iPod nanoであるが、そろそろ購入後二ヶ月が経とうとしている。前後して、ある理由からこれまで自転車を利用していた通勤区間を徒歩に切替えたのだが、その 通勤時のお供として毎日使っている。慌ただしい朝に、これまで以上に時間のかかる徒歩に切替えたので、自然と早歩きになり、おかげで数Kg減量になった。
なんとiPodはダイエットに効果があるのだ (んなアホな)。
さてタイトルの通り iPod nanoの燃費、というかバッテリーも持ち具合であるが、日曜日の夜に満充電を確認して月曜朝から通勤に使いはじめて、何時切れるか、という確認ををしてみた。
使いかたとしては通勤時及び昼休みの空き時間。 大雑把な使用時間として、おおむね一日
朝:20分
昼:10〜15分
夜:15分
ざっと一日45〜50分という所。これを月曜から金曜日まで5日連続、土日は放置して次週はまた月曜日から、というサイクルである。
ちなみに再生ファイルは全て 192Kbps、CBRのmp3である。何故Apple標準のAACを使わないか、というとiTunesを使えない環境...Linuxマシンしか使えない...からである。
とにかく、バッテリーの持ち具合が実際どうなるかと言うと、月曜日に使いはじめると、次週の火曜日の夜まで使えて水曜日の朝は使おうとすると再生不能に陥る、というのが今のところの実力値である。
結局一日約50分、断続での再生の実時間はせいぜい350分、5時間50分前後、と言う結果が出た。丸2週間(5 x 2=10日)ぐらい持つか、と思ったが結局1.4週 (5+2=7日) であった。
iPod の公称値は、 128Kbps AACで連続14時間という事であるから、公称の半分も持たない事になる。ビットレートが高いと再生時間が減るのはデータデコードの負荷が高いからだろう か。一日1時間に満たない再生、つまり一日23時間はスリープしているという状況なのでスリープ時の電力分実再生時間が減るのもやむを得ない。
長期的な電池の寿命はどうなるだろうか。仮に月5回充電するとして年60回、これで電池寿命(容量半分) に至るのに何年かかるのだろうか。寿命が300サイクルだとすると5年程度なのかな。そこまで電池は持つだろうか? 話し半分として2〜3年程度か。
経 験上携帯電話もあまり使わなくても週1回充電で3年だとかなりヘタって買い替えになるから、使用時間が少なく週一回程度の充電であっても、うまくいって 3年というのが妥当な読みだろうか。 iPodのバッテリーは組込みで普通には交換不能な所が弱点ではあるのだが、商品の性格上3年も持てば買い替えになる、というメーカーの読みなのだろう。
この世界の3年後に、今のスペックのまま使い続けるのが賢いかどうか判断に迷うのは想像に難しくない。 いろんな意味で恐ろしい時代になった、と感じる。