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Wednesday, July 15, 2015

今日の SONY TCM-5000EV ベルト交換とテープディレイ実験のナゾ

DIY修理memo : SONY の3ヘッドモノラルテレコ、TCM-5000EVのジャンク品を修理してテープディレイを実験してみたというお話
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昨年Yamaha のMT50というMTRを入手、最近ではSONYのTMC-400のデッドストックを入手...など、マイブーム的に益々気になるカセットテープレコーダーなのであるが、先日はとうとう禁断の不動作ジャンクに手を染めてしまった。

SONYのTCM-5000EV というモノラルの3ヘッド機である。並のテープレコーダーだったら手を出さなかったと思う。でも3ヘッド機だと色々遊べる要素にもなる。いかにも古くて動かないという風情だったので、見つけた日には買わなかった。1週間後も売れずに残っていたので、ものは試しと言う事で購入してみたわけである。おそらくベルトの交換だけで治るだろうという賭けである...


試しに動かしてみると、短時間は動いて音も再生したのだが、しかしすぐに止まってしまう、巻き戻しは出来るが早送りが出来ない、という感じであった。とりあえずモーターや電子回路は生きているという事なので、ベルト交換で治る見込みが高まった・・・という事で開腹・・


この機種は裏蓋を開けて基板を外さないとメカが現れないのだが、基板の配線が蜘蛛の巣の様にはりめぐされ、それが基板上にあちこちテープに貼り付けられたり、基板に針金で結わえ付けられていたりと、ガチガチに固められている。ポータブルという事で余計に処理しているのだろうが、基板を外すのにとても手がかかる。メカ部を露出させるには、あちこちテープを剥がしたり、基板に植えられた針金を緩めて配線を開放させたり、ハンダごてで数カ所配線を外す必要がある。

つまり、メインテナンス性がとても悪い。どちらかと言うとプロ向けの機材でありながらこの実装、実体はプロ向けにも使えるがプロ機材としては安価な、所詮はラジカセ的なもの作りから発展派生した民生品という事なのだろうと思う。基板をぱかっと扉の様に持ち上げられるぐらいの設計だって出来るはずだが、こういうものに定期メンテナンスやサーヴィスの容易性を気遣う発想はなかったのだろう。


四苦八苦しながらなんとか基板を外すとメカが現れる・・・
ここまで来れば、ベルト交換そのものは特に難しいという程のものではないのだが・・・


ベルトは使えそうな汎用のものを探せそうだ、という事が解ったうえでの不動作ジャンク購入だったのだが、この機種はゴムアイドラーも使われている。このアイドラーのゴムもベルト同様劣化していると思われるが、これは交換部品が無い。ベルトだけ交換しても完全動作しないリスクもあることに気づいた・・・

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とりあえずベルト交換であるが、この機種は4本使われている。

ネットに転がっていたサービスマニュアルを読んでみても部品番号は分かるけれど、サイズなどは書いてない。純正部品は既に入手出来ない。なので、劣化したベルトのサイズを調べて、それより少し小さい物を探す必要がある。

取り外した4本のベルトの現状(劣化後の伸びたもの)サイズは、直径に直すと概算で

80mm太さ約1mm, 43mm太さ約1mm , 30mm太さ約1mm, 60mm太さ約0.6mm

他の物はともかく、30mmのものは伸びてるという感じもしないのでこのサイズが適性なのかもしれない。他は明らかに伸びてる気がする。

交換ベルト入手は、最初アマゾンのマーケットで売られている汎用品を試してみた。サイズ色々詰め合わせというもので、購入したものは、現状43mm, 30mmのベルトの箇所に合うものは(微妙に太さが違うものの)入っていたが、肝心のモーター直、メインのキャプスタン用の現状80mmの箇所のものは入っていなかった。また太さ0.6mmのカウンター用のものも当然入ってなかった。

