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ある時、昨年撮った写真ファイルの多くが1年遅れた時間になっているのを発見して、カメラの時計設定を間違えていた事に気がついた。 時刻は合っているのだが、年号が1年遅れていた。EXIFにも当然撮影時マイナス1年の年が記録されてしまった。
と言うことで、デジタルカメラの写真ファイルには、カメラの時計を元にしたタイムスタンプが付加され、またEXIFとして写真撮影時の各種データも同時に書き込まれる。カメラの時計が狂っているとファイルのタイムスタンプも、EXIFの日付データも狂ったものになる。
さて、これをどうやって修正しようか。ファイルのタイムスタンプを変更するには、touch コマンドが使える。多数のファイルを同時に、という事だとバッチ処理するスクリプトを作成すればよい、のだがちと面倒くさい。
EXIFの方はどうすれば良いのだろうか.. MP3のタグ打ちツールみたいなのは存在してると思うが.. と言うことで、WWWを徘徊する前に
apt-cache search exif tagで調べてみるといろいろ出てくるのだが、その中で、
phatch - simple to use Photo Batch Processor - GUIというのが目に付いたので なんぞこれ、と apt で入れてみた..
Phatchというバッチ処理専用のアプリケーションの様だ。いろいろできそうなのだが、時間データのシフト、ファイルのタイムスタンプとEXIFのそれを同時修正する、そのものズバリの処理項目があるではないか!
という事で早速試してみた.. 飾りっけもなにもないシンプルなUIだが、
(1年進め他はいじらない→ Years:1, その他は0のまま )
時間シフトなので、シフトしたい値と入力ファイル、出力先を指定してやると、EXIFを含めて無事正しいタイムスタンプに変更することができた。 なかなか便利だ。