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Thursday, December 30, 2010

今日の ZOOM Q3HD

残念ながらQ3HDは生産終了となった様です→新機種  ZOOM Q4 の記事はこちら
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YouTubeに動画を投稿する様になって久しいのだが、なんとなく、主に楽器のデモ的な映像が主になってきている。日本は世界にも稀な程世界的なメーカーがひしめく電子楽器の産地で、これは現在の経済的、産業的な日本沈没状況にあってもなお揺ぎがない。ここ数年間に、例えばKORG DS10, monotron, M01などが、いずれも日本で先行販売され、そのお手軽な価格故に購入して、デモをYouTubeに映像をupすると、思った以上の(当社比)アクセス数があったりするのである。日本のニコニコ動画のレスポンスとちょっと違う..YouTubeの方がグローバルな分アクセスが多い..私のショボいデモ動画であっても貴重な情報源になり得ているわけである。

で、初期にはデジカメの動画機能を用いたが、古い機種で3分しか撮れず音も悪いため、以降はPCのWebcamで撮影、音声はUSBインターフェースを通して同時記録していたが、Webcamやら録画ソフトの関係で残念ながら15fpsのQVGA(320x240)というクオリティーでしか撮れなかった。

しかし、今やYouTubeはHDまで利用可能、おまけに時間制限までなくなる方向である。(私のアカウントは既に制限解除された..) なのでそろそろ機材をステップアップしようか、と思っていたが、さてどうしたものか..

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と言う時にいい物を見つけた。ギターのデジタルエフェクターなどで有名なZOOM社が高音質+HD動画の録画ができる ZOOM Q3HDという カムコーダーを出したのである!



ZOOM Q3HD

と言うことで、購入してしまった..

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このカムコーダー、先代にあたるQ3というSD映像で撮影する機種があって、それはもちろん知っていた。Q3が出たときにへぇ~、これはユニーク、と思った。とても興味があったのだが、残念ながら音声録音は搭載マイクからのみ、で、ライン録音は出来なかったので、自分的には惜しい仕様だなぁ、と感じていた。 しかし新機種 Q3HDはHD映像で撮れ、しかもライン入力装備となり、まさに私の目的にかなう物となった。このライン入力装備ってところがポイント高い。 

家電メーカーや光学メーカーの作るデジカメやカムコーダーも高級機にはマイク入力はある、がライン入力は無い。あくまで光学性能、動画性能が主体で、音声は映像のオマケ、マイク入力はあってもPCM録音、ビットレート指定や、レベル表示なんかはは無い、のである。

しかしこのZOOMの機械は、発想が全く逆なのである。高音質なPCM録音機にお手軽なカムコーダーの機能を載せたという代物。音が主体の演奏やら楽器のデモやらの撮影にもってこい、というかそれを目的とした"映像も録れるデジタル録音機"というコンセプト。この発想は家電メーカーからはなかなか出ないだろう。まさに楽器関係のメーカーならではの目の付け所であると思う。

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さて購入まもないのだが、Q3HDの寸評..

1. 機械としての質感は、機能には関係無い事とはいえ、あまり高くない。ニコンやキャノンが作ったらもっとしっかりとしたものになっただろうに..と思ってしまう.. ただデジカメ程数が出ない商品にデジカメみたいな金属ボディーを採用したら相当値段が上がるだろう。そして、日本のデジカメはオーバークオリティで、Q3HDをいまいちかなと思うのは日本人ぐらいかもしれない.. そういう意味では、一応ちゃんと、できている。

でもこれは言いたい。三脚ネジ穴がプラスチックなのはちょっとがっかり..


ここはちょっと高くなっても金属を使うべき、と思うが現在売られているカムコーダーの多くも同様にプラスチック、今時はそういう意識なのかなぁ.. 頻繁に三脚ネジを使うと、プラスチックではおそらく摩滅、破損はするだろうに..



プラ製の三脚ネジ穴が心配 .. でもまぁ、 ねじ切ったら
こんな風にクランプで挟むのも手かなと...


USBプラグも細いリードそのままボディーから生えてる形で装備されているけど、これは他社みたいにスライド式とかで直接ケーブル出さない形にしてほしかったなぁ... 実際に使ってみると引っ張られたり捻ったりという事になり、いつか断線しそうな気がする... この辺をメカ的に解決している商品もあるわけで(スライド式で出てくるSanyoのPCMレコーダとか)もうちょっと、工夫がほしかったなぁ..


もちろん、USBプラグを内臓してるだけで、ものすごく使い勝手がよいのは確かではある。

2. マニュアルはクイックスタート的なものだけ..細かい仕様とか載ってない。この辺は家電メーカーと違うところかな。テクニカルなスペック知りたくても載ってないのはテクニカルな事に疎いミュージシャン向けってことかな.. でも、例えばライン入力の規格はどうなってんの?とか、知りたいじゃない??

3. とは言え、電池を入れてボタンを押せば、それだけで簡単に録れてしまう。単純明快である。

4. 肝心の音声録音、これはまず文句はないレベルである、と思う。Line inで入力した場合、Mixerで各フェーダーUnityぐらいのレベルで入れてドンピシャ。説明書に入力感度などスペック全く書いてない!あるいみふざけた機械だけど、実用上問題ないスペックにちゃんと合わせ込んでる感じ...

