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Thursday, May 16, 2013

今日の KORG MS-20 mini

買い物メモ: 1978年からタイムカプセルに乗ってやってきた KORG MS-20 mini を買ってしまいましたとさ.. 
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ただ残念ながら、monotronは小さなリボンコントローラーで演奏するという形式でありEGやVCAもなく本格的な楽曲のソロを取る様な用途にはなかなか向かないものであった..  個人的に、ちゃんとしたモノシンセを手頃な値段で出さないかな.. とずっと思っていた。

時折古いシンセ本を読み返す度に、触れること無く消え去ってしまったアナログ、モノフォニックシンセサイザーに触れてみたい.. という気持ちが湧いてくる..
さりとて、プレミアのついた古い楽器を買う程酔狂でもない.. 

ところが、KORGが創業50周年という事で、35年前の MS-20というアナログシンセの復刻版を出す、というニュース.. そしてNAMMショーでの反響.. ちょっと予想外の嬉しい展開になった..
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と言う事で当方も手に入れてしまった... 
最初はアマゾンに予約を入れていたのだがいざ発売日が来てみると、受注に対して入荷が少なかった様で現時点でも入荷予定未定、つまりデリバリーも未定状態.. と言う事で気長に待つか..と半ば諦めていたのだが、マーケットで在庫有りという出店業者があったのでなんとか買うことが出来た.. 2nd batchだと思うのだがそれでもシリアルは300番台と比較的若く、つまり初期の生産量があまり多くない、と想像する.. 


意外にしっかりした造り.. 復刻ということで86%のスケールモデルになっている。残念ながらジャック類はミニプラグ仕様になってしまった。ミニプラグは壊れやすいので個人的には好みではないのだが、まぁ仕方がないところである.. 


ミニ鍵盤なのだがすこし長めでmicroKORGについてる奴よりは弾きやすい。 microKORGのやつは短くてバネ感があって剛性がなくて脆くて2年経たずに一部傾いでしまったりした..まぁ所詮はミニキーなのでガンガンと弾くのは良くないと思うが、触った感覚からいうとmicroKORGよりは丈夫そうな気がする.. .

35年前、 MS-20は 定価98000円だった。 MS-20 mini は実売 4万ちょっと、なので半分以下になった.. デフレだなぁ... 尤もオリジナルと同じ値段だったらあまり売れないであろう、という事にもなろうと思う。とは言え、オリジナルのMS-20は中古でも当時の値段に近い価格を保って売買されている..

本体は回路的にも殆どオリジナルと同じ、という事らしい。オリジナルの設計者が復刻しているので正真正銘のオリジナルの再現である。形だけ真似て中身が違う、という安易なレプリカではないところが素晴らしい。

そしてマニュアルも MS-20のオリジナルをそのまま復刻したものが添付されている。



純アナログシンセなので、当然プリセットもなにも無い.. と言う事なのだろうが、これもオリジナルの音色セッティングチャートというものが復刻版として添付されている。




さらに、これは初回限定らしいのだが、当時のシンセ入門読本的な小冊子が復刻、添付されていた... なかなか味のある内容である..





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という事で、もはや恒例になった開封〜テストの映像を撮ってみた.. ただ今回は35年も前の、当時買えなかった商品が奇跡的に復刻され、それを買う事になった... 35年前のものがレプリカとは言え手に入った.. という感慨を表現するため、冒頭にイントロ的な映像を加えてみた..  

正直、商品としてどうか、とか、音がいいとか悪いとか、品質がどうのこうの、音楽がどうの、とか.. そんな事がどうでもよくなるぐらい、不思議な感覚で一杯である..




また一つ、玩具が増えた...
KORG, Take my money!  って誰かが書いてたのだが、本当にそう思う..買わずには居られないような商品ばかり出して来る KORG .. 次はまたアレがやってくるし.. ..