ZOOM Q4 の記事にテスト動画を加えたら長くなり過ぎたので、動画のみこの記事にまとめる事にした..のだが、キリが無いので、Q4撮影映像をYouTubeのプレイリストにまとめてみた。
最初はタダのテストだけど、8番目以降は一応作品的な実践としての動画になっている..
−−−
開封風景、最後にQ4による480p ライン録り
480p 30pfs 車載テスト マイク ゲインは多分L
1080p 30fps ライン録り
1080p 30fps マイク、ゲイン=AUTO
1080p マイク+ジャマー ゲイン=M
1080p 30fps / 720p 60fps → 720pエンコテスト
480p ライン録り 近接撮影テスト
720p マイク+ジャマー ゲインH LOCUT=ON
720p 強風下のマイク+ジャマー ゲイン=M LOCUT=ON
720p 強風下のマイク+ジャマー ゲイン=L LOCUT=ON
---
以上の通り、けっこう良い画が撮れる事がわかったし、これ以上漠然とテストするのも飽きてきた。テストするために買ったわけじゃいんだから。
という事で、以降は表現するための道具、としての作例...
上のQ4で撮ってきた720pテスト映像に合わせてシンセ演奏風景をQ3HD, Q4マルチで撮影して編集合成..演奏シーンは480pで撮ったのでちょっと荒い。音声トラックはQ3HD。マルチは音と絵に微妙なズレがある.. (ポン出しでの精度はこんなもので、厳密にはカチンコ的なものを入れて合わせる必要がある)
同様にQ4で野外撮影したものに合わせてQ3HDでサウンドトラック演奏風景を撮影して合成したもの..
車載映像にエフェクトをかけてちょっとお遊び.. 720p 30fps
これも車載映像にエフェクトかけたもの... 720p 30fps
とてもそうは見えないけれど、これは正真正銘 ZOOM Q4で撮った映像を元に作ったものなのである.. ネタバレは 4:55〜
これも同じ手法、違うのは昼間撮影した事.. 720p 30fps
この”
万華鏡”動画の作り方はこちら
---
キリが無いので、上記Q4テスト映像と以降の作例をYouTubeのプレイリストにまとめてみた。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLzD8975H2562XVxJ3FdG2v6QzA8rhbnDS
---
寸評
思いつきで撮ったものばかりの下手糞なテスト動画ではあるが、画質の面では、特に野外では結構いい感じで録れてる気がする。
光量の少ない暗い場所は余り得意でなく、すこし眠たい感じになり、どことなくフィルム感のある動画になるかな。
広角なので遠近感が強く出る。漠然と遠くのものを撮る、全景を撮る、というよりは、近くにぐっと寄って撮るのに向いている。
パンフォーカスとするため、焦点設定は無限遠ではなく、数メートルぐらいの所にあるのでは、という気もする...
手ブレ補正機能がないので、広角で目立ちにくいとは言え、手持ちだと手ブレが出る。この辺は各種手ブレ補正機構のあるカムコーダーにはかなわない。
手持ち撮影の場合は、本体を直接持って撮影するよりは、ある程度重量、イナーシャのあるカメラグリップ、あるいは縮めた一脚や小型三脚に付けて取るのがよいかもしれない。
音声に関しては、ライン録りは言う事なし。
マイク撮りは、手持ち撮影だと本体を持つ手の僅かなタッチから生じるノイズを拾う。環境音など、静寂な対象を撮る場合は注意が必要かもしれない。
野外ではジャマー(ウインドスクリーン)が必須。ジャマーなしだと微風であっても吹かれた時にボーボーと大きくノイズが入って対象物の音がかき消されて使い物にならないと思う。ジャマー付けても強風下で吹かれればノイズは入るが、レベル的には段違いに小さくなる。
とまぁ、絵や音の品質が良いの悪いのと言う事はあると思うが、基本的には道具であり、何にどうやって使うか、どう仕上げるか、という事が大事なのだろうだと思う。
最高の映像品質と最高の音声品質を求めるならば、一眼系のレンズ交換式カメラとPCMレコーダー、そして目的に合致したマイクなどを組み合わせて撮るのが今の所ベストであろうと思う。
Q4はそういう最高の品質では撮れないが、ボタンひとつ押すだけで撮れる簡便さと、広角、パンフォーカス、小型の筐体、バリアングルLCDをどう活用するか、その辺がこの道具を活かすか殺すかのキーポイントではないかと思う。