5. マイク録音はちょっと試した程度であるが、何の問題もなく、ポンとおいて素直に録れる感じがする。

6.映像品質は、不可ではない、というところ。簡単に録れるし、そんなに悪くはない。ただ焦点距離固定、ピント合わせの出来ないパンフォーカス仕様なので、シャープさはないし、1m以内の接写は出来ない。 例えばKORG DS10やM01などDSの画像を録る場合はマクロレンズをかぶせるなど工夫が必要。


百均の老眼鏡で作ったマクロレンズ装着、の図

しかしそういう工夫をした上で困るのが、LCDのモニターの低解像度さで、シャープさがない。このモニター画像は、130万画素の携帯電話のカメラのモニターと比較しても明らかに劣ると言えるぐらい。なので上記の様なマクロ撮影の工夫をしてもモニターでピントがあってるかどうかも、実ははっきりはわからない様な感じ..



設計上は1m以上はピントが合う、ピント調節不能なパンフォーカスなので、ユーザーは構図を決めるだけでピントを確認する必要はない、だから低解像度でOKなのだ!って割り切った仕様なのだろう。

正直に言えば、ちゃんとした光学レンズ(ピント合わせ、ズーム機構付き)や高精細LCDモニターがあたりまえの一般のカムコーダーとは品質的には比較にはならない..

で、そこをキチンと作ったら値段が倍になるだろうし、だからズームだのピントだのを省いた割り切りで簡単録画を選んだのだろう、と思う.. そもそもオートフォーカスやズームはモーター系のノイズが出まくるので、こういう高音質が売りの製品だとおそらくそのノイズ処理が大変、こういう小さな筐体にマイクに隣接する形だと現実的には実現不可能かもしれない。

という事で、もし、この筋の商品として発展、継続させるならば、次の改善点はずばりこの光学性能であろう.. あるいはPCM録音機もそこそこ出してるSONYあたりが金属製のカッチリとした商品とか出してくるかもね... 競争がおこると市場が広がり、そのジャンルは進化するから、そういう事が起こる事を期待したいね。

7. YouTubeはHDまで対応してる、とは言え、HD画像はファイル容量が大きいのでuploadはもとよりYouTube側のエンコ(複数の解像度にエンコされる)に時間がかかる。特に私の場合はADSL環境なので、上りがピークでなんとか1Mbps程度しか出ずuploadですらとても時間がかかる。加えてPCはHDが再生できないAtom330マシンという事もあり、自分的には現時点では、Q3HDでの最低解像度、WVGA(480p)が、ファイルの大きさ、画像の大きさ共に妥協点となっている。 480p、しかし解りやすく言うとDVD並で、YouTube用には、まぁ文句ない。

8. Q3HD自体に動画編集機能があるので単純な不要部分カットなどは出来る..のだが、操作性はあまりよくない...この辺は家電メーカー製品の方が一日の長があるかなぁ...



そもそも、再生や編集は本体を横にするのがデフォで、まぁモニターが縦長だからそうしたのだろうけれど、撮影時の縦、再生時の横って変化するのは、ユーザーインターフェース的にはいまいち、だと思う。

9. 付属ソフトに関しては、私はLinuxしか使っておらずWindowsでの評価環境がないので残念ながらわからない...

が、Q3HD自体は、USBで標準的なマスストレージクラスとしてマウントしてファイルの読み書きが出来る。つまりLinuxでも普通にマウント出来るので、Linuxユーザーも安心して買うよろし。 録画形式は H.264 AAC な動画がデフォみたい。で、これは、Linuxの avidemuxで切り貼りぐらいは普通に出来る。 例えば単純な切り貼り編集の場合avidemuxで切り貼りして、コーデックを映像、音声ともに "copy",コンテナを"mp4"で書き出すとあっと言う間に書き出せる(変換がかからないから)。 openshotなら切り貼りにちょっとしたエフェクトなども掛けられる。 なので付属ソフト無しでもフリーな環境でも十分やって行ける。

10. WVGA, H264, AAC 196kで撮ったものをYouTubeにそのままupすると一応そのまま再生する事ができる。音声が196kbpsのままかどうかはわからないけど、ちゃんとステレオで聞こえるし、まぁ楽器のデモをするにも大丈夫な音質で再生できる。

11. 電池駆動時間はカタログ通りであるけれど、チョコチョコ弄ってたらあっと言う間になくなっちゃう。公称2H音声4H程度..音声のみでもたいした事ないのはカラーLCDの消費電力がバカにならないのだろうと思う... ま、連続4GBの制限があるので、必要十分な電池の持ちなのだろうと思う。


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でも、単三仕様ってのがいいね。アルカリ電池が使えて、NiMH電池も使えて。専用Li電池なんかだと純正は高いとか、将来買えなくなるとか、充電し忘れたらどうしようもない、とか、そういう問題が出てくるから。PCMレコーダーなんかも単三仕様が主になってるのはそういう事があるからじゃないかな。

12. 細かい所だけど、データのファイル名。 zoom0001.mov から始まって、順次番号が上がって行くのだけれど.. これ途中でファイル削除したりしたら、番号が戻っちゃう。例えば全部消したら、また0001に戻る。これ、使い勝手悪い。デジカメだと、ファイル番号をリセットしない設定とか普通に出来るのだが...Q3HDは出来ない。 通算で途中消そうがなにしようが、どんどん番号繰り上げるのが絶対に使い勝手がよいのに.. だってメモリー消す度に0001が復活するわけじゃない。結局どこかで管理してリネームしないといけない。だったら最初からユニークな番号振ればいいのだ.. デジカメでそういう設定ができるのは、そういう意味、絶対にユニークな番号を振って重複を作らないという意味なのだから..