と言う事で、千石電商のネット通販で手に入れた。とりあえず70mmと75mmを入手し、どちらも使える事は確認できた。ゴムは伸びるのでどちらがよりオリジナルに近いのか、判断が難しい。75mmだとゆるい気もしたが、ベルトそのものの負担は減る、とりあえず滑らずグリップする事は確認出来たので、70mmと迷ったが結局75mmで組むことにした。

またカウンター用は現状でゆるゆるに伸びてしまっているのだが、無くても構わないものであり、千石でも入手出来ないので、古いものをそのまま使う事にした。カウンターは負荷が軽いらしく、伸びきってゆるゆるでもちゃんと回っている。

結局、TCM5000EVのカウンター用を除くベルトを揃えるとすれば、幅1mm程度の角ベルトで、30mm, 40mm, 70mmか75mm あたり という事になるのかな。

それが適正か、信頼性や寿命が満足出来るかどうかは不明であるけど、純正部品が入手できないので、あくまで動けば良い程度の修理になってしまう。

拾ったサーヴィスマニュアルに各種調整が書かれていたが、どれも測定用の基準テープや機材などが必要で、それらを持っていないと確実な調整は難しい。機械的なオーバーホールもできれば良いのだが、相当な覚悟と器用さ、慎重さが必要だと思う。

要するに、こういう素人のジャンク修理というのは動けばOKという程度のもので、あまり人に推奨したり自慢したり出来る物でもないと思う。素人が小遣い稼ぎの為にちょっと弄って動くようにして高値で売り捌くというのは責任感に欠ける気もするし、逆にプロが機材を駆使して完全オーバーホール、調整すれば、恐らく相当の工数のかかる、つまりかなり値の張る仕事である事も確かだ。

結局こういう行為は、自己責任で、自分の為だけにDIY修理を楽しむ、というのが正しい姿勢だろうと思う。

根が不器用なので、ベルト交換後の再組み立てもちょっと手間取った。


分解時にほぐした配線の処理に困ったり、一部ワイヤを挟み込んで傷をつけてしまったり、裏蓋のシールド板のGND配線のラグが折れ曲がって基板に接触してしまい妙な発振を誘発したり・・・なぜか消去機能が効かず古い録音と音が重なってしまったとか...

フロントパネルはアルミ製らしいのだが、接着が完全に乾いて外れかけていたので、のり(あるいはテープ?)の残骸を剥がして、両面テープで接着しておいた。

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と言うことで、最終的には、一応”完動品”にすることが出来た。
ベルト交換で一応動く様になった。ただやはりアイドラーも劣化してるので、巻き上げ側のトルクがかなり弱いなど、新品同様になるわけではない。あくまで動けば良い程度の状態ではある。


こんなものを修理して、今更カセットで録音したいものがあるわけでもないのだが、世の中から消えてしまってみると、過去に置き忘れてきた物に対する未練なのだろうが、こうやって手元に置いて、たまに回してみたい、という気持ちが強くなる。若い頃は常に新しい物を良しとしてた様なきがするので、こういう心境は人間として劣化、老化したせいなのかもしれない。

iPodなんて弄っていても面白みがない。


でもこういう"電池とモーターでガチャガチャ動いて音の出る本当のキカイ"は、やはりどことなく面白みがある。触って、感触を確かめ、納得してみる、愛でるアイテムという存在なのかもしれない・・・

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さて、このTCM-5000EVを選んだのは、"ソニーのデンスケ"というブランド要素な上に、機能的には3ヘッドで、再生速度可変機能も付いているからである。

3ヘッド機はテープディレイに使える要素だし、再生速度可変は、以前 TCM-400で実験したような楽器性もある。

と言うことで、早速楽器遊びの延長として、テープディレイの実験をしてみた。


こんな感じの接続にするとテープディレイとして使えるのである。テレコ音声を受けてるチャンネルのAUXが、ディレイで言うところのフィードバックに相当する。エコーとして響かせたり、フィードバックで発振ぽく音が連続したりする。以下が実験結果の動画



