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My Soundcloud Channel --- Testing :D

Monday, May 21, 2012

今日の金環食

曇ってだめか、と思ったが大した雲ではなかった.. 事前には何の準備もしていなかった.. 数日前からフィルター類は売り切れ..  で、たまたま持ってたダイソーのホログラムのラッピング袋を思いつきでフィルターとして使ってみたのだが、案外うまくいった.. といっても、Canon Power Shot G12, 所詮はコンパクトカメラのしょぼい望遠、なので大した絵はとれないが、まぁ記念と言うことで.. 




(これは雲の様子が分かる様にフィルター有りと無しの二枚の絵を使った合成写真)



水星の日面通過の時にも使ったロシア単眼鏡でも投射観察を試してみた



この方法だと黒点とかもちゃんと観察できる.. 


なんとなく XEphem のSkyviewで事後確認... 結構正確だ

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6月には金星の日面通過もあるそうだが、天気はどうだろうか.. 

Tuesday, May 01, 2012

今日の KORG monotron を Moog Etherwave Plus Theremin でコントロールしてみた

工作メモ: 連休の暇つぶしに^^; MoogのテルミンでKORGのmonotronをコントロールするテスト
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早速だが、結果はこんな感じ.. ↓


ごらんの通り、ちゃんとテルミンからmonotronをコントロール出来る事を確認した。

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解説

Moog Etherwave Plus Theremin のキットを手に入れて組立たのだが、こいつにはCV出力端子が付いている。しかし残念ながらCV入力端子の付いてるアナログ電子楽器は手元にないので試せない.. 

という事で小さくても一応純アナログなシンセサイザーである KORG monotronを改造して見ることにする。

またKORGはmonotronシリーズの回路図を公開している、くわえてmonotronのPCBにはご丁寧に、ここがGate,これがPitchと分かるようにテストポイントが明示されているので、CV端子を出すだけなら、パターンをあれこれ追わなくても簡単。

と言うことで、手持ちのジャンク部品を使って適当に組んでみた。とりあえず50Kという値の多回転の半固定抵抗の手持ちが沢山あるのでそれを使う事にしてみた.. なので出まわってる回路の値とちょっと違うけど、可変抵抗なのでなんとでもなるのである.. (真面目にやるなら、このままだと可変範囲が0オームまでになってしまうので、直列に適当な抵抗を入れた方がいいかもしれない.. )



あとmonotronはVCAが無いので、テルミンのVolume CV出力は monotronのCutoffに入れる。

Cutoffはネットの回路では10kとか固定抵抗だけれど、テルミンで使う場合はカットオフ以上に、Volコントロール、つまりVCAの代用に意味があるので、可変にして調整が必要かも.. という事で可変させている。

Gateの回路は変えてある。相違点は、1つは10kを入れてる事で、出回ってる回路は抵抗なしで直にジャック接続なのだが、monotron側はそれだとICの入力がプラグ直結になって電撃などで破壊が心配.. という事で入れてる..まぁ厳密にやるならVCC/GNDに対してダイオードも入れたいところだが、そこまではいいか..売り物じゃないんだし、という感じ.. 

実験の結果、Gate信号を使うと、音のON/OFFでプチノイズが発生する事が分かった。まぁ、monotron本体でリボンを押して音が出るときにポツリというけれど、やはりあれが出てしまうのだ。テルミンの場合は、左手をVolアンテナから離した時の音の出始め、逆に近づけて音をミュートするとき、GateのON/OFFがかかり、プチノイズが出てしまうのだ。テルミンは、その奏法から、基本は音がスーっと音が上がって、またすぅっと下がる、という、スローアタック、スローリリースとなる為、音の出始め、消え終わりの所でノイズを受けてしまうので、いきなりフルVolで発声するリボンよりプチノイズが目立つのだ。

さてどうするか.. GateをONさせない音が出ない....がON/OFFさせるとプチが出る..  と言うことで、テルミン接続時にはSWで強制的に常にGate ON状態になるような回路とした。Gate端子を抵抗でVCCに吊るとGate ON状態になり、音が出っぱなしになる。 で、テルミンの場合は出っぱなしにさせて、テルミンのVolume CVをmonotronのCutoffに繋いでやる。これで左手の動きに連動してCutoffが可変になるのだが、monotronのフィルターはVCA的に音の強弱も変わり、Volコントロール替わりになるのである。 

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と言うわけで回路的には簡単なのだが、それをどう実装するか.. 箱に組み込むのも手だったのだが、元のリボンや筐体も生かしたままにもしておきたかった、のと、自分的にはシャーシ工作は苦手で時間がかかるわりに大抵ロクナものが出来ない事が過去の経験からわかっているので ^^; 、安直に板の上にバラックで組んでみた.. 

両面テープや接着剤で固定、部品は宙ぶらりん、という小学生の工作的ないい加減な実装.. まぁブレッドボード的な実験目的なので、こんなもんでしょう。 今思いついたけど、ハンダレスのブレッドボードの小さいのを貼りつけてそれで回路組んだら面白かったかも..ま今後の課題としよう... 今後があるかどうか知らないけれど.. 

CV入力に加えて、コンテストで酷使して壊れたミニプラグの出力ジャックを除去して標準ジャックとして出した。 筐体を板に貼り付ける実装になったので電池の交換が出来ない.. という事で電池は外付けとしてみた.. 単2のジャンクがあったのでそれを使った.. ジャック類も大昔工作で使ったもののジャンク品.. 



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と言うことで、まぁだからどうした、という程度の簡単な工作なのだが、CVでアナログシンセをコントロールする感覚は、テルミンで直接演奏するのと殆ど同じで、コントロールもしやすかった。MoogテルミンのCV回路はちゃんと使い物になる事が確認できた。 もし持っていれば、Mini Moogのあのぶっとい音もテルミンで自在に鳴らすことも可能と言うことだ...