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とまぁ簡単に書くとこんな感じであろうか。狙いとしてプロ級の映像が録れる機械ではないし、音響的にももちろんこれがベストではないだろう。プロフェッショナルな機械ではなく、ハード的にもソフト的にも、いまいちな部分もある。

でも、ポンと置いて、ちゃんとライン入力でMixerにつないで、あるいは1ポイントステレオで、ボタン一つでとても綺麗な音声が録音出来て、映像もそこそこ録れる。その企画意図はばっちり作り込めてる商品だと思う。YouTubeでも海外の方が色々デモしてるのを見ても、みんなこれを褒めている。音をきちんと、簡単に、綺麗に撮れるカムコーダー、そういう低価格な民生用製品は今のところ他に存在しない。それだけでも本製品は存在価値があると思う。
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と言うことで、色々不備な面や荒削りな所はあるが、お気楽さと音質のよさ、使い勝手のよさ、YouTubeで音系の動画をupするのに最適な機械だと思う。

恥を忍んでLine入力での試し取り映像を張っておこう..  エレピ+シンセで遊んでる動画...


でたらめな演奏だけど、音が良いのは、わかるでしょ(笑)

これよく聞くとハムというかバズが乗ってる.. Q3HD本体にイヤホン刺して聞いてみて気がついたんだけど、リヴァーブのリターンのシールドが原因だった.. 

まぁ、いい機械を買って、よい音で撮れても、演奏がダメじゃみっともない... この機械がいいの悪いの論じる前に、簡単によい音で録画できる機械を作ってやったのだから、おまえらは人に見せられる演奏をちゃんとしろよ〜、というのが、Q3HDの問い、なのだと思う...

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おまけ



1/4" W (インチネジ) のボルトは三脚穴と互換性があるのでDIYでいろんな応用が出来るゾ。

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追加

野外に持ち出して. 720pのテスト↓




マイク感度は無意識にLにしたままだったのだけど、こういう用途だとHかAutoの方がよいみたい。Lだとこういう環境音には低すぎる様だ。あとボコボコと音が入っているけど、野外はウインドスクリーンは必須の様だ..

同じく720p↓のテスト


逆光だとフレア、ゴーストが目立つけど、まぁこんなもんでしょう、という画質。
安いカメラだと強い光源でスミアが出て画面に筋が入ったりするけれど、Q3HDは夕日の逆光ぐらいじゃ大丈夫、画質はまぁ大したことはないけれど、それなりに撮れてる。

こいつはマイク感度Lで音声レベルが低かったので、Audacityのコンプレッサーで大きくしたものに差し替えてffmpegでエンコしてみたのだ残念ながら音声が壊れたのでYouTubeの設定で音声を楽曲にスワップしている。

野外だとやはりLCDディスプレーが見にくいですな..  そこそこ広角かつパンフォーカスなので、だいたいの勘でアングル決めてもそれなりに録れてるけれど..
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1080p テスト追加



これもウインドスクリーンなし、低音カットというかHPFもかけてなかったのでボコボコと風の音。この日は殆ど無風って感じだったのだが、改めて野外ではウインドスクリーン必須を実感。

1080p 30fps 77秒で80MB、ADSLだと長いビデオはupできないね..

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と言うことで、靴下で簡易ウインドスクリーンを作って試してみた..



まぁ完璧ではないけれど、無いよりマシ、って感じかな..
動画がイマイチなのは撮影モードをコンサートにしたままだから..  しかし音はけっこうリアルに録れてるでしょ..

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ワイドコンバージョンレンズ を付けてみた

詳しくはこちら



さらにアマゾンで800円位で売られている魚眼アダプタを買ってみたのだが..



これが予想以上に使い勝手がよい。














近接させた所を大きく見せ、かつ周辺を広く映し込むという効果があって、キーボード系のデモにとても都合が良いのだ..













Q3HD素のまま、あるいは上の0.5倍程度のワイドコンバージョンレンズではここまで広くかつ手元を大きく撮れない。












安物なのだが、手放せない、なかなか使える奴である..

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Q3HDは軽いのでブームマイクスタンドにマウントする事も可能。普通のカメラ三脚では不可能なアングル、例えばキーボードの真上からデモを撮る、などという事が出来る。



詳しくはこちら

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2013/12/24
新製品 ZOOM Q4 を買ったゾ














買い替えというより買い増し。

そしてQ4はQ3HDのこうなってれば、という点が改良されている。
Q4はレンズの画角とマルチアングルLCDがミソだと思う。

けれども、このQ3HDの魅力は変わらないと思う。
目の前のものをサッと撮れるのはどちらかと言うとQ3HDの方が得意だ

Q3HDとQ4、画角の違うカムコーダーが2台あればマルチカムで色々遊べる

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2014 12/23追記
汎用のボーカルマイク用ウインドスクリーンが使える事に気づいた..

Q3HD用のウインドスクリーンはACアダプタやケースなどのキット販売でしか売られていなかったので、キットが不要な私は買わなかった。
しかし、ウインドスクリーンは上述の通り野外で使う場合は必須なので靴下を被せたりと工夫してみたのだが、靴下の効果はいまいち。多分粗すぎて風圧を防ぎきれないのだろう。

あまり野外で録る事もないし、と放置していた。しかしある日楽器店でシュアー型のボーカルマイクに被せて使うスポンジ製のマイク用ウインドスクリーンが小さなビニル袋のパックして売られているのを目にした。

最初はそれが何かわからなかったのだけど、マイク用のウインドスクリーンだと気づいた時、ひょっとして大きさ的にQ3HDにも被せられるんじゃないか、と言う事でダメ元で買ってきたらドンピシャであった..