本機はVORという、音声が入ると自動録音される、という機能がついているのだが、音声が入ってからモーターが起動し録音開始されるまでのタイムラグを補償するために、なんとBBD素子を使ったアナログディレイが内蔵されているのである。

つまり、テープディレイを構成すると、通常モードで得られる録音ヘッドとモニターヘッドの距離に相当する遅延に加えて、VORモードではBBD素子の回路的なディレイも加わる、即ちディレイタイム2段切り替えになる。BBD素子を通ると周波数特性が悪くなるのだが、独特のくぐもったいかにもアナログディレイ的なLo-Fi感が出る。残念ながら録音時にテープスピードは変えられない(回路を見る限り簡単に改造できそうだが)。

また録音アンプはゲインが自動可変で、コンプレッサー的というか、リミッター的という独特のAGC的な音になり、それがテープ系の天然のサチュレーション感と加わり独特な感じの音になる。

これを常用するつもりはないけれど、こんな簡単な接続でも楽器性の延長としてなにか作れそうなポテンシャルはある様な気がする。テレコとは面白いものだと改めて気づいた次第である

おしまい










Sunday, June 28, 2015

Today's Testing KORG KP3+ with KROME piano and MS-20mini


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買い物memo

KORGのエフェクター KP3+を購入した。

ちょくちょく行く楽器店の店頭展示品の処分価格、という事だったのだが、中古価格もびっくりの価格だった。

実は、6月初めからその処分価格で展示されていたのだけど、品名の表示はKP3,つまり数年前に終了している古いモデルだったのだ。 旧製品だからその価格なのかな、と思っていた。

そして、2週間ほど経ってもその値段でも売れ残っている... 既に広く出回っている定番モデルであり、必要とする人は既に入手済みだろうし、今更旧機種は売れないのだろうなぁ、と解釈した。

元々DJ,ダンスミュージック向けのエフェクターなのであるが、タッチパッドでエフェクトを変化させるとてもユニークなエフェクターで世界的に大人気の機種である‥

サンプラーにもなるし、電子楽器遊びにエフェクターはいくつあっても惜しくはない、旧製品とは言え誰にも買われないで、店晒しになったまま、というのも不憫だ...

さらにこの楽器チェーン店、本社が経営状態が芳しくなかったらしく、他所に売却されてしまって、一部店舗閉鎖と店名変更という憂き目、ちょっと悲しい状態でもあった...

 KORGファンでもあり、えいやっ、と、その売れ残りを保護した、というわけだったのである。


で、実際展示されていた商品は、よく見ると、旧品のKP3ではなく、KP3+という現行品だった、というオチ。これは大きな誤算。嬉しい誤算。だって、展示品とは言え、ちゃんとメーカー保証付きの現行商品が1万円札1枚でお釣りが来る値段だったのだから、中古品もびっくり



と言うことで、早速接続してテスト、というのが上記のビデオである...

本機種は、これまで、面白そうだけど、決して安いと言える価格ではなかったので、面白いだけでは買えないな、と距離を置いていた商品だったので、ラッキーだった...

そして、実際手に入れて使ってみてこそ、わかる事がある。
これはエフェクターなのだが、指先で操作する”楽器”でもあるのだ...
つまり使いこなし、熟練が必要なのだ... 上手に使うには、やはりセンスが必要だ...

Sunday, June 07, 2015

Today's Pitch Shift : SONY TCM-400/MS-20mini/KORG KROME

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解説

SONYのテレコ、TCM-400という製品を入手した。リサイクルショップで、デッドストックと思われる未使用品(多分)が200円で出ていたのだ。この手の商品としては末期のもので、当然の様に既に生産終了しているものである。


この機種はスピードコントローラーが付いており、また、オートリバースではない欠点を補うためか、1/2倍速で録音時間を倍増できる機能もついている。

このスピードコントローラーは、楽器の視点で見た場合、トランスポーズというか、ピッチコントローラー、あるいはピッチシフターとなり、また1/2倍速は、オクターバーという事になる。

この機種では、ドの音を基準とすると、上はファ#、下はラ♭の可変範囲が取れる。また標準速で録音して1/2倍速で再生すれば1オクターブ下げのピッチシフト、1/2倍速で録音して標準再生すれば1オクターブ上げとなる...

