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Friday, May 02, 2014

今日の Virtual ANS を試してみる

memo: ロシア製の Virtual ANS というソフトシンセを試してみた... これは素晴らしい..!
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シンセ系のBlog MATRIXSYNTHSYNTHTOPIAPhonopaper という、音を紙に印刷して記録、それを再生するというアプリケーションが紹介されていた。YouTube動画を見るとおり、ちゃんと音を印刷記録して、それを再生することが出来ている。

残念ながらLinux版はまだ出ていないので試せなかったのだが、この WarmPlace.Ru  には何やらソフトシンセ系の面白そうなものが色々ある..

 で、この Phonopaperの元になった様な Virtual ANS というものを試してみた..  元々ロシアで開発された音響シンセサイザー ANS のバーチャル版というコンセプトらしい。 正確な事はよくわからないが、個人的な理解としては、このソフトは音を周波数軸に分解して時間軸で記録するスペクトログラムの記録再生器、という感じなのかなと思っている。

まぁなんだか良くわからないまま、ちょっと触っただけで、これは凄い! 面白い!! というなんとも素敵なソフトであった..  という事で、遊んでいる所をYouTubeにupしてみた..

キーボードから音階で入力もできるし、マウスから手書きも出来るし、音声入力も記録できる。 記録したスペクトログラムは再生もできる。音を画像に変換し、画像を音に変換する機能があるわけで、普通にJPEGファイルも読めるのである。Phonopaper用の画像データにも変換して出力できたりもする。




今回は、色々な機能があるなかで、"手書き"で音を出す、JPEG写真で音を出す、既存のWAVファイルを読み込んで音を再合成、それに手書きで音を加える、という事をやっている。

画像から音声を再生出来るという事でもあり、実際にそれを試してみたわけであるが、面白いのは、シンセの写真はなんとなくシンセ風味に、宇宙の写真は宇宙っぽい音がしなくもない..

音声をサウンドカードから直接取り込めたり、WAVファイルを読むことも出来て、読み込むと変換がかかって、スペクトログラム的な画像になる。


再生すると、その変換された画像から音が再合成される。生声が加算合成シンセで再合成される、事になる。再生しながら、新たな音を付け加える事もできる..


画像を弄る事によって音を弄る...図形を加えて音を加えるのみでなく、特定部のコピペ、消すこともできるし。つまり、音声信号から特定の音のみ音程やタイミングを変えたり、特定の不要な音を他を大きく損なわずに消す事も可能という事でもある。

音痴を直すエフェクタとか、楽曲の和音を変化させて再合成するソフト、特定の音のみを他を損なわずに消し去るソフト、など、プロ音響分野のソフトが出ているけれど、どれも同様の原理、つまり周波数の分解と展開、編集、再合成で成り立っているのだろうと思う..

とっても面白く、また奥が深そうなソフト。フリーだし、マルチプラットフォームなので、シンセ好き、音あそびが好きな方は試す価値はあると思う。

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このWarmPlace.Ruには他にも色々あって、SunVOX というソフトシンセもかなり秀逸なものだと感じた... demoを撮ってみたくなったので研究中なのだが...