こんな風になかなか良い感じにフィットして使える。効果もまずまずであった。
もっと早く気づいてれば、と思う。

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2017/06/05 追記

顕微鏡撮影用アダプター試作

ひょんな事でニコンの実体顕微鏡を入手したのだが、Q3HDでビデオ撮影が出来る治具の・ようなものを作ってみた。Q3HDの棒状の独特の形状はこういう場合役に立つ・・





こんな感じで、高倍率マクロと言う風な動画が撮れる・・




詳しくはこちら

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2018/12/21 追記

37mmフィルター枠を付けてみた

先日偶然、Q3HDにコンバージョンレンズを付ける改造という内容のYouTube動画を発見・・・



27mm-37mm のステップアップリングを接着する、というもので、常々フィルター枠があればと思っていた自分としては、その手があったか、という感じのナイスなアイデアの動画だった・・

ということで、早速27-37mm のステップアップリングを入手して、とりあえず安直にアロンアルファで付けてみた・・・

レンズはジャンクで買ってきたビデオカメラ用のワイドコンバージョンレンズなのだが、





こんな感じで着装することが出来る様になった・・
実は、49mmのリングを付けるべく、板切れに穴を開けてリングをはめ込んでQ3HDにくくりつける、というものを試作していたりしたのだが、なんとも不安定でボツにしていた。
このフィルター用のステップアップリングを接着するというのは、とても簡単に行え効果的な手法だと思う・・・ 


レンズは元々カムコーダー用で、Q3HDに対しては大きすぎてアンバランス感はあるのだが、これまで使ってきた小さなレンズよりは画質もよく、入手したものは画角も使いやすい。

Q3HDは楽器関係のメインレコーダーとして使って来ているのだが、もはや古くなったとは言え、まだまだ現役。 こうなったら、とことん使い倒す、という境地になってきた・・・

2020/11/1追記

マイクスタンドに常駐させているQ3HDだが、プラスチックの三脚穴がクラックし、スレッドが、とうとう擦り切れてバカになってしまった。これではもうスタンドなり三脚なりに付けて使えなくなる。
あれこれ考えて、頭部のマイクの裏側に1/4' の長ナットを接着して、吊るして使えるようにしてみた。





マイクスタンドで使う限りにおいては、下側の正規の三脚穴で固定するより、こうして上側で吊るしたほうが安定するかんじでもある。普通の三脚で使う場合は上下逆になってしまうが、そういう機会もあまりないし、逆になったところで修正は容易なので気にしない事とする。

★★★★










Tuesday, December 21, 2010

Today's KORG M01 Demo 7


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KORG M01の全音色を試してみた映像。
YouTubeの15分縛りが解除されたので長い尺のビデオをupしてみた.. テストでもある。
ADSLなので上りが遅く、この程度(QVGAで70分) でもuploadからエンコ終了まで1時間以上かかってしまった..

Tuesday, December 14, 2010

今日の 地方楽器店の悲しみ 島村楽器編

電源が入ってても音が出ない情けないシンセの展示.. 客に分からない方法で音声を切られている。
今日も、本当に何一つ音が出なかった..まあいつものことなのだが、不憫なのでビデオに録ってしまった、ついでに思うことを書いてみる事にする。


常時電源ONでMIXERにつながってても
VOL上げても音が出ない腐った展示



この店、いつ行っても、だいたいどのシンセも音が出ない。電源いれていても、シールド刺さっててVol上げてもでない。どこかで切ってるのだ。

で、以前 新製品 KORG のMicroSAMPLERが店頭に展示されたのだが、やはり音が出ず、しかしどうしても聞きたくて通りかかった店員に声かけたらボロボロの小汚いヘッドフォンほいって渡されて、使い方わからないって言ったらこれはキーボードじゃないですからってドヤ顔で言いながらロクに商品説明も出来ない店員で大変むっと来ましたですよ。わざわざ見にきて、ついでに弦まで買ったのにそれかよ.. そんな汚いヘッドフォン渡すなよ、ちゃんとモニターSPがあってミキサーもあって、電源入れてるんだからさ、モニターに音だしてくれよ。方やエレピやファミリーキーボード類はクソガキが遊び放題でゴンゴン、キンキン、キャーキャーうるさい... 一方シンセコーナーは無音でしらっとしてる.. 音の出ないシンセなんて見ててもつまんないから、だれも近寄らない。

とまぁ、要するに、店舗の有り様が、東京や大阪の大手楽器店ではありえない風景なのであります..
 
ちなみに microKORG, Kaossilator, Ibanez AGS83B などはここで買いました、が、それぐらいだと顔も覚えてもらえない様です。まぁ覚えられても困るけどね。新製品出る度に買えるわけじゃないし。でもね、展示についてこういう残念な店でありつづけている限り、もう多分弦とかの消耗品以外は買わないと思う。そういや弦とかも最近音家でまとめ買いしてるからなるべく買わない。 ピックぐらいならいいか.. ギターやベースは? いいのがあれば、ね.. でも好みのは置いてない。商品の幅が狭いのよね。おそらく自社PB商品を売りたいが為に競合する商品の数を意識的に絞っているのだろうと思う。エリア内に競合店が皆無だからそんなんでもやっていけるのだろう..