またテレコ特有の音揺れ、ノイズは、音楽再生装置としては当然好ましくはないのだが、楽器のオシレーターと見た場合はLFOやノイズがミックスされた音源、と見なすことができる。

大抵のシンセサイザーはLFOやノイズ発生器を持ち、音作りでわざわざ音を揺らせたり、ノイズを混ぜたりするのだが、テレコで録音すればそれが半分自動で付加されるわけである。録音時や再生時にテレコ本体を揺らすとビブラートがかけられる、正に楽器として使える…

...などと考えながらデモを録ってみたのが上のビデオである。

回転数を変えるので、あたりまえだが、ピッチを変えるとテンポも変わる。
またピッチ上げは速度が上がるので音質がよく、ピッチ下げは逆に悪く、小さくなる。
録音したのは、KORG KROMEのピアノ音で、元音はスタインウェイ系の硬質で綺麗な響きのものであるが、テレコに録ると独特の音色に変化し、この再生音を音源としてシンセ同様にディレイその他のエフェクトをかけたのだが、ピアノと言うよりは、鉄弦のギターの様に聞こえる。

PCMやMP3で高音質に録れるデジタル録音機が安価で普及した今となっては一般的には商品価値は無いのであるが、テープレコーダーというのは、どこか惹かれる。メカと電子回路を凝縮した創意工夫の結晶、という所が魅力だし、機械式、アナログ回路の不正確さ、曖昧さ、ノイズや揺れなどはデジタルにない味であり、楽器の延長として、音源として十分使えるのではないか、と思う...

ドローン音を録音しておいて通奏低音にしたり、ピッチをあれこれ弄ったり、という音源に使えるのではないか、と思う...

Saturday, June 06, 2015

Today's YAMAHA YMM2 Test with microKORG, KROME and SQ1


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メモ:

YAMAHAのYMM2というMIDIマージボックスのジャンク品を手に入れたのでテストしてみたのが上の動画である。

PCで何でも出来る時代にリアルなMIDIのパッチは流行らないので、こういう機器は現在あまり市場に出ていない。

2つの異なるMIDI入力を1つにまとめて出力するもので、あまり使うものでもないけれど、このテストの様な使い方もできるし、THROU端子もついてるので、場合によっては1in2outのスルーボックス(スプリッタ)にもなる、という事で買ってみた次第。

この製品は25年以上前のかなり古いものであり、動作確認なし、無保証ジャンクとして540円で出ていたのだが、幸い完動品であった。


Saturday, March 14, 2015

Today's Night Ride 3 : Nature - Oscillator


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解説
Nature - Oscillator という、ビデオデバイスの映像から音声合成するソフトのデモ。
このデモはLinuxだけど、Android,iOS版もある。

このデモでは撮影済のビデオをカムコーダーで再生してそのアナログ出力をビデオカードに入れてlinux上のNatureで音を出している(ややこしい)。

iOSやAndroidの携帯端末だと、リアルタイムでカメラの映像を音に出来るのではと思う。

発想がユニーク。音声から動画を作るビジュアライザーは色々存在するけど、その真逆、映像から音声にするシンセサイザーというのはあまり聞かない。

SunVoxと同じロシアの人のソフトシンセ。この人はホントに天才だと思う。

Thursday, February 12, 2015

Today's TickTick : KORG SQ-1 sync test with Metronome



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解説

偶然ヤマハ製の古いメトロノームを手に入れた。木製筐体で1958年製。


メトロノームは使ったこともないし、あえて必要なものでもないのだが、あの、ゼンマイを巻いてコチコチという風情にどうにも惹かれるものがある。ジャンク扱いの中古、見かけた日は買わずに帰ってきたのだが、なぜだか妙に気になったので翌日出直して買ってしまった。年代の割には傷や汚れも少なめで、機械も損傷なく正常、軽くオイルを吹いてやったらテンポも結構正確。メカは全金属製でプラスチックは一欠片も使われていない。

