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故障して返品した Digitech のJamMan Delay (ディレイ・ルーパー)の代替え、というわけでもないが、 VOXのDelayLabというデジタルディレイを買ってみた。
JamManの様な高級機があっという間に故障したのはけっこうショックだった。なんとか返品、返金処理ができたのが幸いであったが、こういう電子機器がこうもあっけなく壊れてしまうなんて、これまであまり経験した事がなかったからね。
その後、代替えを買おうかどうか、色々考えたのだが、高いものを買うのもアホらしくなって、さりとて並行輸入品は懲り懲りだ.. いっそ数千円で買えるベリンガーのアナログディレイでいいんじゃないか、安いし、壊れてもショックが小さいし、どのみちMS-20miniなどに繋げてお遊びに使うだけなのだから..
そんな感じで色々ネットで物色していた所、Amazonで VOXの DelayLabというデジタルディレイが¥10,689で出ていたのを見つけた。販売はマーケットではなくAmazon直だった。
大手楽器店だと特価でも17000円ぐらいの値札がついている、大雑把に2万円前後の商品である。北米でもUS$200ぐらいと、比較的高級な部類に入る。価格的にも機能的にも、TCの Flashback 4X や Line 6のDL4という機種と概ね同じぐらいのものである。これがどういう事情があるのか知らないが1万円と半値に近い価格だったので、ついつい買ってしまった。
結構大柄な筐体、フレームとバンパーの様なガードはダイキャスト、黒のヘアーラインの金属パネルに大きめのダイヤル類、7セグ4桁の赤色LEDディスプレー、ペダルスイッチ4基、というもので、それなにしっかり出来た機械であった。ちなみにVOXブランドであるが、VOXブランドはKORGが保有していおり、この機械も実質KORGの設計、生産のものだと思う。
購入して間もないのだが、機能的にさしたる瑕疵も今の所みられない。余計になんでこれが投げ売りなのか、と言う感じなのだが、もしかすると、この色と大きさが、ギタリストという、個性や音にこだわる割に技術に疎く保守的な人達に敬遠されているのかもしれない.. と妄想..たしかにクリーム色が独特な感じだ。エフェクトをかける機械にデザインも色も関係ないのだが、ただ、ドデンんとデカイのと、クリーム色は他の楽器やエフェクタと色的には合いにくいのは確かである。
購入して間もないのだが、機能的にさしたる瑕疵も今の所みられない。余計になんでこれが投げ売りなのか、と言う感じなのだが、もしかすると、この色と大きさが、ギタリストという、個性や音にこだわる割に技術に疎く保守的な人達に敬遠されているのかもしれない.. と妄想..たしかにクリーム色が独特な感じだ。エフェクトをかける機械にデザインも色も関係ないのだが、ただ、ドデンんとデカイのと、クリーム色は他の楽器やエフェクタと色的には合いにくいのは確かである。
ただし、色はともかく、回しやすいダイヤルとはっきり見える赤色LEDはキーボード上に載せても使いやすい感じである。
ギター用と言う事もあるのだろうが、入力レベルがどこまで入るのかとか、そいういうスペックが記載されいないし、入力を調整するものもない。
まぁ、ギター用という事でレベルが変わるとアンプの出力や歪が変わって、つまり出音が変わってしまうので、基本ゲインはなくユニティーが基本、なのかな。
ディレイは様々なタイプが用意されており、最大ディレイタイムは4秒とまずまず長い。ディレイタイム長め、リピート多めでモノシンセなどにかけると弾いたフレーズのショートループが連鎖して面白く遊べたりする。アナログディレイ、テープディレイのシミュレーションもあり、つまみを動かすとアナログっぽく音程が揺れたりもする。
この機種にはルーパー機能もついている。ただ、1トラックのみでループタイムは28秒と短く、UNDO/REDO機能がない。つまり、途中で音の抜き差しが出来ず、ただひたすら重ねてゆく、というだけとなる。Kaossilator2を1トラックで使ってる、という感じかな。
まぁオマケ的な機能であるのだが、これはこれで、遊んでいると楽しい。
音が良いのか悪いのか、さぁ、どうでしょう。例えば私はLexicon MX200という安物のリヴァーブ・ディレイを常用しているのだが、それには、なんとも言えない独特の薫りと言う感じの独自の音色がある。本機種はそういう独特の濃い個性、色はのらないみたいな感じかな。まぁ、あたりまえだけど、ノイズ、歪感も無く、ちゃんと設計されたデジタル機器という感じで、ちゃんと音がでます。
電源は単三が6本、または センターマイナスの9Vアダプタ(別売り)。アダプタは買わなかったのだが、手持ちの大昔に買った初代Pandra用の純正アダプタが型番が古いが現行KA181と同等品でドンピシャだった。(ちなみにmicroKORGのアダプタも9VのKA181)
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で、MS-20 miniと合わせて色々遊んでみた...
色んな種類のディレイがあるのだが、なんとなくアナログ系が面白く遊べる感じだと思った.. 気がついたら4編も続けてupしてしまった..
(例によって下手糞で耳が腐るので視聴は自己責任で..)
演奏は下手糞極まりないのだが、ディレイ1台でモノフォニックのアナログシンセ1台でも非常に楽しく遊べる、という事は分かってもらえると思う..
まぁこういう感じで、本機種に限らず、こういうディレイが一つあるとモノシンセでもとても楽しく遊べるわけである。
おしまい..
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