ちなみに私がキーボードを買うきっかけになったのは同僚がたまたま寮に持ち込んだキーボードをさわらせてもらったからで、最初に買ったのがKORGのDP80というやつ。秋葉のLAOX楽器館で買った。そして、シンセを買うきっかけになったのが、これまた"たまたま"入った楽器屋に展示されていたDX7のストリングスの音が良くってショックを覚えたから。弾けないくせに長い時間適当な和音出して音を聞いてた.. 20年以上前の話だけどね。KAWAIのK1買ったり、のちに SG1D買っちゃったりって、そういうきっかけになったのは、たまたま、の出来事、だったのだ。たまたまそこにそれがあって、それを自由に触れた、というのがきっかけだったのだ。
もう少し話を戻すと、今はどうなってるか知らないけれど、昔大阪難波の高島屋の1Fに楽器売り場があって、まだアナログ時代だったけどローランドのアナログシンセが展示されていた。30年ぐらいまえかな。あの当時何十万もしたはずだ。でもちゃんと誰でも自由に弄れるように電源入れて、音が出る様に出してあった。当時そんなの高価な商品を買う客は少なかったはずだが、それでもそうしていた。今は買わない、買えないけど、将来のための出会いの場だったのだと思うね。子供だろうが老人だろうが、誰かがさわって、もしかしたら.. あるいは今は無理でも、大きくなったら、お金が出来たら.. そういう事なのだろうと思う。百貨店が百貨店だった頃、売り手は売り手でただ安いだけではない、買える人には物を、買えない人には夢を売っていた、のだろうと思う...
僕が大人になって、ふとそういう事で楽器を手に入れた、というのは、どこかにそういう、あのとき目にしたもの、手に触れた物、そして手に入れられなかったもの、純粋に欲しい、触ってみたい、という気持ちのかけらが残っていたのだろうと思う。
僕等の世代は、例えばピアノやらエレクトーンは軽自動車~小型大衆車と同額ぐらいの商品。だから僕の世代でピアノが弾けるとかエレクトーンやってた、って人はお金持ちか、あるいはローンで相当無理をして買っていたわけなのだ。子供の将来や教養、趣味に投資できる親だったって事で、そうでなかった多くの人とはやはり何かが違う.. って加齢臭ただよう話ではあるが、そういう世代からみると、件の島村の店長は遥に若い世代に見受けられるし、何不自由なく育ってて、モノに対する思い入れとかは無いのだろうなぁと感じる。 僕みたいに、音楽的に無学、文盲に育ってしまって、欲しくても買えなかった、大人になってそういう事に気づいて... なんて世代からすると、このありさまがちょっと悲しいのである。

せっかく、夢を売れる商売しているのに、なんてもったいない..
買わない客に触らせる義務はない、ってのは間違いではないし、楽器店はショールームじゃないってのもそのとおりなのではあるが、それでも何時でも誰でも触れて音が出る展示を心がけてる店はどうしてそうしているのか.. まぁそんな事に気がつかないから、ああいう展示するのだろう.. なんか夢がないねぇ.. 夢も思い入れも無いのだろうなぁ彼らは.. まぁサラリーマンだし..

という理由で、無駄に一日中電源を入れられてるだけで、しかし一日中音が出される事のないシンセ達を見る度に、なんか悲しい気持ちになる私でありました..
まぁ、5,6年前にゃ無かった店だから、そのまま無かった事にしておけばよいのかな..
いや愛想も何もないけど安い、とか、高いけど愛想がよくてサービス満点とかいう店だったらまだしもね、値段は安くないは、展示そのたが上述のごときじゃ、ごめんなさい、って感じなのだよね..
今までちょろちょろ、買ってきたけど、このままじゃ今後は買うことは、まず無いかなー、なんて思いつつ、近所にゃここしかないので、今後も定点観測させていただきますね。

地方に住むてのは、こういう悲しい店しか選択肢がないし、こんな店でさえありがたい、無いよりマシか..と言うことなのだよなぁと...
あと、せっかくKORGやROLANDの営業さんが新製品売り込んでも、末端の店舗でこういう悲しい展示されてるってのは、情けないだろうねぇ..  僕が営業マンだったら、こういう店、ちょっと考えちゃうね..

まぁ、ここは客層も悪いんだけどね。例えばDTM用のモニタースピーカー類なんか、ユニットのコーンキャップは殆どベコベコに潰されてたりする。ただそんな事されてもレイアウトも展示方法も全然変えようとしない、その辺がダメだなぁと思う。スピーカなんてある程度離れて試聴するものだから、手に届く所に置かなくてもよいわけ。頻繁にいたずらされてるんだから、監視の目の届くところにおかなきゃ。でも、何年も同じレイアウトなのだよなぁ。 まぁキーボードの展示の件と言い、そういう客に配慮する、って気持ちが欠けてる店なのかもしれないねぇ.. 競合がなくて、危機感ないのかな..
なんか何とかの遠吠えみたいな感じになってきたけど、最初に書いたmicroSAMPLERのときに店員の態度にマジにカチンと着たので、ホームページのフォームから商品展示に関する上記主旨をご意見した事はあるのです.. が..
K1やSG1壊れたらどこで買い換えようか.. やっぱ通販かな. あるいはこの2台処分してSV1にしてもいいかな、とか妄想が...
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2012年11月 追記 ‥やっぱり悲しい店だった...

さて、この残念な店舗、たまに覗いてたのだが、全然変わりばえがしない...まま時が過ぎたのだが、

最近新しく発売されたKORG KROME がなかなか素晴らしいので、88鍵盤モデルを現用のSG1Dの代替え、買い替えようか、と思い立った。 今後このままずっとSG1Dその他、古い楽器をかかえたままと言う訳にも行かない状況になるやもしれぬ、あるいはもう楽器で遊ぶ余裕すらなくなる可能性もあるのかも、という今後の身の振り方にも関わる事情もあった。

ただ安いだけなのであれば、通販が安いし早い。しかしSG1Dの処分はどうしよう、まだまだ使えるし、有名な機種なので二束三文でも下取りに出せれば誰か欲しい人が居るのではないのか..

