google tag

My Soundcloud Channel --- Testing :D

Thursday, November 23, 2017

今日の Roland M-120

memo: Roland M-120 ジャンク品を修理・整備したメモ
---
RolandのM-120という1Uの12chのラインミキサーのジャンク品を入手。

またまた悪い癖が出てしまったのだが、一つ税込み千円、しかもこの時は改装とかで全品3割引きセールで700円だったからつい・・KORGのラックチューナーと一緒に買ってしまった。

Roland M-120

いかにもジャンクというスレた感じだが、一応電源も入り、動作もした。


しかし、チェックしてみると、M-120の方は1ch でパンポットが左に寄るが右に寄らないという症状があった。

ということで、いつもの様に治せるかバラしてみることにした。



ノブが沢山あるので外すのに手間がかかる。引き抜くだけだが、そこそこ力が必要なので、これ程多数あると素手でやると手が痛くなる。

ボリウムは全部2連同軸のもので、それぞれ別動作するもの。


この軸の長い、真鍮軸の2連ボリウム、おそらく同じ部品の入手は難しいと思われるので、そういう意味でこの機種は末永く使って行けるものではなく、このボリウムが壊れたらおしまいという機種である。1Uという狭いパネル上に多数のボリウムを並べるデメリットが、汎用品が使えない、代替えのない専用部品の採用、と言うことかもしれない。

基本単純なラインミキサーなので、おそらくボリウム以外壊れる所は無い。
つまり、この機種の急所はボリウムなのだと思う。ひとつ、かなり曲がった軸があったので、目立たないぐらいに修正はしておいた。落としたり、ぶつけたりした時に、ノブが突出してるので、痛みやすいのだろうと思う。


基板は複数に分かれているのだが




状態チェックや部品を取り外す為には、サブパネルに止められているボリウムのナットを全て外して、基板をシャーシから外す必要がある。構造は簡単なのだが、これだけ多数のナットを外す必要があるので手間がかかる。


目視点検してみたところ、パンの効かなかったチャンネルの該当ボリウムを見ると、2連のユニットに隙間が開いている。ノブを強くぶつけたなど外部から力が掛かったのだろう。


 この連結が緩んで不具合が起きていたと推理し、これを取り外して、外部から力を加えて正常な状態に戻してみる事にした。

以前、ハトメ打ちやポンチ穴あけなどに使う、こういう簡単なプレスを自作していたので




これで試してみた・・・




 プレスしたら、該当チャンネルの症状がなくなって正常に動作するようになった。ただし、効果に持続性があるかどうかは、実はよく解らない。これは今後経時変化の有無を見なければ本当の意味で修理成功とは言えない・・

1度これで組み上げて整備完了としたのだが、チェック漏れだったのか、エフェクトリターンのボリウムも効かない事が分かり、同様の処置をした。さらに、組み込んだ後で、SENDも接触が悪く遅れてない事が発覚、結局都合3回分解組み立てをする羽目になった。

センドやリターンのボリウムは見た目は正常だったので、もしかしたらプレスの効果ではなく、半田不良が再取り付けで修正されたという可能性もなくはないので、念の為全てのボリウムの半田箇所にコテを当てることにした。

これでなんとか全機能普通に使える様になったので、システムに加えることにしてみた。
入力感度は-20dBと民生品で、出力はプロレベルまで振れるので、キーボード等に使うにはちょうどよい感じ。AUXのSEND/RETURNが2系統あるのは小型としてはメリットがある。
気になったのは、モニター用のヘッドフォン端子で、十分な音圧、音質は確保されているのだが、ヒスノイズが大きすぎる。ゲインを上げる上げないに関係なく無音時にシャーッと聞える。カセットテープをノイズリダクションなしで聞いてる感じ。あくまで音が来てるか、などの検聴用なのだろうが、どうもこの機種はこういうものらしい。


その他、バラした時の写真を載せておく・・・

基板のパターンはいかにも手描きで、配線間にダミーのGNDラインを挟むというアナログ基板らしいパターンになっていた。



 オペアンプは uPC4570HA というNECのSIPなチップであった。




 タムラの電源トランスらしい。全般的にいたって普通にきちんと作られている。
部品もしっかりしているので、ボリウムさせ死ななければ長持ちする機種なのだと思う。


 ローランド製の国産品であるが、基板には松下のMマークがあるので、製造は松下なのかもしれない。元々は大阪の企業なので関係が深いのかもしれない・・・




 数年前、ローランドは外資に乗っ取られるような形で外資系企業になってしまった。おそらく、こういう(音響機器としては)普及品が国内で作られることはもはや無いであろう。


