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Friday, September 24, 2021

今日の Behringer Eurorack MXB1002

 memo: Behringer の MXB1002 というミキサーを入手、程度が良かったので10年以上使っているヘタリ気味の現用TAPCO MIX100と入れ替えた... 情報としては、Behringerの小型ミキサーの電源の3pinのソケットの規格は miniDIN の3pin である。

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Soundcraft Spilit のジャンク品を使えるようにしたばかりなのだが、またまた凝りずにジャンクなミキサーを入手。今回は Behringer Eurorack MXB1002 というモデルで、やはり電源アダプタなし品。この機種は006P電池2本を内蔵してバッテリー駆動が出来る機種でもあり、電源はどうにでもなるだろうと見込んで。小型ミキサーとしては結構機能充実しているし、まあ、千円だったし、ダメなら部品取り・・・

(フェーダーのノブを外している)

早速バッテリー端子にクリップで外部電源を接続して動作確認すると、入出力すべて正常で、ガリなども皆無ではないが軽微で、これは使えそうと判断した。前述の通り、この機種は006Pバッテリー2本で数時間の使用が可能という仕様で、外部電源を加えた感じだと、6V程度まではなんとか動作するようである。もちろん電圧が下がるとヘッドルームに余裕がなくなるので大きな入力で歪むのかもしれないが。


ノブはすべて外して洗浄。白色のノブは黄ばんでいたので、オキシドールと共にビニール袋に入れて、日の当たる窓に貼り付けておいた。雨ばかりの日々で、なんとか日の出ている時を狙って、概ね半日を2日ぐらい、という感じだったが、黄ばみが薄くなり、かなり白くなった。筐体はスチールで、結構しっかりしていて、重たい。大きな傷もサビもなく、問題なしだ。すすけた筐体を綺麗にする為に基板を取り出してみたのだが、この基板の作りが意外と良くて、びっくりした。


ガラス基板が分厚いし、ポット類はすべてアルプス製で、軸がぐらつくこともなくしっかりとした作り。例によってケミコンはよくわからないメーカーのものであったが。オペアンプはすべてJRCの4580で表面実装。

正常動作は確認できたので、欠品の電源アダプターをどうするか。前回のようにAC電源を作るか、あるいはDC電源を作って電池室から給電するか、など悩みどころで、しばらく放置してあれこれ考えたのだが、結局、今回は正規の電源端子から普通にAC給電することにした。

電源に使われるソケット/プラグは 3pin の miniDIN という規格品で、汎用部品として買えるという事がわかったからだ。



その電源だが、今使ってるヘタリ気味のTAPCOを休止させて、このミキサーに入れ替えれば、TAPCOのACアダプタが空くので、それを流用することにする。 TAPCO用電源のプラグを切って、3pin miniDIN に付け替えればよいので、実に簡単。TAPCO用の電源アダプタはやはりCT付きACで、電圧が18.5VとBehringer正規と同じ。純正品は電流容量が多いようだが、大きな電流を引くわけもないので、定格内で問題なく使える。

で、そのままプラグをminiDINに変えるのではなく、ひと工夫を加えた。アダプタを5pinのDINに付け替えて、そこから 5pinDIN - 3pin miniDIN という変則なケーブルを作って給電する、ということにした。前回Moogテルミンに倣って採用した 5pin DIN を今回も採用して、互換性をもたせたのだ。とりあえずどれでも使える、ということにする、まぁ保険みたいなものだ。TAPCOのアダプターから切り取ったプラグ(規格不明)と5pin DIN ケーブルを継ぎ足せば、TAPCOミキサーの再使用も可能になる・・これも保険として作っておいた。

これを実現するために5pin DIN のメスのプラグを買えば良かったのだろうけど、発注した時にその発想はなく、買わなかった。代わりに、普通のパネル用ソケットを適当な筒(手元にあった小さなコロンのスプレーのフタ)に入れて、プラグの様にして使うこととした


ということで、電源も確保できて、改めてAC電源での動作も確認でき、無事 TAPCOとの入れ替えを果たした。



入れ替えたところで、トータルの入力チャンネル数は同じで、運用上は何ら変わりはないのだが、Berhinger は全チャンネル 3バンドのイコライザーが使えるなど仕様的には有利にはなった。また、TAPCOは十数年使ってきて、当然の様にガリが出たり、ゲイン切り替えスイッチの接触がおかしく効いたり効かなかったり、そういうヘタリも出ているが、このBehringerは、ジャンク品とは言え、まだそこまでは酷くないので、若干の改善、若返りになるのかもしれない。

もちろん、所詮は中古、ジャンク品なので、この先どこまで使えるかは、わからないのだが・・・まぁこれもしばらくは使えるだろう・・・

おわり 

★★★

おまけ1

TAPCOについて

休止させた、TAPCO MIX100

コレはこれで、デザインもいいし、良くできてる。

TAPCO by MACKIE というブランドは消滅したが、 上位のMACKIEブランドはもちろん継続しており、この下位のTAPCOにそっくりのデザインの低価格品を売るようになったみたいだ。しかし1万前後の価格でこれだけのものを作るというのは、国産では難しいだろう。

