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Wednesday, June 01, 2016

今日の fatsort でUSBメモリのmp3の曲順を正しく再生させる

Linux メモ:  USBメモリに入れたmp3の音楽ファイルなどを正しくファイル名でソートされる様に修正する fatsort というツールがあったのでメモしておく・・
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2年前に乗り換えた車に付けた純正カーナビはUSBメモリメモリーのmp3ファイルを再生する機能が付いているので、それを使って曲を聞いているのだが、一つ困ったことがあった。

LinuxマシンからUSBメモリーにファイルを転送する場合、普通にマウントしてcpしてもよいのだが、ライブラリ管理できるamaroKという音楽プレーヤーソフトを使っている。 amaroKを使うと、ファイル転送時にmp3のタグを元に、USBメモリにディレクトリを作成してトラック番号を頭に付けたファイル名に変換したものを転送してくれる。

しかし、ファイル名順に、つまりトラック番号順に再生してくれるはず・・だと思いきや、なんだか出鱈目な順番に再生されてしまう。

これでは、順番に聞くようになっている曲の場合、前後関係がおかしくなって正しく聞けない、という問題になる。2トラック以上がが流れで繋がってる曲、クラシック曲や、ライブ盤の様に曲が切れ目なく連続すべき楽曲の場合に困ったことになる。

ナビの説明書を調べてみると、ファイル名で順番が決まるわけではないらしく、避けられない問題らしい。 せめてプレイリストで順番を、とも思ったが、プレイリストの機能も付いていないというタコぶり・・

こんなタコな仕様で放置しているメーカーは怠慢極まりないと思うのだが、文句を言った所で治るわけではないので、そういうものだと言う事でこれまで使ってきた・・

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のだが、今回 ちょっと情報を探ってみたら、どうもUSBを使うメディアのプレーヤーの多くで起こっている現象で、ファイル名ではなく転送された順に再生される、みたいな事が言われていることが分かった。そして、ちゃんとソート出来るフリーソフトもある様なので、もしやとlinux用を探したらあっけなく見つかった。

fatsort というコマンドで、Debianの標準でパッケージにもなっていた。

使い方は簡単で、転送済みのUSBメモリーをUSB接続して、"マウントしないで"コマンドを使う。マウントしても強制的に掛けられるオプションもある様だが、ファイルシステムを直接弄るコマンドなのでシステムとして読み書きのアクセスが起こらないようにアンマウントのまま使うのかも知れない。ともかく、USBを繋いで、マウントさせずに、
fatsort -c /dev/sdd1
などと、USBのデバイス名を指定してコマンド打ってやるだけ。
(cオプションは大文字小文字の区別をしないオプション)

きちんとファイル名のソート順で、つまりamaroKで転送すると頭に付けられるトラック番号の順番通りに再生される事が確認できた。

もっと早く気づいていれば・・

これまで2年も、どうにかならんか、と思っていた事が解決できた。

しかし、カーオーディオの再生システムというのも、せっかくファイルにトラック番号などのタグが打たれているのにそれも利用せず、タグで曲名やジャンル表示はしているくせに、ファイル名ソートという単純な機構は実装しない、というのも怠慢じゃないかと思う。 そんな体たらくだから、iPodだのiPhoneみたいなものまで車に持ち込まれて侵食されてしまうのだ・・ と思う

おしまい