(余談:ドイツ製の2万前後の木製メトロノームが"高級品"として売られているけれど、裏から覗いてみると驚愕の事実、ギヤや拍子を打つホイールなどほぼ全て白色のプラスチック製だったりする。機械的には安物を木製筐体で飾っているだけ。それと比べるとこういう古い機械や国産のニッコーなどは比べ物にならない程高給品と言える。)

そして、この完全な機械式メトロノーム、出てくる音は当然完全無欠のアコースティックサウンド、コチコチと言わせると、なんか和む。電子音のピコピコやPCMのドラム音源とも違う生の音だ。

で、和む以外に使い道もないのだが、思いつきで先日買ったSQ1と同期させてみる実験を行ったのが上のビデオ。


メトロノーム内にコチコチ音を拾うマイク(昔SONYの小型短波ラジカセに付属していたステレオ仕様のタイピン型マイク)を入れて、接続したレコーダー(SR1)をマイクアンプとしてレコーダーのLine出力をKORG MS-20miniのESP入力に入れる。ESPのレベルやらフィルターやらを調節すると、コチコチに同期したトリガー信号が得られるので、それをSQ1のSync inに入れてやると見事に同期するのである。


マイクを使っているので、全体のモニターはヘッドフォンで行わないとフィードバックとか色々面倒な事になるとは思うが、何の苦労もなく予想以上にうまく同期できた。

こんな事してもあんまり意味はないのだが、メトロノームに限らず、例えばマイクをピエゾマイクにして、木片だの空き缶だのを叩いてシーケンスを進める、とか、MS20自体をシンセドラムにするとか、ESPをからめて色々応用出来る気がする。

Sunday, February 01, 2015

今日の KORG SQ-1

買い物メモ: NAMM2015と共に発表された、KORGのステップシーケンサーが早くも販売開始となったので買ってみた..
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 アナログシンセサイザーを復活させたKORGが、今年のNAMMショーで、また新しいアナログ関連商品を発表した。銘機ARP Odyssey の復刻、MS20復刻版をベースにしたモジュールの組立キットMS20M、そしてステップシーケンサーSQ-1。そして、MS20MとSQ-1は商品発表=NAMMショーの一週間後に発売されるという展開。

何よりSQ-1は1万円程度という手に入れやすい価格であったので、即座にAmazonに注文を入れ入手した。

こういうステップシーケンサーは、モジュラーシンセメーカーが作っているぐらいで、取り扱いにくかったり、値段も高い。それをKORGが大衆的な価格で出したのだから手を出さない理由はない....
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このステップシーケンサーはアナログシンセ用にCV/Gate つまり電圧を出力してMS20などのアナログシンセをコントロールするものであるが、MIDI出力も装備されており、デジタルシンセサイザーも鳴らせる。形式的には古いアナログ時代のシーケンサーなのだが中身はデジタル化されているというわけである。

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という事でお約束の開封&テストビデオ。
色んな接続を試してみたので長くなってしまった。


NAMMショー発表直後で世界的に注目度が高い事もあって、カウンターの回りが早い。
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本体ケースは鉄製で、小さいわりには結構重量感がある。つまみは、monotronやvolcaでお馴染みの、可変抵抗の軸がそのまま出ているタイプ。


電源は電池は単3が2本、またはUSBのバスパワーである。  ビデオの最初の方を見てもらえばわかるが、電池蓋の開閉はドライバーでネジの脱着が必要で、蓋の中にある電池フォルダーもちょっと電池交換しにくい感じであった。


