先ずは 小型単眼鏡
をクリップで挟んで紙に投射させて観察。
こいつは口径が実質16mmぐらいしかない、8倍のロシア製安物 ( 2ヶで$50 ) 単眼鏡なのだが....
( 暗くて視野が狭くてアイポイントも短くて像はロシアンのお約束で黄色でヘリコイドはゆるゆる...つまりボロなんだけど、像質はけっこうシャープで月を見るとクレーターも見えたりする..)
( 投射で起こる裏像化は修正済 )
左側の黒いのはでかい黒点。右下になんかボケてるけど黒い点が見える...たぶんこれが水星なんだろう...
プリント用紙に適当に投射しているだけなので焦点面もピントもあやふやで、直径5センチ程度だったろうか、小さい歪んだ円で見えかたとしてはいまいち...
でもこんな小さな単眼鏡でもそれなりに観察する事ができるんだね...
もう少しはっきり見てみたかったので 、当窓際天文台の主砲 Vixen80mmF5望遠鏡で試した。
こいつの対物レンズキャップは4cm程の窓が開く仕組みになっていて丁度良い絞りになるので絞って使った。実効として40mmF10って事になるのかな...
この望遠鏡には何時も45度地上プリズムにジャンクの12mmアイピースを付けっぱなしなので、それをそのまま使って床面に投射させてみたら....
( 投射で起こる裏像化は修正済 )
こちらはA4の紙をはみ出る大きさで映し出された。当り前だけど像も明るいしピントも単眼鏡に比べてよく見えている...水星の影がはっきり確認できますね...
と、非常にいい加減な観測体制及び機材であったが無事観測する事ができた...
水星って初めて見たなぁ...
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ちなみに 宇宙を漂う太陽観測船SOHOからの映像 はこんな感じだ...
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おまけ... 投射によるお気楽な太陽観察
太陽は、単眼鏡や双眼鏡、望遠鏡などで、こんな風に
投射させて安全に観測する事が出来る...
今回示した通り、安物の単眼鏡や双眼鏡でも大きな黒点などの観察には使えますよ!
なお間違っても直接見ない様に...( 特にお子様にはご注意を! )