買い物メモ
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PCを新調したら、なんかちょっと欲が出てモニターも新調する事にした。これまで使ってたのは七尾のL465という16インチSXGAモニターで、9年間使ってきた。まだまだ使えるのだが、画面が狭いのと、消費電力的にも最近の製品の方がエコなので、まぁ換え時なのかなと。
SXGAの19インチぐらいのものにしようか、いっそ流行りの1080p仕様のワイド型にするか.. いろいろ選択肢があったのだが、PCも新しくなってせっかくHD映像も表示できる様になった事でもあり、ワイドを買ってみるかと言う事となった。
解像度比較図
横に長すぎる気もするが、SXGAのデュアルヘッドも場所を食うので、TV標準と同じこの1080pなサイズというのは一つの落とし所だろうと思う。
で今や国産メーカーは見る影もない、というか店頭では隅に追いやられているなさけなさ.. と思いつつ、安いモニターの中ではそこそこ定評のあるDellから、 U2312HM というモニターを買った..
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Dellの印象..
職場ではDellのPCは標準という感じで、当方もPentium60MHz時代から付き合いがあるので、メーカーに対する印象はそれほど悪くない..そこそこに安くてけっこうしっかりしている、という印象があるので注文したのだが...
モニター類であっても国内に在庫は持たない主義の様であり、注文してから納品されるまで12日かかった。でも届いた商品のロットは7月生産のものだったので、あちらには山ほど在庫があるのだろう。
で、時間がかかるのはともかく、Web上でおこなう納品予定などの進捗確認がお粗末で、殆ど約立たず、と言った感じであった。ステータスをメールで知らせてくれるサーヴィスもあったのだが、どういうわけかメールは一通も配信されなかった。注文時に確認メールが来ただけで、途中経過がわからないので本当に注文受けてもらえてるのだろうか、などと心配になる。意外にお粗末である。こういう物流面ではアマゾンにでも弟子入りすれば良いと思うが..
と言うことで届くまで日があったので、買った商品やDellに関してあれこれGoogleで検索してみたら、一般人のDellの評価は企業ユーザーとしてのDellのイメージとは真逆でものすごく悪い、という事を知って、面食らった。なんでもサポートは中国に丸なげで、電話すると片言の日本語で面食らったとか通じなかったとか、まぁそんな情報が山ほど見つかる。近年新聞に大きな広告だして、安さを強調した売り方をしているけれど、その反動が来ているようだ。
企業ユーザーの感覚しか持たず、普通の人から"Dellっていいの?"って聞かれたら、まぁ悪くは言わないだろう。なにかにつけサポートが必要になる並の人が、推薦されて、あるいは新聞で見てDellを買っても、サポセンに電話してみると.. そういう事だと、まぁ評判どおりの"買うんじゃなかった"と言う様な結果になるのだろう。ネットの噂、火のない所になんとやら、サポートでひどい目にあった、二度と買わないなどという記事がこれほどまで多いとは正直びっくりした.. 買う前に気がついていれば、注文しなかったかも..?なんて思った。
あと、見てると値段がコロコロ変わる。今回は購入時点で法人向け扱いが3000円値引きされていたので法人枠で買ったのだが、数日後一般向けも同じ値段になったり、次の週には割引が無くなったり..
と言う風に、タイミングが悪いと、まぁ数千円の範囲だが、安く買えたチャンスを逃してしまう事にもなる。そして、即納ではなく納期が長いので、届く前に新しい値引きが始まったり、と言うことにもなり、不誠実な感じは否めない。
納品後に気づいたのだが、書類上貼付されて来るはずのリサイクルマークも貼られてなかった..なんかちょっとお粗末過ぎやしないか...
とまぁそんなこんなで、自分的には今回、Dellという会社の印象が星2つぐらいランクダウンした感じである。彼らにしても、大手企業相手の商売だとサポートも日本法人が善処して、もし不手際などあれば営業がすっ飛んで来るのだろうと思う。
一方一般向けはサポートが外国人、まぁコストの関係なのだろうが、日本人受けはしないと思うし..企業相手と一般人相手でサポートの質を極端に変えるという事自体、自ら看板に泥を塗っている風にも見える.. もし本気でコンシューマ向けでTOPとりたいなら、早急になんとかしないといけないと思うが..
Googleで"デル サポート"と打つとリターンするまでもなく
さくっとこんな候補がデルのだ..悪評もここまできてる..
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12/29 追記 : Dell がダメなのは本当だった!!!!
9月にオンラインで注文、10月に納品され、その後何事もなく普通に使って暮らしていた、のだが、この年末になって、Dellの営業を名乗る人物から、いきなり
システムエラーでカード情報が確認できず決済ができないからカード番号を教えてくれ、という内容の、考えられないというか呆れた電話がかかってきた。
だいたい、いきなり知らない人間から電話でクレジットカード番号を聞かれて、だれがハイハイと答えるのだろうか。たとえDellの営業を名乗ったとしても!
