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Saturday, December 18, 2021

今日の DOREMiDi USB MIDI Host でNSX-39を使う

 memo: DOREMiDi という中国ブランドの、USB MIDI ホスト、つまりUSB MIDI機器を5pin DINのMIDIに変換するアダプター的なものを買ってNSX-39に使用してみた、というお話。

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USB端子しか出ていない電子楽器と接続して、通常のMIDI端子 (5pin のDINソケット)に変換するアダプター的な機器を買ってみた。

DOREMiDI USB MID HOST という奴である。DOREMiDiというのは深センの新興メーカーらしい。

サポートや保証などがあるのかも怪しい感じでもあるけれど、MIDI周りのニッチな小形機器類を出しているようである。 アマゾンで 15%クーポンなんて出ていたので、入手してみた。USB 1.1 対応の廉価な奴である。 本体は金属製で、安っぽさは感じない。とてもかっちりした作りで悪くない。

で、USBしかついてなくて、いまいち出番もなかった 学研の NSX-39 ポケットミクに使ってみた。まずMIDIキーボードとの接続テスト、一応問題なく音が出ることが確認できた。


まあ当たり前と言えば当たり前。ただし、この機器がMIDI情報すべてに関して扱えるかどうかは、不明。取り扱い説明書はかんたんな使い方しか書いておらず、MIDI機器につきもののチャートが出ていない。しばらく繋ぎっぱなしにしたり、何度も起動し直したりしたけれど、特に不具合と思える事はおきなかった。 試しにMIDI IN端子しか付いていないMS-20miniのUSB端子に繋いでみたが、MIDI INもOUTも機能することも確認できた。

ということで、早速レギュラー楽器に加えてみることにした。

このNSX-39の独特の 声 をステップシーケンサーやキーボードで演奏する面白みと可能性を感じる。なにか意味のある歌を歌わせるのは難しいというか、打ち込み、仕込みが必要で、自分の趣味にはあわないけど、スキャットというか、人の声のする楽器 という面では他にない存在の楽器になる。

ループエフェクト(RC-505)で重ねると不思議なハモリ感が出て面白い。

おしまい

余談:今どきの安い電子ピアノは、MIDI端子が付いておらず、USBでUSB MIDIを使うという風潮になっているけど、こういうアダプターがあれば、(そして相性問題とか起きなければ)5pinの本来のMIDIを使える。

5pinのMIDIはレガシーなんて言われ方だけど、本来5pinのMIDIこそが、本物のMIDIだ。

USBを使うと、楽器間との直接接続もできず、PC経由でGNDループもできてしまうなど、本来のMIDIの機能、楽器同士を自由に繋ぐ、という事に関しては全く役立たずたずでもある。

以前、NSX-39をUSBでLinuxPCと接続し、Linuxの jack で、USBのMIDIインターフェースに接続して、キーボードで鳴らす、という事を何度かやってみたことがあるが、面倒だし、USBオーディオインターフェースを使っている場合、音声系にUSB機器のGNDが2系統できてしまい、それがGNDループとしてPCのノイズを大きく拾ってしまうなど不具合が起きる。PCと楽器とのGND繋がりが複数出来ると、ノイズが出る。楽器をトランスで絶縁する、所謂GNDリフトの手法を用いるなど、対策が必要になる。