と言う思いがあった。で、島村楽器は


「島村楽器では全国の各店舗で買い取り・下取りを受け付けております。
店頭での買取査定の他にも、お電話での査定も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。」


などと書いてあるので、88鍵盤という大きな楽器でもあり、配送や回収の費用がかかるとなると、感じはいいけど遠くの某店で買うより感じは悪いが近くの島村で買う方がいいのかな、という事でとりあえず商談に出向いた。 KORG KROME88を買う条件として、SG1Dを下取りする、という商談である。

KROME61が置いてあったのでしばし弄ってると、若い店員がやってきたので、まずKROME88がいくらぐらいなのか聞いてみた所

KROMEの88鍵盤ですか.. たぶん高いですよ〜20万以上かなぁ〜 ヘ(゚∀゚ヘ)ヘラヘラ
などとヘラヘラと答えたのであった。

KORG KROME88は定価(MSRP)が17万台の商品なのである。 そしてその実売価格は今の所14万台が相場なので20万以上というのは明らかに嘘である。 嘘でなければ、知らないからそれぐらいであろうと、その場限りの適当な事を言ったのであろう。分からないので調べます、ではなく、分からないから適当に答えたらしい。

他所だと14万ぐらいなんですが?と向けてみたら怪訝な顔をする。この店員には以前遭遇した事があり、シンセの音の薀蓄などあれこれ語る人であったのだが、今季最大の目玉商品の価格の知識もない店員であった。俗に言うシッタカくんの類いらしく、非常に嫌な感じだ..

で、肝心の商談、というか、KROME88を買う条件として手持ちのキーボードを下取りに出したい.. と言ってみた所、これがなんと、下取りできません、の一点張り。下取り希望の商品がどこの何の機種か聞くこともなく、下取りは難しい、回収も処分もできない、という回答であった。

どうぞお気軽にお問い合わせください、とあったのでわざわざ出向いて聞いてみたら、買取下取りを受け付けております、という事が嘘であったのだ。

彼の言い分は、シンセはピアノではないので、ピアノの配送業者がつかえない、だから回収できない、かりに配送できても下取りできない..難しい シンセとピアノが違うのはわかりますよねぇ?.. という理由で下取り出来ませんの一点張りであった。 ピアノ買うのであれば業者が使えるので回収出来る可能性はあるけどピアノじゃだめなの? ともおっしゃった。 KROME88を買いに来てるのに、ピアノじゃだめなんですか、なんて、よくそういう発想ができるものである。口からその場で適当な事を言ってごまかすチャラ男の類なのだろうか。

私としては、古い機種なので下取りできません、あるいは回収費用がかかりますがいかがいたしましょうか、ぐらいであれば予想の範囲内であったのであるが、機種を聞くこともなく頭から下取りは出来ませんの一点張りは予想外であり、また上記に揚げたサイトの説明と多いに食い違う。すくなくともキーボードの下取りなんかしてないんじゃないか。

88鍵盤2台も置いとけないし、重い機種なので困ってるんですがなんとかならないですか、と言ってみた所、その答えが

私も音楽活動していて楽器運ぶのでわかります、重たいんですよね〜 ヘラヘラ


買い替えのニーズである旨冒頭で伝えているのだから、配送業者を手配できるか調べるとか、費用がどれくらいかかるか見積もるとか、そういう発想が欠片もない、顧客のニーズに答えようという気持ちのかけらが一片たりともない、という事が、この何の答えにもなってない心ない発言に感じられた。

と言うことで、非常に阿呆らしくなってきた。 少し困ってると

88鍵盤の値段おしらべしましょうか..

などと言うので、結構です、と断ってそのまま帰ってきた。最初から下取りを条件にだしているのに、下取り条件も言わせず下取りを拒否、それでいて、まだモノだけは売ろうという、その魂胆が気に入らない。

もう少し柔軟に、配送費用かかりますがよろしいでしょうか、とかそういう提案があれば、そのまま商談を進めて、見積もって貰って、値段が合えば注文していただろうと思うが。そのつもりで出向いたわけなのだが、徒労に終わった。


自分たちの都合:シンセはピアノじゃないので配送業者がつかえない、店の都合ばかりを一方的に押し付け、 私のニーズ = 買い替え に対する提案も何も出してくれない、そいういう店だったのだ...

お気軽にお問い合わせください、なんて書いてあったので真に受けたのだが、結局無駄足を踏んだだけであった。

実際、店の都合ばかり聞かされ非常に不愉快であった。
知らない事に対して適当に答えるその姿勢も気に入らない。
下取り受付各店舗対応を謳っているくせに現場では拒否されるというのも不誠実極まりない。

単に展示が寂しいだけでなく、店員の態度も客に対する姿勢も寂しい店という事がわかった...

こんな店でもあるだけ有難い、のだろうか..


ちなみに、ここで述べてるKORGのSG1Dは、20年ほど前、御茶ノ水の楽器屋まで出向いて買ったものだ。 たしかイシバシだった気もするが、ハッキリした記憶がないのだが、たまたま入店した店の人によると、当時この機種は結構人気があったらしく、在庫もなく注文して何ヶ月もかかるんですよ、と言う事であった。あぁ欲しかったのに残念だなぁ、と思ってたら "ちょっと聞いてみますね"という感じで、系列店かどこかに電話を入れてくれて、結局他店で注文のキャンセルが1台出てて丁度在庫があります! という事となり、たまたま入った店で買えたのであった。

在庫ありません注文で数ヶ月かかります、だけでなく、買いに来た客に買ってもらおうと問い合わせて、探して見つけてくれた。たまたま立ち寄っただけの、この一見の客である私に...