相手がどこの誰なのか電話では確かめようがない。カードに引き落としの有無もその場で確認のしようもない。と言う事で、とりあえず文書でくださいとしたらメールします、と言って、メールが来た。
本当は紙の文書が欲しかったのだが..
普通に使う状態でも0で十分、これ以上暗くしたければコントラストを落とすしかないのだが、画質上コントラストは落とすにも限度がある..
ノングレア表面の出来も、まぁまぁ、なのだろうか、まぁあまり綺麗でもないが、ギラギラし感はさほど気にならない。
このLCDパネルは6bitだとか言われいているが、グレースケールを含んだテストチャートなどをざっと見た限りだが、別段汚いとか縞が出てるとか、そういう事は無い様に見える。LCD表面をじーっと眺めると、色が不自然とも思えない、が、じっくり見ると、ノングレアの表面が完璧ではないなぁ、という別なものが見えちゃう.. そんな感じだ。
写真や出版などプロでもなきゃ問題にはならないと思うし、大体プロはこんな安いモニター買うわけないから、一般人が一般家庭で使う分には文句は出ない水準なのだろうと思う。
動画の再生も別段、普通だと思う。一応映画モード、ゲームモードがあってオーバードライブがかかって残像が目立たないモードも用意されている。
IPSパネルなので視野角が広く、視点による色変化も当然少ない。ただ画面隅の黒浮き、というかバックライト漏れが多めで気になるといえば気になる..
直販品で店頭で確かめられない上、新製品なのでレビュー記事は少ないのだが、興味があるのなら、海外の記事だけどこれを参考にすれば、と思う。メーカーのCMの延長でしか記事を書かない日本のIT系メディアの記事より、随分まともなレヴューだね。
余談だけど、そのサイトのレビューでわかったのだが、旧モデルU2311Hも同じく6bitパネルらしい。当初8bitと書かれたのだがLGのパネル仕様書を調べるとすると6bitだったので記事を訂正する、という事が書かれていた...それが本当なら新モデルは6bitだから旧モデルより色域が悪いというのは間違いになる..
と言うことで、売り方やサポートのあり方などは、難があるのだが、商品そのものは、まぁ安モニターとしては上出来なのではないか、と思う。少なくとも失敗した、という感じは今の所ない。
信頼性やトラブル時のサポート状況など..はこれからのお楽しみ。
まぁモニターなんてそうそう壊れるものではない、と思うのだが...これは使い込んでみないとわからないからね..
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さてこのディスプレーは 1920x1080という解像度なのだが、Linux的に、新マシン+Debian squeeze (amd64) では設定変更など一切なしで、つまりDVIケーブルを刺しただけでなにもせずともきちんと認識して表示された。コンソールのフレームバッファーもフル解像度で出た。
xrandr してみるとこんな感じ..
HDMI1 connected 1920x1080+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 510mm x 287mm
1920x1080 60.0*+
1280x1024 75.0 60.0
1152x864 75.0
1024x768 75.1 60.0
800x600 75.0 60.3
640x480 75.0 60.0
720x400 70.1
これで人並みにHD環境が出きた.. ソースは今の所せいぜいYouTube、なのだけど..
本当は紙の文書が欲しかったのだが..
ともかくメールが来て、一応本当にDellとわかったのだが、しかし、決済の不備を何ヶ月も放置して年末に電話してくるなんて、システムエラーだかなんだか知らないけれど、そういう情報管理の杜撰な会社にクレジットカード番号など預けてよいものだろうか..
という事でめんど臭いし手数料もかかるが、情報管理の杜撰な、システムエラー頻発させるような企業にカード番号は教えられないので、銀行振込で対応してくれと返事をしておいた..
そもそも、今の世の中、カード番号を聞き出そうとするあの手この手の詐欺が横行しているのだから、いきなり電話で教えてくれ、なんと言って、誰が答えるのだろうか。答えると思って電話してきてる営業の常識を疑う.. Dellという大企業の営業がそんなことするのだ..
という事で、ネットの悪い噂を実体験するはめとなった。
これにより自分的には Dell は 要注意企業 .. ブラックリスト入りとなった..
脳内のDell株価大暴落、二度と買わない指数が急上昇..
こんな記事があったので参考にして欲しい.. 買う前に読んでたら買わなかった気がする..
というか現時点で決済されてないので一銭も払ってないけど手元にモノが来てる、つまりまだ買ってない事になっている.. オンラインでカード決済で注文して、そんなこと、通常ありえない。
ありえない事が起こって呆れているのだ..
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2012 1/19 update
最初に電話が来た 2011/12/29日 のメール
現在、問題の原因について社内で確認中でございます。
2012年1月4日に状況報告をさせていただきますので今しばらくお待ちいただけますでしょうか。
と言う事だったのだが、年明け 2012 1/4に
問題の原因について引き続き社内で確認中でございます。
分かり次第ご連絡いたしますので今しばらくお待ちいただけますでしょうか。
というメールが来て、 1/19 現在、メールも、請求書も、なにも来ていない..