おしまい

Tuesday, September 26, 2017

今日の 雑誌付録のFostex OMF800Pを買ってみた

memo: 買い物、工作メモ・・ ONTOMO MOOK Stereo編 これならできる特選スピーカーユニットフォステックス編、というのを買ってみた・・というお話・・
---
近年、雑誌付録にアンプ基板やらスピーカーユニットが付くというものが毎年の様に売られているのは知っていたのだが、そういうのはキリがないし、それなりの値段がするので、これまでスルーしていたのだが、その実どんなものかと興味が無かったわけでもなく、今回このスピーカーを買ってみる事にした・・


ONTOMO MOOK Stereo編 Fostex OMF800P

と言っても、この本が目的とするHi-Fi用とかの高い理想のためではなく、とりあえず音が出ればいいやという汎用のモニター的なものが念頭にあった。

ユニットそのものは、正直、ちょっとねじ込んだだけで簡単に縁が曲がるちゃちなプレスのフレームだったりして、かつての昭和時代のユニットを知っていると、物価の差を考えても値段相応のものと言う感じはした。

ぱっと見金属のフェーズプラグがついていて、変な表現だがコーン紙が金属で格好いい感じもするが、残念ながら、能率が83dB/mと低く、耐入力も5Wと低いので大きな音は出せないユニットでもある。なので楽器用にも使うといっても爆音など出せない、あくまで家庭内のモニター。

---
と言う事で、一つの箱にユニット二つでステレオ、という電池駆動の楽器用アンプにありがちな簡単なものを作ることにした。

特に設計するでもなく、安いSPF材1X6の板を切って接着で適当な箱を作る構想・・
1X6が手持ちの工具で加工できる限界。 (以前造ったオンドマルトノ風コントローラーは1X6をベースにしたから・・)バスレフはチューニングが厄介とか、下手くそに出来ると特定の音程でベース音がハネるので、簡単で設計要らずの密閉箱とする。

現物合わせてきに作り出したのだが、最初横幅を決めあぐねたので、ヤマハのTHR-10という小型ギターアンプの大きさと同じ36cmとして作ってみたら、他の寸法も図らずしてほぼ同じという事になってしまった。


箱の枠をSPFの1X6の板で作って、1X1の角棒をバッフルの取り付け用として内部に接着。フロントとリアのバッフルは12mmのベニア、これはホームセンターで安い端材が140円で出ていたのもの。とても軽いベニアなので安物なのだろうと思うが、ユニットも安いんだし、相応かもしれない。バッフルはペイントで黒く塗ったのだが、最初は塗装なしで簡単にと黒い画用紙を貼ってみたのだが、ピンと張ったつもりだったのに乾いてみると接着剤を吸ってしわくちゃになったので、剥がして塗り直したという失敗をした・・・ 


ユニットの振動板はアルミなので、紙と違って、ちょっと触ったり何かに当てたりしただけで凹むだろうし、凹んだらおそらく戻らないと思い、保護ネットを張ることにした。
材料としては、木枠を作って、ホームセンターで見つけたアルインコ製のアルミのネットを接着で張ることにした。このネットが一番高い部品だった (800円ぐらいだったかな) 
箱そのものの材料費は千円も掛かっていないと思う。

バッフルはコーススレッドで取り付け


吸音材は・・・ とりあえず熱帯魚フィルターがちょうどよい容量で、しかも安かったので入れておいた。


という事でなんとなく完成。

ちょっと不細工だけど、低予算だし、自分の工作スキル(大変低い)や所持する貧弱な工具で、工作台も無く床に座り込んでゼロから作ったものとすすれば、こんなものだろう、と思う。取っ手をつけてみようかとか、アンプを入れてみようか、という考えもあったのだが、失敗しそうだし。

で、このSPに使うアンプ・・ ひと昔前にジャンク品を入手したPWMのヤマハチップのアンプ評価基板を使う事にした。本当ならSPに内蔵させる方が使い勝手は良いのだが、実装が色々面倒なので別組とする。

ケースは端材などを組み合わせた木製、アルミケースと違って部材が厚いので端子など部品取り付けのために裏側をえぐったりする必要があり、ケースとしては安く作れた反面手間がかかった・・