店舗としてはキーボードを扱う小さいところで、当時KORGの最高峰だったT1があって、私が店に入ると、店長さんなのだろうか、デモのつもりか、オーケストラの音でどドドーンと音を出してた記憶がある。でSG1Dの話をしたら在庫がないという話になって..

件の島村楽器の店員と偉い差である.. そんな昔話も思い出してしまった..


楽器というのは一般生活には無用のもので好きな人のもの、なので楽器屋は基本的には好きな人しか行かないし楽器はそれが好きな人しか買わない。まぁそういうモノであろうと思う。

こういう性質の商品である上に、地方の閉鎖性と競合店が存在しないなどの競争のなさから、顧客の要望に耳を傾けない殿様商売店、悲しい店が育ってしまうのであろう.. そんな気がするのである。

そんな店でも、あるだけ有難い、のだろうか...

実に悲しい楽器店だ..


Google で島村楽器の苦情とかクレームを調べてみると色々あって面白い、のだが、共通項は、店の都合、店員の都合を押し付けるという事のようであると思う。一番多いのが、自社ブランドギターの押し売りみたいな。ローン組ませて買わそうとする、とか、まぁありがちなパターンなのだろう。店員の知識のなさ、とうのもよく見かける意見。ある程度知識のある客、好みのはっきりしている客には不評なのではないか、と思う。このネットでソーシャルな時代に、このままズルズルと売れれば何でも良い的な商売してたんじゃそっぽ向かれると思うのだが。

ちなみに島村楽器は Twitter を使っていて、島村楽器というキーワードで情報収集している事がわかった。 で、ちょいと書いてみたらこんな事になった..



こういう情報収集によって店舗の改革とか店員の再教育とか売り場や展示の改善とか行われればよい、と思うが、単なる宣伝の場と見てるなら、何も変わらないだろう.. 変わったところで、ご覧の通り二度と買わない宣言したので私にゃ関係ない事なのだが..

これまで多少高くても地元で実物を見て買えるから、という事で、色々買ってきた店であったのだが、今回のKORG KROMEの一件であきれ果てた..ヘラヘラとその場で適当な嘘やクチから出任せを言う様な店員の居る様な不誠実極まりない楽器店とは永遠と縁を切る事となった..

大体、大型楽器の配送や引き取りの相談や手配すらできない実店舗など存在する意味がない、だったら通販の方が安くて早くて便利だからね。

二度と行かなけりゃ、買わなけりゃ嫌な思いもしないから、愚痴も書くこともなくなってスッキリ.. 悲しい思いをしなくて済む。

この一件の直後 KORG KROME 88 は音家で買ったのであった

以降2013末までの約一年で、KROME88, MS-20 mini, Volca 3種, Vox DelayLab, ZOOM Q4 etc、 2013年は随分買い物をした年となったのだが、 全て通販で済ませた。

近くによい店があれば無論そこで買ったと思う。 Amazonなどの大手通販の一人勝ちにも多々問題はあると思うし、店頭で見て触って買う方が良いにきまっている。

しかしながら、こういう残念なリアルな店舗しか存在しないので仕方がない。
そういう店舗は消費者側から見るとその存在意義は全くないのである...

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6/29/2016 追記

Twitterで知った記事なのだが

少子高齢化もなんのその 島村楽器の業績が好調なワケ
お客さまから質問されて、その場で「分かりません。いまから調べます」といった対応でも、会社としては“よし”としている
中学生が2万円を握りしめて、ギターを買いに来たとします
その中学生は2万円しか持って来ていなくても、2万円以上の音を求めているのであれば、6万円のギターを紹介しなければいけません
その中学生には10万円のギターを手にしてもらって、音楽をより楽しんでもらいたいという想いがある

利益追求はどの企業も同じではあろうが、ここまで露骨な事を言い切れるのはやはり体質としか言いようがない。あの妙な雰囲気の店舗も、ヘラヘラとふざけた態度の店員もローン組ませるという評判もすべて企業体質、方針という事らしい。

仮にメディアの前での喩え話としても、金のない中学生に高いものをローンで買わせるなんて考え方は商道徳としては外道と言わざるを得ないであろう・・・拝金主義此処に極まるとしか言いようがない

仮に2万しかない中学生がやって来たら、買える範囲で出来のよいものを見つけ、アドバイスするのが正しい店員の姿じゃないのだろうか。

 それを、安いものでは楽しめない、練習にならない、高価なものほど価値がある、そういう拝金主義、銭勘定を、経験の無い中学生に植え付けるなんて、喩え話としても、その根性がなんとも気持ちが悪いではないか。

地方の悲しさは、そんな店しか選択肢がない、そんな店だからこそ大型ショッピングモールと共に進出してくる・・ そういう事だ。

以前、某リサイクルショップで、高校生らしい制服を着たベースを試奏する女の子をみかけた・・・ 自分の買えるものを、自分の行ける範囲の店で見つけて、自分で試して、自分で納得して買う、誰に押し付けられるわけでもない、実に主体的な姿じゃないか・・

対比して、ものを知らない子供に薀蓄を語って高いものを売ろうとする精神の汚さといったらどうだろうか・・ 


おまけ・・

お金持ちならともかく、普通の人がギターを買って始めてみよう、という場合のヒント・・

高いものは良いに決まってる、と言うけれども、初学者がローン組んでまで買うのはバカだと思う。老後の楽しみにするからと退職金で買うならともかく。

仮に、数万円のギターで飽きてしまうのであれば、何十万円のものでも飽きてしまうと思う。

あと、誰が見ても解る様な高価なものを、ロクに弾けないのに買ってしまうと、自分が恥ずかしくなるよ。無論嗜好品なので本人がよければそれでよいのだし、それが励みになって上達するかもしれないけど。

