memo: なんとなく、機械式メトロノームにピックアップを付けてみた。コチコチいうパーカッションとして、あるいはアナログのクロック源として使えるかも、という試み
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以前ヤマハの古いメトロノームを入手したとき、小型マイクを入れてシーケンサーのクロック源にする、というお遊びをしたことがあるのだが、それを進めて、恒久的にピックアップを入れてミニジャックで出力できるものを作ってみた。今回はウイットナーというドイツ製の小型メトロノームを使った。
中の機械はプラスチック製という、あまり上等とも言えないメカなのだが、こんなものが新品を買うと1万円ぐらいするらしいのだが、例によってジャンク入手品。集めるつもりはないのだが、200円と300円だったものが2台ある・・・
これにピックアップを積もうというのだが、ピックアップは、いわゆるクリスタルイヤフォンを使うことにした。以前某ホームセンターの改装売りつくしとかの時に格安で数個仕入れたものを活用する。クリスタルといっても昔のロッシェル塩を使ったものではなく、セラミックのピエゾ素子がアルミ振動板に貼り付けてあるというものだ。
これに3.5mmのフォンジャックを付けて接着剤で筐体に貼り付けた。
このイヤフォン、台湾製ということなのだが、経年なのか、品質が良くないのか、内部の接触が悪くて困った。
2台作ってみたのだが、1台は音が出たりでなかったりが酷くて全然だめ。1台はなんとか今の所は使えてるというありさま。なので、未使用のものも調べてみたが、やはり同様に接触の問題がでる、つまり残念な品質のものだった・・・ こんなイヤフォン、いまはあまり使われないので、真面目に作らないのかもしれない・・・
オシロで出力を見ると、振幅は1.6Vppぐらい出ている。たとえばこれをKORG volca のアナログシンク入力に入れてみると、いくつもステップを飛ばしてしまっているが、一応トリガーは掛かる・・・
検波回路みたいなのを入れてうまく波形を作れば安定するかも・・・が、そこまではまだ追求していない・・・
前にやったように、MS20のESPを使えば、きちんとしたパルスになって、他の機器をシンクロさせる事ができる・・・
まあ、あまり意味はないのだけれど、自分なりのエレアコ楽器の一つとなった・・・
終わり
★★★ おまけ ★★★
2つ作って完全断線状態になってしまった片方のピックアップをジャンクの小型スピーカーにしてみた。低インピーダンスなのでノイズは少ないが、出力も微小なので、直接トリガーをかける信号にはなりえない。MS20のESPに入れてゲイン最大にしてなんとかトリガー信号になる、と言う感じ。パーカッションとしては、上記のピエゾだとラインレベルでも十分だったのだけど、これはマイクレベルぐらいで、ゲインを上げないと音にはならない。ともかく、こんなのでも使えないことはないことは確認出来た。
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