、和む以外に使い道もないのだが、思いつきで先日買ったSQ1と同期させてみる実験を行ったのが上のビデオ。


メトロノーム内にコチコチ音を拾うマイク(昔SONYの小型短波ラジカセに付属していたステレオ仕様のタイピン型マイク)を入れて、接続したレコーダー(SR1)をマイクアンプとしてレコーダーのLine出力をKORG MS-20miniのESP入力に入れる。ESPのレベルやらフィルターやらを調節すると、コチコチに同期したトリガー信号が得られるので、それをSQ1のSync inに入れてやると見事に同期するのである。


マイクを使っているので、全体のモニターはヘッドフォンで行わないとフィードバックとか色々面倒な事になるとは思うが、何の苦労もなく予想以上にうまく同期できた。

こんな事してもあんまり意味はないのだが、メトロノームに限らず、例えばマイクをピエゾマイクにして、木片だの空き缶だのを叩いてシーケンスを進める、とか、MS20自体をシンセドラムにするとか、ESPをからめて色々応用出来る気がする。