入力は、ケースが材料の関係で小さくなったので、TRSステレオフォンジャック一つとし、ミニジャックはアダプタで対応、楽器用としてはケーブル、アダプタなどでTRSステレオに変換して入れるか、スイッチ切り替えでTSつまりモノラルのフォンジャックで対応、とした。入力インピーダンスやゲインは不適当だけど、一応ギターを入れれば鳴ります。

このアンプ基板(YDA131チップ)は5V電源なので、手持ちのUSBチャージャー マクセルのエコフル(単3NiMHを2本USBで充電でき、USBチャージャーとして5V供給も出来るもの)を電源に使う事にした・・アンプがPWM(D級)なので満充電のエネループ2本で 常識的な音量で(うるさくない程度で)音楽を聞く程度の音量だと20時間近く使えた。

最後に、余った材料で、このSPを乗せてマイクスタンドやカメラ三脚に取り付けられるスタンド的なものも作ってみた。 



台の底に 3/8インチのウイットのメスを仕込んでいる。
これでマイクスタンドに直で使えるのと、カメラ三脚用には 3/8を1/4に変換するアダプターで使う。このアダプターは 1/4の高ナットと3/8ボルトをエポキシ粘土で固めて自作した・・




---
音が良いとか悪いとか、そういう事が目的で造ったわけではないのだが、まあそれなりに楽しめるものは出来た感じ。密閉だしユニットが小さいので低音は出ないけど、それでもベース音もそこそこ聞き取れるレベルは出ている。小型の箱にステレオを仕込んだので当然音場とか広がりには乏しい・・能率が低く耐入力も低いので爆音は出せないが、それでも個人が自室でジュークボックス的に愉しむには十分な音量、音質はある感じ。

あれこれ考え試しながら工作する楽しみを味わう為の付録、という企画として、こういう雑誌付録をたまに買ってみるのも良いのかも知れない・・ 


おしまい

Wednesday, July 19, 2017

Today's Using Nature Oscillator with v4l2loopback and ffmpeg

---
memo : v4l2loopbackとffmpegを利用して 任意の動画ファイルでNature Oscillator を鳴らす自分用メモ

v4l2loopbackはDebianではカーネルモジュールのソースが提供されているのでaptでv4l2loopback-sourceパッケージをインストール後モジュールアシスタント m-a コマンドでモジュールをインストールする。

v4l2loopback をインストールしたら、modprobe v4l2loopback してモジュールを読み込んで動作させる。 /dev/video0 などループバック用のビデオデバイスが現れる

このビデオデバイスにffmpegを使って動画データを流し込む。 -reは、これがないと時間通りビデオが流れずに早回しになってしまうので必須

ffmpeg -re  -i  movie.mp4  -f v4l2  /dev/video0

ffmpegを走らせた後に Nature Oscillator nosc を起動させる
以上

Tuesday, July 11, 2017

Today's Testing SONY MU-L021 with KORG KROME : SONY MU-L021の入手とテスト

---
memo : SONY MU-L021 を入手

またまた例によってジャンク品を入手したのだが、今回はSONYのMU-L021という2chのコンプレッサー・リミッター。 音出ましたがエフェクト効かない様ですという注釈が付いて1080円。コンプレッサーは敢えて導入する必要性を感じていたわけではないけれど、過入力対策や音の味付けのエフェクトとして興味があったので、何時もの通りダメ元で買ってみた。正直治せる自信は全く無かったが、壊れてても部品取りになればいいかなと。 

(ちなみにMU-R201も音出ずで540円で出ていたので同時にゲット、前回同様バスバーの半田クラックが原因でハンダ修正したら使えるようになった・・MU-R201修理の記事に追記しておいた・・)

持ち帰って早速動作チェックをしてみたのだが、注釈とは裏腹に、ちゃんとエフェクトが効いた。一応完動品だった。これはちょっとラッキー。


ということで、何時もの楽器遊びのシステムの適当な位置(2mix後の最後のリヴァーブの後ろ、録音レベル設定用のミキサーの前)に繋いでしばらく使ってみることにした・・