長時間使うなら、スマホ用などのUSB補助電源みたいなものや充電機器からUSBをケーブルで供給して使うのがよいかもしれない。

このビデオの最初では、先日買った学研の SX-150 mark2 に繋げて鳴らしている。



SX-150は抵抗板の電圧をスタイラスで受けてVCOで音を出すというしくみで、それはCVでもあるので、SQ-1のCV出力をSX-150にスタイラスにつなげれば何らかの音は出るはずである。しかし、スタイラスにCVを送るだけだと、SX-150内部のGateがかからず、音が切れない、フィルターにEGがかからない、なんとも締まらない感じになる。

最初はSX-150内のEGにトリガーをかけている回路を見つけ出してGate入力端子を追加する改造が必要か、と思ったのだが、基板から回路を追って解析するのも骨の折れる作業である。

と言う事で無改造で出来ないか考えたのが、次の回路である。発声時にスタイラスの電圧を強制的にGNDに落とすとCV電圧復帰時EGにトリガーが掛かる事を見つけたので回路を考えて試してみたらうまく動いた。

SX-150用簡易CV/Gateインターフェース回路

残念ながらスケール調整とかは考えてないため出来ず、またSQ-1の電圧変化の最小値はLINEARという無段階のモードであってもそれほど細かくないので、正確な音階を再現するには不適なのだが、音を楽しむ分には問題ないと思う。

2/3 追記

 SQ-1の "littleBits"用の出力はCVとGateが共用になっている仕様で、SX-150にそのまま繋げられる、という話がTwitterで流れてきた。おそらく上記インターフェースと同じ様な動作になっているのだと思う。追試してみたのだが、たしかに、上記回路同様にちゃんとGateでトリガーが掛かる。

百均とかでステレオのミニプラグケーブル一つ買って来れば、上記の様な回路を組まずとも同じ事ができるので、SX-150ユーザーはお試しあれ..

littleBits端子でSX-150を鳴らすケーブル

( YouTubeで質問来たので返答で使ったメモ図 )


monotronは以前 CV出力端子のある Moog テルミンの接続実験用に改造したもので、当然同様に鳴らす事ができる。

MS-20miniはこのSQ-1のメインターゲットで、当然相性よく接続出来、音程も正確に合わせられる。 MIDI Outを使って他のMIDI楽器を鳴らす事も出来る。


また、USB端子装備で、SQ-1はUSBでは標準的なUSB-MIDIデバイスとして動作する。Linuxからも認識して利用が出来た。ビデオの最後にUSB接続したLinux上のSunVoxというソフトシンセを鳴らしてた所をデモしている。



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以上、納品日その日に触っただけであるが、ざっとこんな所かな。

これを買ったからと言って、なにか凄い音楽が作れるとか言うわけでもない。
けれど、触っていると、こういうものに没入する人の気持ちが分かる感じもする。
興味の無い人から見ると、電子音がデタラメに鳴っているだけ、なのかもしれないが、それがとても面白く感じるのである...

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2/6追記 : USB MIDI - CV インターフェースとして使える事が判明

KORGからSQ-1に関するFAQが公開されたのだが、このSQ-1はUSB-MID CVインターフェースとして動作すると言う事である。

試しにUSB MIDIキーボードとSQ-1をJackでつないでみたら、確かに動作した。


SQ01 は MIDI 1 と MIDI 2の2つが見えるが、 MIDI-2の方をつないでみるとCV出力され、接続機器で音が出た。

MID-CVのインターフェースは現時点で他社の商品は存在するも、広く売られて流通してるとは言えない類の商品であり値段は高めである。それがこの価格で手に入るのだからたいしたものだ...





