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Friday, December 12, 2014

今日のYamaha MT-50

買い物メモ: ジャンク品の4トラックカセットMTRを買ってみた、というどうでも良いお話..
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ちょくちょく覗くハードオフ某店に、”カセット再生しました"という札の付いたヤマハの4TrカセットMTRが出ていた。MT-50という機種で、調べてみると20年程前のものである。

デジタル録音で綺麗に撮れる時代に、PCで好きなだけトラック数が使える時代に、今更、とうに絶滅した4Trのカセットデッキもないだろうと思うのだけど、それでも、このカセットテープデッキというのは、なんとなく懐かしさを感じる存在でもある。

学生の頃はLPをカセットに録音して聞くのが主だったし、最初に買った車のカーオーディオはカセットであったので、CDをカセットにダビングして車で聞いたものである..

DS10やM01, DSN12の開発者であるSanodg氏のアンビエントアルバムはマスタリングにカセットを使っている..という話であったり、カセットを面白く使う動画を見たりしていたので、自分でもちょっと試してみたいという気持ちがあった...ので、エイヤッと買ってしまった。

保証なしのジャンク品だったのだけど、見た感じが綺麗だったのと、ミキサーが4inでStereo out, send/returnが付いてるので、MTRとしてはともかく、サブミキサーとしては使えそうだな、という打算.. 壊れてたらただのゴミなのだが、そこはギャンブルと言う事で1500円の賭けであったのだが..


モーターの回転音が若干耳障りかな、という意外は機能的に問題無かった。とりあえず録音再生、ミキサー機能すべて完動品であった...


カセットデッキ部はロジックコントロール、ではなく、ラジカセ風のピアノボタンメカだが、デッキは倍速専用(9.5cm/s)、ノイズリダクションはdbx装備、ハイポジション専用という物であった。 iPodから録音してみたが、年代物だけど酷い回転ムラなどもなく、普通に使える音質を保っていた。


ミキサー部も酷いガリやノイズもなく、ちゃんと使えるものだった。各チャンネル ともラインからマイクまでの入力感度切換、Hi,Loのイコライザとaux send,pan調整も出来るのでサブミキサとしても十分使えるものだ。

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ただ一つ、ハイポジション専用というというメディアの問題。
ノーマルタイプのカセットテープはマクセルのものが今でも電器店で売られているけれども、ハイポジションテープはもはや絶滅しているようでどの店も置いていない現実。

ノーマルとハイポジションでは、バイアス量やイコライザ定数が違うので、ハイポジ専用機にノーマルテープを使うと本来の特性は得られない..

しかし無いものは仕方がない...そういう特性のズレも、電子音を録音再生する限り楽器性の一つとしてノーマルで使うしか無いと諦めたのだが、ダイソーで60分の売れ残りがゲット出来た。こんなものでも無くなってしまうと、貴重品になってしまう..



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早速適当に使ってみた...




レベル調整だの、巻き戻しだの、間違うとundoが効かないとか、色々欠点があるのは今更なのだけど、そのスローな感じが、遊びとしては調度良い心地でもある。シンセ系の電子音楽では、予め各トラックに音を録音しておいて、リアルタイムでフェーダーやピッチを操作し、オシレターの代理として使ったりも出来る。このリアルタイムの操作性はPC録音ではなかなかやりにくい、ハードウェア録音機ならでは、の事なのだと思う。

今日の Nikon 1 V2

買い物メモ : なんとなく Nikon 1 V2 というミラーレスなカメラを買ってしまった..
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年末のアマゾンのセールなどを眺めていたら Nikonのミラーレス機が目に止まった。
Nikon 1 V2 というもので、現在は V3という新モデルが出ているので一つ前の型の様だ。そして当然の様に値崩れしているのだが、レンズ2本のキットで5万を切る値段であった..



実は11月後半に一度同じ値段でセールになったのだが、観察した限りあまり在庫数が動かず、当方も決心つかず見送っていた。どうせまたセールになるさ、と思ったら 12月に再度セールとなった..のでこのザマである..