いったいどんな効果があるのか、音がどうなのか、というテストが冒頭のビデオである。

---
ネットにあまり情報が転がってないので、以下に中を開けてみた時に撮った写真を掲載しておく。マニュアルも拾えなかったので、この機種の仕様詳細など不明なのだが、コンプレッサー、リミッター、ノイズゲートとして使えるという事、ゲインはゼロで入出力レベルの調整は出来ない、プロ機のラインレベル準拠で作られているので民生用ラインレベルだとスレッショルドをかなり低く(ほぼ最小)しないとコンプが掛からない。(もしかしたら、チェックした店員はそれに気づかずエフェクトが掛からないと判断したのかもしれない)


VCAコンプという事だが、別段特殊な部品が使われているわけではなかったが、オペアンプの品種がちょっとマニアックというか、


TIの072は良いとして、シャープのIR94558 とか、おそらく松下の6458とか、4558互換と思われるチップにあまり見かけないメーカーが採用されている。JRCではなくシャープとか松下を選んだ理由は何なのであろうか興味のある所である・・









90年代初期の製品らしいので、経年変化や調整ズレなどあるかも知れないが、スペックも分からずオリジナルの状態も知る由もないので、現状のものが正常なのが要調整なのかよくわからない。プロ機なので入出力はバランスのXLRとフォンジャックという仕様。

使ってみた感じだと、コンプレッションレシオを高くすると、クリック音が出る程スパリとコンプがかかる。いわゆるハードニーという特性らしい。なので、レシオ高めで、スレッショルドを高めにすると不自然にパツパツと聞こえる。ドラムだけに掛けるなら、それはアクセントにもなるかも知れないが、2mix後にかけるとノイズっぽくなる。

またレシオを高くとるとスレッショルドを跨いでパコパコと不自然にトリガーを繰り返す感じにもなる。あくまで2mixの最後にかけるコンプとしては、コンプレッションのツマミ位置は12時以内が限度かな、という感じ。

コンプレッサーを入れると、ドラムなどの音が締まる感じもするが、当然パルシブな躍動感も後退する。ピアノ音なども、和音をゴーンと鳴らして音量があると、音が軽くなる感じ。軽めにかけて使う感じに於いて、通すと音が極端に劣化すると言うこともない感じ。
コンプなので当然ピークレベルが抑えられるので、軽く掛けておくと録音時のレベルオーバー回避に使えそうである。

という事で、しばらく軽くかけて使ってみる事にする・・

以上

Monday, June 05, 2017

Today's Timepiece : KORG DSN-12 : ニコンの実体顕微鏡 SMZを入手


---
memo:ジャンクなNikonの実体顕微鏡を入手してしまったと言う話

先日、某ハードオフで、いかにも、工場かどこかの検査工程で使われていたものが持ち込まれたという風情の、ちょっとスレた、ゴツい台座付きの実体顕微鏡がレジ前に転がされていた。税込み3240円という値札がついていた・・

実体顕微鏡は低倍率だが両眼で対象物を立体視できる、言わばハイエンドのルーペみたいなもので、持っていれば便利な事もあるが、しかしだからといって一家に一台というものでもなく、明確な使用目的を持たない人間ではなかなか買いにくいものでもある。前からちょっと欲しいとは思っていたが、だからと言って積極的に購入を検討するほどの必要性を持っていなかった。

ということでチラっと見ただけで触らずにスルーしたのだが、帰宅してちょっとオークションなどを調べて見たのだが、実体顕微鏡はけっこう人気があって、中古でも結構良い値段が付いているし、入札も盛んの様だ。数千円ではなかなか買えるものではないらしいのだ。

 大きな架台は置き場所に困る、とても重い、と言うことで2週ほど売れ残ってるのを横目に見つつ様子をみていたのだが、置き場所は後から考えればいい、オシロの時みたいに床に転がせる台座とか作るのもいいかも、などと、買わずに後悔するより買って後悔する事にした。三千円だし。
---
という事で入手して清掃という程度の整備をしてみたのだが、アイピースや対物レンズ、プリズム表面などは染みの様な汚れが見られたが、外から拭ける所は、アルコール拭きなどを行い、完璧ではないが観察には問題ない程度にした。アイピースも、いかにもどこかの現場の実用品だったと言う証拠とも言える拭き傷や染みが残っているが、観察に影響が出る程でもなかった。