何かあったらここに追記する...
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2012 2/3 update
1/26 にメールが来た。で原因については
問題の原因について調査させていただきましたところ、システムエラーにより
お客様のカード情報がカード会社に送信されず請求が上がっていない状況となっておりました。
今後同様のエラーが発生しない様改善に努めさせていただきます。
と三行。エラーでしたという事を確認するのにひと月かかるのか。原因もエラー。さっぱりわからん。これで分かる人が居れば俺に説明しておくれ..
で、翌週に振込の請求書がハガキで送られてきたので本日銀行振込してこの件終了とした。
振込は面倒だし手数料もかかるのでカード支払いで買ったのだが、その結果がこのザマである。
DellのページにAmazonみたいな評価欄があれば当然★星一つの評価にするところである..
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寸評
と、企業としての評価は置いておいて、届いた商品について少し書いておこう。
23インチのモニターなのだが、当方のPC卓上に置くとモニターSPの間にぴったり収まるサイズだった。
非常に軽い。台座などもコストダウンが進んで、プラスチック部分が多い。必要十分なのだが、ちょっと前の、金属っぽいY字型の足の奴なんかしっかりした感じでよかったなぁ、という事を知っていると、全般的にコストダウンが更に進んだ感じかな。それでも、売りの一つ、上下の高さ調整とパネルの回転が出来る機能は健在だ。
デザイン的には前面に余計な装飾が無いのがよい。他社の物は店頭で目立つ様に枠がツルピカだったり不必要に大きなロゴが入ってたり、さすがにアジア製品という目障りな物があったりするからね。 ただDellのロゴは控えめなのだけど、銀色でピカピカ。メッキなんかせずに黒の梨地ままにすればいいと思うし、評価も上がると思う..
LEDバックライト、なのだが、輝度そのものはあまり絞れない。旧モデルのU2311というのは蛍光管らしいのだが、そちらの方が輝度が絞れるらしい。
普通に使う状態でも0で十分、これ以上暗くしたければコントラストを落とすしかないのだが、画質上コントラストは落とすにも限度がある..
ノングレア表面の出来も、まぁまぁ、なのだろうか、まぁあまり綺麗でもないが、ギラギラし感はさほど気にならない。
このLCDパネルは6bitだとか言われいているが、グレースケールを含んだテストチャートなどをざっと見た限りだが、別段汚いとか縞が出てるとか、そういう事は無い様に見える。LCD表面をじーっと眺めると、色が不自然とも思えない、が、じっくり見ると、ノングレアの表面が完璧ではないなぁ、という別なものが見えちゃう.. そんな感じだ。
写真や出版などプロでもなきゃ問題にはならないと思うし、大体プロはこんな安いモニター買うわけないから、一般人が一般家庭で使う分には文句は出ない水準なのだろうと思う。
動画の再生も別段、普通だと思う。一応映画モード、ゲームモードがあってオーバードライブがかかって残像が目立たないモードも用意されている。
IPSパネルなので視野角が広く、視点による色変化も当然少ない。ただ画面隅の黒浮き、というかバックライト漏れが多めで気になるといえば気になる..
直販品で店頭で確かめられない上、新製品なのでレビュー記事は少ないのだが、興味があるのなら、海外の記事だけどこれを参考にすれば、と思う。メーカーのCMの延長でしか記事を書かない日本のIT系メディアの記事より、随分まともなレヴューだね。
余談だけど、そのサイトのレビューでわかったのだが、旧モデルU2311Hも同じく6bitパネルらしい。当初8bitと書かれたのだがLGのパネル仕様書を調べるとすると6bitだったので記事を訂正する、という事が書かれていた...それが本当なら新モデルは6bitだから旧モデルより色域が悪いというのは間違いになる..
と言うことで、売り方やサポートのあり方などは、難があるのだが、商品そのものは、まぁ安モニターとしては上出来なのではないか、と思う。少なくとも失敗した、という感じは今の所ない。
信頼性やトラブル時のサポート状況など..はこれからのお楽しみ。
まぁモニターなんてそうそう壊れるものではない、と思うのだが...これは使い込んでみないとわからないからね..
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さてこのディスプレーは 1920x1080という解像度なのだが、Linux的に、新マシン+Debian squeeze (amd64) では設定変更など一切なしで、つまりDVIケーブルを刺しただけでなにもせずともきちんと認識して表示された。コンソールのフレームバッファーもフル解像度で出た。
xrandr してみるとこんな感じ..
HDMI1 connected 1920x1080+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 510mm x 287mm
1920x1080 60.0*+
1280x1024 75.0 60.0
1152x864 75.0
1024x768 75.1 60.0
800x600 75.0 60.3
640x480 75.0 60.0
720x400 70.1
これで人並みにHD環境が出きた.. ソースは今の所せいぜいYouTube、なのだけど..