Friday, January 23, 2015

今日の学研 SX-150 Mark II

買い物メモ: 学研のSX150 Mark II が9割引だったので買ってみた..
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amazon.co.jpを見ていたら、学研が発売しているアナログシンセサイザー SX-150 Mark II というのが投げ売り状態になっていた。元々7千円ぐらいの商品なのであるが、色んな出店業者が1000円未満で売り出しているのである。

この商品は学研の大人の科学の付録のSX-150の改良版で、上位機種と言う事で高めの値段設定がされていた。大人の科学が出たときは買ったのだが、後日出たこのMark IIは特に手に入れようと思う決め手に欠ける気がして買うには至らなかった。

ただ、何があったのか知らないけれど、それが今9割引で、捨て値で売られているのである。CDを買うついでにポチッと購入してしまった。


で早速お約束の開梱と試運転ビデオを撮ってみた..
付録版と違って、本製品は単独の完成品として出荷されている。



音的には基本的にはSX-150と同じなのだが、レゾナンスとLFOデプスの調整が追加になっているので作れる音の幅が広がっている。

またカーボンのリボンをスタイラスでつついて演奏するのもSX-150と同じなのだが、発声音域が4オクターブと広がっているので、いろんな曲が演奏しやすくなった。

内蔵スピーカーから出る音は、ともすればピーピー、ブーブーと言う印象だけれど、ラインで引っ張ってディレイやリヴァーブをかけると音が化けて、アナログシンセらしい太く張りと艶のある音が出る。

これが千円前後なのだから、気楽に遊べる良い玩具になる。

ただ、厳しく言うと、品質的にはいかにも学研の付録、というチープな感じがするのは否めない。7千円のものとしてはいまいち感がある。

当方のものはリボン部の端子の接触が悪くその日のうちに動作不良を起こした。端子のネジを締め直すと治ったので組立が悪いのだと思う。この接触の問題に気が付かねば初期不良で返品というつまらない手間と嫌な思いをする所であった。

各ノブの回し具合もチープで、いかにも最低限の安い部品を使っている学研の付録らしい品質であると思う。

またスタイラスで演奏であり、普通のキーボードの様には演奏できない。
リボンコントローラ的な、あるいはテルミン的な無限音階を耳で聞いてコントロールして演奏するのはなかなか難しくもある。雑誌の付録としては上出来だったが、単品の楽器として売り出すには一般受けする仕様ではないと思う。

そういう事で売れ筋にはならず、余剰在庫を売り切るための処分価格なのかもしれない。
北米でも$10程度まで値崩れしている。なかなか厳しい商売だと思う。
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安いからって、あまり使わないものを買うのも馬鹿な行動なのだが、最近KORGがSQ1と言うアナログシンセ用のシーケンサーを発表した。このSQ1はMS20miniに最適なのだが、アナログのCVを出すので、それはつまりどんなアナログシンセも鳴らせる汎用性があり、つまりSX-150の様なものも応用可能のはずである。このSX150MK2はアナログ音源としては破格の使えるお買い得品になるはずである...と予想する。

と言う事で、シンセ好きなあなた、無くならないうちに1台ゲットしておくとお得かもしれないですぞ...

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2015/1/29追記

後日1000円以下が相場だったこの商品が3000円前後まで値が戻っていた。
安さに気づいて物が動き始めた為に、業者が値を戻したのかもしれない。



Thursday, January 08, 2015

Today's C/2014Q2 Lovejoy : 今日のLovejoy彗星

メモ:  今ラブジョイ彗星が見えているゾ
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C/2014Q2 Lovjoy という彗星がそこそこ明るくなっているらしい、と言う事でxephemで星図を作製して位置確認...

C/2014Q2 Lovejoy PM8:00の位置 クリックで拡大
(Xephemで1/8から30日間を作図)

Canon Powershot G12 で南の窓から狙ってみたら、たしかに星図通りに写った

 クリックで拡大

カーブを弄って明るくしたもの
クリックで拡大

双眼鏡でもボーッと薄く光っているのは確認出来た。コンパクトデジカメでこれぐらい写るのだから、目の良い人だと空の暗い場所であれば裸眼でも分かるかもしれないし、ちゃんとした一眼レフだともっと綺麗に写ると思う。

双眼鏡やカメラをお持ちの方は見てみると良いと思う。


彗星を見るのは2004年のC/2004Q2 Machholtz以来…10年ぶりぐらいだな...