問題が出たのは架台の上下のピント合わせ機構で、当初大変渋く、パーツクリーナーを掛けたり、分解してみたりして上手く動くようになった・・と思いきや、突然上下動が全く動かなくなってしまった。スライド部がノブでは全く動かず分解も出来なかった。やはりジャンク、万事休す、となりかけたのだが、乱暴だがハンマーで叩いて無理やり外した。アリ型というか台形というか、スライド部の摺動面が傷んでいたのか、食いつきで動かなかったようだ。

このスライドする台形部材の取り付けボルトの締め付け加減が非常に微妙な感じで、普通に軽く閉めると動かなくなる・・正式にはすり合わせをきちんと取る、シムなどを入れてクリアランスを調整するのだろうが、道具も知識もなく、取り付けボルトをガタが出てるか出てないか、程度の、ボルトとしては全く閉めてないと言える程緩く調整して動作する様に調整した。将来振動などでボルトが閉まってくれば固くなり、逆に緩んでくればガタが出る、という不安定さが内在する事になるのだが、業務使用するわけでもなく、次にトラブルが出た時に考えることにする。3000円だし。

鏡筒を固定するローレットネジが欠品していた。また鏡筒側のネジが当たる部分周辺の溝が若干削られ気味になっていた。このネジがないと台座と本体は重力で載っているだけで固定されずガタガタで不安定になるのでこのネジは必須。手持ちのM3 ネジではスカスカ、M4ネジは入らないという事で3.5mmと予想してネジを買ってきが、ビンゴの様である。 手持ちのジャンクのなかに3.5mmの真鍮のローレットのナットみたいなものが有ったので、これを3.5mmネジに締め込んで、手で締め付けられるローレットねじの代用とした。ネジの先は丸まった鉛筆の先、程度に削って丸めておくと、鏡筒の溝にジャストミートして軽い力で閉めてもガタツキが無く固定出来る様である。


---
というわけでなんとか使える様にしたのだが、問題の置き場所は、PCデスク横にプリンタ台として置いていたスチールラックの上とした。エレクター(モドキ)の頑丈なラックなのが幸い。なにせ、片手で持ち上げるのは無理というか、危ないぐらいの重さがあるから。

卓上には長すぎる水平のアームは、本来の使い方ではないとは思うが、アームの金具を逆側に使うことで、手前側の張り出しを少なくしてなんとか台の上に観察視野が入る様にした。

この鋳鉄の台座がとても重たいのである。まるでバーベルのウエイトそのもの。


照明はとりあえず自在アームに挟んだLEDライト・・

この機械は型番の書かれた銘板などがどこにもなく、Nikonとシリアル番号が印刷されたシールが一枚貼られているだけなのだが、どうも形から言うとSMZという機種らしい。結構スレてはいるが、つまり一応今でも新品を買える現行品という事になる。ジャンクでこれほど格安で出てなければ、まず買うことはなかったであろう。不思議な巡りあわせであると思う。
---
入手してから何に使おうなどというのは本末転倒なお粗末な話だが、とりあえず、音楽のためのムービー作り、ムービーのための音楽作り、という何時もの趣味のネタになるかもしれないと、ビデオ撮影をしてみよう、と思いついて、適当な端材などで撮影用治具の試作。いわゆるコリメート撮影を行う治具である。


普通のデジカメやカムコーダー用で作るのはカメラの固定が難しそうだが、小型軽量かつ棒状のQ3HDなら簡単ではないかと言う事でこのような物を作ってみた。




 なんとなくこんな感じ。見てくれも使い勝手も良いとは言えないが、なんとかカメラを保持する事ができた。 光軸と、アイピースとカメラレンズの位置合わせはとても微妙で、少しでもずれるとブラックアウトする。光軸が合ってるのは当然として、アイピース表面から近す過ぎてもダメ、遠すぎてもダメ。人間の瞳(絞り)にあたる位置にカメラのそれを合わせる感じ。このNikonのアイピースでは、アイピース端面からQ3HDの間の距離は、図らずも工作に使った板切れ1枚分(10mmから11mm程度)の距離で上手く行った。



このアダプタをアイピースに嵌め込んでカメラを輪ゴムで止めるという寸法。工作精度や重量バランスの問題で、Q3HDは天地逆にしないとアダプタが微妙に傾いで光軸がズレてブラックアウトしてしまう。


---
と言うことで、いい加減だがなんとか動画撮影が出来る様になったので、どんな絵が撮れるのか試してみたのが、冒頭のビデオ、という事であった。

実体顕微鏡は元々両眼で立体視するものであり、小さなものがものすごく奥行き深く、あるいは高低差を感じる、とても立体感を伴って見える。単眼のルーペで見るのとは別次元の見え方がする....これはビデオで撮影しても再現はできないのが残念ではある。