安い楽器は、初学者の見極めとしての存在価値は高い。一定の品質があれば、ともかく触ってみる、体験するきっかけになる。ギターというのは個人工房の手作り品を除けば、ほぼ完全に工業化され大量生産されている大きな産業なので、まともなブランドの製品であれば安いものでも案外使えるものである。むろん細かな所で安っぽさは否めないが、ドレミも弾けない初学者が気にする事ではなかろうと思う。

大手ブランドには、大抵エントリークラスのやすい価格帯の商品が存在する( Fenderなら Squire, Gibsonなら Epiphone など)。この業界は上にも書いたとおり完全に工業化されているので、そういう商品でもけっこうよく出来てたりする。一番売れる、つまり大量生産されているのでコストダウンもしやすいのだろうと思う。昔は海外大手の廉価版は国産、という感じだったが、今は国産品は高級な部類になってしまって、大抵は中国製だったりする、というか電子楽器を含めて売れ筋商品が中国製であることは避けられない状況です。

通販を利用するのも良し悪しがあるけれど、安いものを買うなら悪い選択でも無いと思う。 安いものでも手に入れて、安いがうえにあれこれ自分で弄ったり改造したり、という事がやりやすい。 楽器はメインテナンス、調整が大事だけど、お店にメインテナンスを頼むと、高級品でも安物でもとても高く付きます。DIY精神がある人なら、試行錯誤しながら覚えてゆけば大丈夫。 

修理が必要になったらなおさら。1万円のギターの修理をプロに頼んで数万かかっても、それは仕方がない。高級品も安物も同じ手間がかかるからです。
なので、安い楽器で自分で修理調整を試してみるというのも、楽器に慣れるよい事だと個人的には思う。なまじ初学者なのに高級品を買い求めて、簡単な調整もろくに出来ない、なんてのは馬鹿げてますから。

最初にオーソドックスなタイプを選ぶと、パーツ等の入手が楽なので、形にこだわりがなければ、大手の代表的なモデルを選ぶのが良いと思う ストラトキャスター、テレキャスター、レスポールなど・・汎用パーツが沢山出てるし、調整や修理ノウハウがどこにでも転がっているので間違いがない。(私はバカなので最初に永久保証の凄いものを買ってしまって、しかしメーカーがなくなって保証も立ち消え、もはや交換部品がない、あってもオークションなどで異常に高価格、などどうしようもない状況に陥ってる。そういうのは馬鹿げてます)

地方だと、島村よりリサイクルショップの方が珍しいものがぶら下がってたりするし、目利きができればよいものに巡り会える可能性もあると思うけど、初めてなら、ハズレを弾いたら目も当てられない(ジャンク=ゴミも同時に売っているから)けど、有名ブランドの新しい物で調整済み、保証付きであればハズレは少なそう。でもそういうのはけっこう良い値段を付けてる、ヘタすれば量販店通販で買えそうなぐらいだったりするので、あんまりお得とも言えない。見る目がないと難しいと思う・・

リサイクルショップといえば、島村のPB商品がどこでも必ず何本かぶら下がっている・・ここの商品は大手からOEM供給なので、品質は悪いものではないと思われるが、正規メーカーのブランドより買い叩かれるのか、大抵安く売られている。工業製品なので品質は同等で、印刷されているブランド名が違うだけだ。

それがどういう意味なのか、と言う事も考えてみたほうが良いと思う。

全く同じ楽器に、一方は世界的メーカーのブランド名、一方は中学生を丸め込む企業のPBロゴが刻まれている・・日本ローカルしか通用しない商品・・・

物は同じだとしたら、どちらを選びますか、という事だ・・

ブランドといのは、長く地道に誠実に商売するからこそ育つものではなかろうか・・
中学生に押し売りする様な所のブランドがヘッドに付いたものを弾きたいでしょうか・・

あまりにバカな考えを堂々と語っているバカな楽器店の記事を読んで驚愕、ついつい余計な事を書いてしまった・・

最後に、ギターは金額じゃないよ・・
Queenの ブライアン メイ のギターのエピソード を思い返して見て欲しい。


一番安いギターですら買えなかった彼は、父親と一緒にギターを作り、それを使い続けている・・という有名な話だ。

日本では、昔はレコード屋なんかに、大抵安いギターがぶら下がってたものだ。安いといっても、普通の人から見ればそこそこの値段、昔から楽器は贅沢品だったわけだ。たしか渡辺香津美はそういうのを母親に買ってもらって嬉しくて弾きまくってあそこまで上手くなるきっかけになったという話を読んだことがある・・

何れにしても、子供がなけなしの2万を握りしめて買いに来て10万のギターを買わせるのが方針と言い切るバカな楽器店、ノルマが全てのヘラヘラと軽い店員の口車にのって、そんな低次元の楽器店の、売る側にとって都合の良い、利益率が高いだけのPB商品をローンしてまで買うなんていかにバカな事か・・・

という様な考え方もある、という事を頭に入れて、選んでください。
正直、最初は何だって同じだよ。指が動かない、指先が痛い、全然うまく音が出ない・・買うんじゃなかった、とか、しばらくはそんな感じだし・・ 

おしまい

Monday, December 06, 2010

Saturday, December 04, 2010

Today's unboxing KORG M01 and its Demo





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なんと デジタルPCMシンセサイザーの草分け、歴史的名機 KORG M1 が 任天堂DSのソフトになった!!!
これを買わずにいられるか、ということで予約していたのだが届いたので早速記念の開封ビデオと簡単なデモをupしてみた...