この機種の電源のプラグの規格は、よくわからないもので、3ピンのminiXLRに見えなくもないが、違う。 miniDINでもない。 このTAPCOは見た通りとても薄くミニマムに作ってあるので、何かを加えたりする改造には向かない。余計なスペースが全く無い。前回のサンクラや今回のベリンガーにはレギュレーターに放熱板は付いていなかったが、この機種はサイドの放熱穴に合わせて直接外気が触れるところにアルミ板金のものが付いてるなど工夫されている感じがする。

おまけ2 

MXB1002の分解について

どこかのお姉さんが、同じ機種を整備する動画があったので、よろしかったらどうぞ。




私が分解した時、筐体から基板を抜く時、背面のスイッチのノブやその周りのプラの枠が抜けることに気が付かず、相当無理して、しばらく膠着してしまったのだが、この動画でも同じところで引っかかっている。

スイッチ部は電池ホルダーと共に別基板になっているのだが、本体基板を筐体から着脱するときは、スイッチのノブや飾りのプラ枠を外すと共に、この基板も外したほうが良い、と思う。外さないであれこれヤッて、筐体背面のエッジに引っかかって、押しても引いても動かない・・・・ということになってしまったからだ。M3のナットでとまっているのだが、M3の精密なボックスレンチが無いと外しにくい。丁寧にネジロックが塗布されており、ラジオペンチだと力が掛らず滑ってナットや周辺を傷着けてしまうし、組立後しっかり閉められない。見えない所なので適当に作業したのだけど、反省してM3の精密ボックスレンチを買ってしまった・・



Friday, September 10, 2021

今日の KORG volca modular

 memo: 買い物メモ・・・ volca modularを買ってみた‥

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2013年から始まった KORG のvolca シリーズ、最初の3機種は発売間もない時点で購入した。それ以降も、新機種が幾つも発売されているのだが・・・諸般の事情で、追従はしなかった。早い話、ビンボになったのだ。

とは言え、今回買ってみた modular はとても気になる存在であった。いわゆるモジュラーシンセ・・・のエッセンスをvolcaのサイズに収めた、アナログのパッチシンセというコンセプトに惹かれるものがあった。モジュラーシンセには興味があるのだけど、一通り揃えると結構な価格になるし、今の環境だと、正直置き場所にも困るということにもなる。 だけど、volcaなら、とりあえず買っても、なんとか置ける。

ということで、発売から随分経つが、なんとなくポチッと。クレカのポイントがアマゾン商品券で5千円分になったので、それを足しにアマゾン・・・のマーケットで購入。



これまでの3台は NiMH電池で運用しているのだけど、modularは色々弄る時間が長そうなので、ACアダプタも購入した。 付属のアルカリ電池であれこれ試してみたら、あっというまに電池が減ってしまった。


で、この機種は、これまでの、VCO-VCF-VCA を基本として、キーボードで音階を出すアナログシンセとは発想が全く違う。

東海岸のMoogに対して西海岸のBuchla、という対比が言われるけれど、これまでのvolca(bass, keysなど)はMoogタイプとすると、このmodularはBuchlaタイプ、と言える。

これまでのvolcaと違って、積極的にあれこれツマミを設定したりパッチングしないと音が作れない。パッチングはパズルのようで、どこからどこへ繋ぐか、方法論を持ってないと、うまく音が作れない。

パッチングなしでも一応音は出るセミモジュラーだけど、それだと面白みのある音は出ないのだ。

適当に鳴らすだけなら、こんな ↑ 感じだけど、これも正直プイプイと言ってるだけで、うまく使えてない。しかし、プイプイと言うだけでも面白いのがシンセでもある。NoiseToasterが良い例だ。

他のシンセ群に混じって鳴らしてみた・・・他のvolca同様にシンクをかけて、リズムに同期させると、プイプイと言ってるだけでも、なんかパーカッションの様になった・・・


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なんとなく、modular のみ、それもシーケンサーを動かさずに、ドローンぽい音を作ってみたのがこれ ↓ 


これも音楽とは呼べないなにか、にしかなってない気もするが、これはvolcaからケーブルで直接ZOOM Q4に入れて録音したもので、 modular の素の音のサンプルにはなるかな。

出力を入力に戻したりも出来るので、フィードバックで発振もする。

まだ買って間もなく、数回しか使ってないが、深堀できそうな楽器の予感がする。CVを外から入れたり、出したりも出来るので、例えば CVの出るMoog Etherwave自作のリボコンなどにも応用できるはずだ。 まぁぼちぼちと、探求してゆこう、と思う。 しないかもしれないけど。

おしまい