冒頭ビデオを白黒作品にしたのは、気分的な問題が主なのだが、照明がプアで暗めに撮れてしまい、また普通のLEDライトという事もあり色味があまりよくなかった事に対するごまかしでもある。 ライティングは今後の課題かな。





この時計は15年程前に買ったもので、裏がガラス張りでメカが丸見えなので面白い素材になるか・・と思ったのだが、自動巻きローターやその機構でメカの大半が良く見えない機械なので、メカ部は絵的にはイマイチではあった。

ビデオには撮らなかったが、アンクルの爪とガンギ車の部分を拡大してみると・・ たいして使っては居ないが経年変化でオイルが劣化したスラッジの様なものがゴミとしてまとわりついているのが見えた・・やはり言われているように機械式の時計は定期的なメインテナンス、分解洗浄給油が必要なのだな、という、肉眼では見えないそういう物が見えてしまうのである。 

顕微鏡が発明されたら世の中が不潔になった、という話があるのだが、まさにそういう感じである。 潔癖症の人は普段手に触れているものは観察しない方が良いかも知れない。ちょっと皮脂で曇ってる、汚れてる、という普通の日常を拡大してみるとものすごく汚れて見えるからである。 


ビデオ 第二弾追加





おわり






Saturday, April 01, 2017

Today's Tape delay patching with a 3 head cassette tape recorder


---
解説: とうとう、カセットデッキのジャンクを入手してしまった。とりあえず使える様に軽く整備して、3ヘッドという特徴を利用してテープディレイとして使ってみるという実験をしてみたのが上のビデオ。以前SONYのデンスケでも同じことをしているのだが、本機種はステレオかつ録再ヘッド間隔がデンスケより狭いのでディレイタイムが短い2ヘッドのテープディレイという事になる・・
---
DENON DR-M2という機種を見つけた。かなりくたびれた、使用感のある個体だったのだが、電源が入り実走行を確認、3ヘッドでシングルキャプスタンではあるがDDすなわちダイレクトドライブ機でベルト未使用、整備マニュアルもネットで拾えるという事での入手してしまった。 ボリウムやスイッチ類のガリ取り程度で使えるだろうという目論見。

基本動作するのだが、テープ送りでカラカラと異音がする、テープ蓋の閉まりが悪くテープのロード時にテープの位置ずれが起きる、スイッチやボリウムはガリガリで音が途切れる、という感じ。 ということで、とりあえず分解してみたのだが・・


外装固定用のビス類の一部ネジ穴がバカになっていたり、コネクタ類や基板にマジックで番号が振られていた。つまり以前分解修理された形跡があった・・ 変な弄られ方してなければよいのだが・・基板上は特に修正等の形跡は見られず


テープ部蓋の枠の樹脂割れの形跡・・接着修理されていた・・ また外装蓋の収まりが悪くテープロードのミスが起きるのは、この枠の根本の金属部が変形していた為らしく、とりあえずだいたい真っ直ぐにしておいたが、収まりは正常に戻った・・


テープ送りの異音は、この回転センサー用のLEDが検出用ホイールと擦れている為の様だった・・擦れた筋が入ってる。これはLED位置を適当に指で修正・・・


シングルキャプスタンだが一応3ヘッド・・テンションサーボ付きというもの。この辺は鬼門なので下手に弄らない・・


キャプスタンはDDモーター、テープ送り用モーター、そしてメカ駆動用の3モーターのトランスポート。 ピンチローラーは見た目は普通だけど、アルコールで拭いても拭いても黒いものがうっすら付いてくるのはゴムが劣化しているからなのだろうと思う・・


カセット蓋はエアダンパーが効かず。パーツクリーナーで脱脂したら一応正常に戻ったのだが、効きがイマイチのようだったのでクリーナーで再度クリーニングしたら今度は効きすぎて動きにくくなり・・あれこれ弄ってるうちに、ピストンのゴムが傷んだのか、全く効かなくなって元の木阿弥・・ ガチャリとラジカセ風に開くご愛嬌となった。

ガリ取りは、アルコール洗浄と接点復活剤噴射で済ませた。録音レベル用フェーダーはガリは取れたのだが、最大値の所で接触がなくなり音が途切れる。これは洗浄や復活剤では治らず・・

