5/25/2013 追記
買ってみたという記事を書いたわけだが、買わなきゃよかった、という事象がおきてしまったので追記しておきます。
購入後にちょっとテストした以外大して使っていなかったが、最近やっと入手できたMS-20miniを繋いでテスト中、プリセットのゴキゲンなバッキング再生中に突然ぷっつりと音が出なくなり、操作でEr つまりエラー表示でうんともすんとも言わなくなった。工場出荷状態に戻す操作をしても直らない.. つまり完全に故障してしまった。
返品期限まさに丁度その日の夜であった.. 電源の問題かとも思ったが音家から100V仕様のアダプタを取り寄せて確認したが直らず..
個人輸入なら販売店にクレームも付けられるが、アマゾンのマーケットの並行輸入品なのでいかんともしがたい。不運としか言い様がないが、ハズレを引いてしまった様だ...
2万円がパー.. アマゾンのマーケットは色々なものが買えて便利であるがこういうリスクも
同時に存在する、と言う事である。もちろん承知はしていたが実際にこういうことがあろうとは思わなかった..
という事を念頭に以下の購入直後のこの記事をご覧ください..
こういう事を嗤って済ませられる覚悟がないなら買わない方がいいです.. 平行業者は売りっぱなしが基本で不良が出ようが関係ないしアマゾンはルールに厳格なので片目もつむってもらえないし何のあてにもならない。
この機種を検討されている方の参考になれば..
6/1/2013追記
最終的に返品することが出来た。
その経緯をまとめました→こちら
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実は話題のKORG MS-20mini を発売日ひと月前頃にアマゾンに予約したのだが、発売日が過ぎてみると見事に在庫なし入荷未定状態..となってしまった。注文数に対して入荷数が大幅に下回ったのではないか、と思う。
で、このMS-20miniと組み合わせて遊ぶ予定としてルーパーを考えて居たのだが、MS-20miniのデリバリーが未定なので、先にルーパーだけを買ってみた、というわけである。
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なぜルーパーなのか、というと、KORGのKaossilator がヒントだった。
Kaossilatorは音声のルーパーにシンセ音を重ねていって演奏する新しいタイプの楽器なのであるが、似た様な事をルーパーとモノシンセでやってみよう、という魂胆であった。
Kaossilatorのルーパーは8beat まで、裏コード使っても16beatの長さまで、つまりせいぜい2小節か4小節分ぐらいのループしか作れない、という制限がある。個人的にもっと長く入れられたらもっと面白い事できるのに、と常に思っていた。
単体のルーパーなら機種にもよるがはるかに長いループを作れる。という事でルーパーというもの自体を試してみたいという気持ちもあった。
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とにかくルーパーなのだが、元々ギターエフェクタの延長として商品開発やマーケティングされている様で、したがって殆どが足踏み式。最近テーブルに置いて手で操作するタイプの新商品がBOSSから出てきたが、近年はギター以外にも使われる事が多くなってるのかもしれない。
この方面の機材には全然詳しくなく、色々あってよくわからない、実物を見て選ぶ環境もないのでAmazonで買える機種と値段をにらめっこしつつ、メーカーサイトにある説明書や仕様、YouTubeにあがってるデモなどを見て、えいやっ、選定、Amazon.co.jpで買ったのがこれ...
Digitech JamMan Delay という機種である。
Digitech JamMan Delay
国内正規品だと4万前後の機種だが並行輸入品だと2万ちょっと、というものである。当然並行品を選んだ。USのアマゾンでもUS$200を切る価格の下がっている商品だからね。
(この機種はAC9Vのアダプタが付属している。並行品なので北米120V (115V)仕様、つまり日本の100Vだと20%前後の減電という懸念があるが、一応100Vでも問題なく動作する事が確認できた。100V-9VのAC-ACアダプタも音家などから安く買えるので、もし不安定になるようだったらそういうのを利用するのも手だろう.. 9Vのトランス見つけて自作してもいいし.. )
決め手はステレオ入力という事と、ディレイが付いている、という事。ディレイはどんな楽器にも使えるし、ギターだけじゃなく、シンセ繋ぐのにもってこいの仕様だと思う。
このディレイが8秒までという結構長いデジタルディレイ、テープエコーやアナログディレイのシミュレーションも付いてる。
ガイド用のリズム音源が付いてたりもする。
入力調整するものがない、入力レベルを示すものもない、という欠けたものもある。
仕様的にはギターの各種エフェクタ類を通った最後につなげるもので、それに不自由のないもの、という事なのだろうと思うので、ギター系以外の接続はレベル合わせなど考えなきゃいけない事になるかもしれない。Moogのテルミンだと入力大きすぎるみたい、とか、モノに寄っては工夫が必要。一番楽なのは小型ミキサーを使って調整する事だと思う。
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SDカードにループ音を保存もできる。保存フォーマットは44.1kHz16bitのwav形式そのまま。カードのフォーマットは普通にvfatでマウント出来る事を確認。
このJamMan DelayにはUSB端子も付いているが認識は残念ながらストレージではなく
usb 4-1.3: Product: JamMancdc_acm 4-1.3:1.0: ttyACM0: USB ACM deviceと モデム類の認識となる。シリアル通信になるのかなこれ..どうしようもない..
と言う事で、Linuxでループ音を取り出したり、PCで作った音源を使うなら、SDカード経由、と言う事になる。SDカードのディレクトリー構造はこんな感じ
./JamManDelay
./JamManDelay/Patch99
./JamManDelay/Patch99/PhraseA
./JamManDelay/Patch99/PhraseA/phrase.xml
./JamManDelay/Patch99/PhraseA/phrase.wav
./JamManDelay/Patch99/patch.xml
これに則ってディレクトリやファイルを作成すると別段専用ソフトがなくてもwavファイルの挿げ替えなどが出来る。 xmlなファイルには各種セッティングが書かれているけど、それは本体側で変えられるはずだと思う。
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で、恒例のデモビデオを.. 例によって長いのと、随分長い期間ギターを休止してて、今回超久しぶりに弾いてみたら..以前にも増して弾けなくなってて耳が腐るので適当にすっ飛ばして欲しい。
音は十分使えるクオリティーだと思う。このビデオにはミキサーでリヴァーブかけてるのだが、下手糞は差し置いてもけっこういい音で撮れてるという気がする。
音は十分使えるクオリティーだと思う。このビデオにはミキサーでリヴァーブかけてるのだが、下手糞は差し置いてもけっこういい音で撮れてるという気がする。
0:00〜7:00までがギター、 7:00〜最後までは KORG monotron Delayを繋いで遊んでみた、という映像である。長めのディレイのループ、そしてルーパーのループとのオーバーダブ、音の重なり〜カオス..
客観的に見ると酷いのだけど、演ってる本人はいたって楽しい、失敗も成功も全然関係ない、人に聞かせるために、ではなく、自分が楽しむ為のエフェクタでもあろう、と思う。Kaossilatorが楽しいのと同じ事を、全く別の楽器でも出来る、という事である。
ただKaossilatorと同じくセンスの良し悪しは当然出るし、操作の上手下手も出てしまう。このへんはやはり楽器..
楽器遊びの玩具がまた一つ増えた..
という事でおしまい..