既に量販店店頭などには姿形もなく、カタログすら残っていない機種なのだが、動画性能を含めて、そこそこの基本性能があり、なによりEVF装備という所に惹かれた。


1インチセンサーのレンズ交換式、つまり他社ミラーレスよりセンサーが小さく、スペックのみで比較するとちょっと中途半端な仕様なのだけど、EVF装備機種としては小型で取り回しもよく、値段的にも手頃だ。値段的にはローエンドの一眼レフも買えるのだけど、結局こういうWeb用のスチルや動画撮影がメインなので、画質よりは身軽さの方に利がある..


大きさ的には、これまで使ってきたたCanon G12 + フィルタアダプタよりスリムで小さい..  


G12も別段不満もないのだけど、やはり野外ではLCDは見づらく、さりとて内蔵光学ファインダーでは正確なフレーミングも出来ず、フィルタアダプタ着装では広角時画面半分が蹴られて心眼で撮るしか無い。そういや28mm用ファインダまで買ったのに、結局つまらない薀蓄で買っただけで、満足で使っていなかった。バカみたいだね。

G12は売っぱらおうか、と一瞬思ったのだが、どのみち二束三文だし、Nikon1の方はマクロが弱い。室内でマクロなどはG12の方がさっと撮れるので、そのまま手元に置く事にする

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もはや画素数を言っても仕方がない時代にもなって来たけど、お約束として過去に使ってきた機種との比較をしておく。いつの間にか、センサーサイズが物を言う時代になってる。要するに物理限界に当たってきてるのだと思う。

歴代デジカメの画素数比較

アスペクトレシオが35mmフィルム(ライカサイズ)と同じになった。

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Nikon1 の1インチセンサーは他社よりセンサーサイズが小さいのだが、その小ささが故に、撮像素子が高速であるという利点があり、連射性能などは他社より性能がよかったりする。また400fpsや1200fpsの高速動画も撮影出来る。

流石にHDでは撮れないが、400fpsは640x240というサイズで撮れるので、ちょっと荒いとはいえ面白い動画が作れる...試し撮りに行ったらヘリが飛んで来たので400fpsで撮ってみた。
サウンドトラックはMS20miniとMTRで作った。


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この手のミラーレス機はレンズにピントリングが無く、マニュアルでのフォーカス操作がしにくい、マニュアルは操作範囲が無限大以上になってて止まらないので無限ですら目視する必要がある、でもEVFではやはりピントが見づらい...

動画などマニュアルフォーカスの方がピントがフラフラとしない利点もある。オートは常にどこかに合わせようとするので、動きのある動画だとピントが常に動いてしまう傾向にある。と言ってマニュアルではEVFだとピントが見づらい、フォーカスリングがないので操作しづらい.

スチル写真の場合は特にフォーカスはオートで何ら問題もないのだけれど、動画はピントの揺れがそのまま動画に反映するので、その挙動が気になるのである。
考えてみると、これまで動画を撮ってきたZOOMのカムコーダーは固定焦点で動画撮影中にピントが動く事はなかった...

G12  での動画撮影は、フォーカスはスタート時に合わせた所で固定、撮影中は動かせない、という仕様で、それは欠点とされているのだけど、なぜそうなのか、逆にその利点にも気づいたりもした。

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など、ミラーレスならではの欠点にも買ってから気がつくという。
つまりミラーレスはコンパクト機と同様ピントはカメラが合わせるものというオートが主な思想でマニュアルはあくまで予備でしかない。一眼レフはその生い立ちから元々はマニュアルが主でオートは従、という立ち位置なのではないか、と思える。

なぜ一眼レフが今だに優位性があるのか、結局、撮像素子に映るレンズの光を直接目視出来るという事に尽きるのだろう。

何事も手にしてみないとわからないものだとつくづく思う。
まぁ旧機種だし、色々欠点もあるが、遊びのネタとしてはこんなものだろう...