テープ速度は、以前テープスピード測定の件で作った自作のなんちゃってテストテープで合わせておいた。DDだけあって、ワウフラは殆ど感じず。基準テープを録音したテレコのワウフラがあるので、チューナーはフラフラするが、ラフなカセット規格の中には入ってるとは思う。 録再系のレベル調整などは機材やテストテープが無いので手が付かない・・メーターや出力レベルが狂ってる気もするが仕方がない。

できる範囲の調整の後、やっと組み上げたら、なぜかネジが余ってもう一度バラすなど、何度も開け閉めするはめになった・・ 

学生時代に同じDENONの DR-F2という同等価格帯の製品を使っていてDENONに悪いイメージはないのだが、この機種はそれより新しくメカ的には進歩しているのだが、作りはちゃちにもなってる。この機種の筐体のシャーシは樹脂で、そういう意味で作りは安物なのだが、3モーターのDD機種という強みもある。DDで3ヘッド機でなければスルーしてたと思う。 34,5年前の機種だけど、曲がりなりにもちゃんと稼働するのだから大したものなのだが、この80年代から90年代にかけては電子立国の黄金期、この機械も内部部品は一部チップを除いてICもCRパーツも全て国産品・・という事だからかもしれない。


またまたジャンク品入手という感じだが、録音機材の一つとして手に入れておきたかったものでもあった・・MTRと同じで、殆ど使うこともないであろうに・・
テープコンプ効果や、わざとノイズの交じるアナログ音にするマスタリングなど試してみたい気がする・・

Saturday, March 11, 2017

Today's Yamaha QY-8 demo


---
memo

ヤマハの QY-8という音源内蔵のポータブルシーケンサーのジャンク品を入手した。
まだ使い方が良くわからないが、デモ曲と、プリセットのバッキングに別パートを手弾きで加えてみた、というのが上記のビデオ。

ジャンク置き場の箱に無造作に放り込まれていた古びた昔のゲーム機・・・と思って手に取ると、ヤマハのシーケンサーだったという落ち。

このシリーズ、QY10など、QYシリーズは人気のあるポータブルシーケンサーという事は知っていたのだが、その中で尤も簡素なもの。他のモデルは12音階の鍵盤的なキーボードがあるのだが、この機種は見たとおりゲーム機のごときカーソルキーや押しボタンがあるだけ。

なんか気になったので、悪い癖とは知りつつ500円だったので買ってみたのだが、持ち帰ってみると、出荷時からそのままのディスプレーの保護用フィルムが張りっぱなしで、剥がしてみると無傷でツルピカ画面になった。 ゴムっぽいボタン類もよく見ると綺麗で汚れも傷もない。 電池部は残念ながら液漏れ腐食で端子がボロボロだったが、ACアダプタで通電すると正常に動作し音も出た。 おそらく、元の所有者は、買ったものの、余り使わず電池が入ったまま長年放置の後処分、というところか。



液漏れ跡を掃除し、腐食部を磨き、折れた電極部はホームセンターで買った電池バネをハンダ付けして修理完了。

音源的にはモノラルでエフェクトもない。色んなジャンル、曲調のプリセットのバッキングパターンが内蔵されていて、それを並べて、4つのソロパートを打ち込んで曲に仕上げる、というタイプのシーケンサー。 

機能が良く解らないまま、ちょっといじってみたのだが、やはり打ち込みなので、音程やその長さをチマチマと打ち込んでゆかねばならない。それをカーソルキーやボタンでポチポチと入れてゆくという手法で、ピアノロールでも面倒と思う性格の私には全く向かない方式の様に思える。 YouTubeに、これでちゃんと曲を打ち込んだ人の曲が出てるけど、結構手間暇がかかっているはずだ。私には無理。


ただ、MIDI INとOUT端子が出ており、MIDI INからの情報で音源を鳴らせたり、シーケンスを録音することもでき、押さえたキーによって、バッキングのコード認識もでき、オートコード的な伴奏も付けられる事は確認できた。 

バッキングのコード進行を打ち込めば、他のシンセ演奏用のバッキング音源で使えそうではある・・

音質は、今時で言うと量販店のファミリーキーボード的な感じで時代を感じさせるもので、デモを聞いても分かる通り、なんかカラオケにも似た感じ。