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Friday, December 12, 2014

今日のYamaha MT-50

買い物メモ: ジャンク品の4トラックカセットMTRを買ってみた、というどうでも良いお話..
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ちょくちょく覗くハードオフ某店に、”カセット再生しました"という札の付いたヤマハの4TrカセットMTRが出ていた。MT-50という機種で、調べてみると20年程前のものである。

デジタル録音で綺麗に撮れる時代に、PCで好きなだけトラック数が使える時代に、今更、とうに絶滅した4Trのカセットデッキもないだろうと思うのだけど、それでも、このカセットテープデッキというのは、なんとなく懐かしさを感じる存在でもある。

学生の頃はLPをカセットに録音して聞くのが主だったし、最初に買った車のカーオーディオはカセットであったので、CDをカセットにダビングして車で聞いたものである..

DS10やM01, DSN12の開発者であるSanodg氏のアンビエントアルバムはマスタリングにカセットを使っている..という話であったり、カセットを面白く使う動画を見たりしていたので、自分でもちょっと試してみたいという気持ちがあった...ので、エイヤッと買ってしまった。

保証なしのジャンク品だったのだけど、見た感じが綺麗だったのと、ミキサーが4inでStereo out, send/returnが付いてるので、MTRとしてはともかく、サブミキサーとしては使えそうだな、という打算.. 壊れてたらただのゴミなのだが、そこはギャンブルと言う事で1500円の賭けであったのだが..


モーターの回転音が若干耳障りかな、という意外は機能的に問題無かった。とりあえず録音再生、ミキサー機能すべて完動品であった...


カセットデッキ部はロジックコントロール、ではなく、ラジカセ風のピアノボタンメカだが、デッキは倍速専用(9.5cm/s)、ノイズリダクションはdbx装備、ハイポジション専用という物であった。 iPodから録音してみたが、年代物だけど酷い回転ムラなどもなく、普通に使える音質を保っていた。


ミキサー部も酷いガリやノイズもなく、ちゃんと使えるものだった。各チャンネル ともラインからマイクまでの入力感度切換、Hi,Loのイコライザとaux send,pan調整も出来るのでサブミキサとしても十分使えるものだ。

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ただ一つ、ハイポジション専用というというメディアの問題。
ノーマルタイプのカセットテープはマクセルのものが今でも電器店で売られているけれども、ハイポジションテープはもはや絶滅しているようでどの店も置いていない現実。

ノーマルとハイポジションでは、バイアス量やイコライザ定数が違うので、ハイポジ専用機にノーマルテープを使うと本来の特性は得られない..

しかし無いものは仕方がない...そういう特性のズレも、電子音を録音再生する限り楽器性の一つとしてノーマルで使うしか無いと諦めたのだが、ダイソーで60分の売れ残りがゲット出来た。こんなものでも無くなってしまうと、貴重品になってしまう..



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早速適当に使ってみた...




レベル調整だの、巻き戻しだの、間違うとundoが効かないとか、色々欠点があるのは今更なのだけど、そのスローな感じが、遊びとしては調度良い心地でもある。シンセ系の電子音楽では、予め各トラックに音を録音しておいて、リアルタイムでフェーダーやピッチを操作し、オシレターの代理として使ったりも出来る。このリアルタイムの操作性はPC録音ではなかなかやりにくい、ハードウェア録音機ならでは、の事なのだと思う。

今日の Nikon 1 V2

買い物メモ : なんとなく Nikon 1 V2 というミラーレスなカメラを買ってしまった..
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年末のアマゾンのセールなどを眺めていたら Nikonのミラーレス機が目に止まった。
Nikon 1 V2 というもので、現在は V3という新モデルが出ているので一つ前の型の様だ。そして当然の様に値崩れしているのだが、レンズ2本のキットで5万を切る値段であった..



実は11月後半に一度同じ値段でセールになったのだが、観察した限りあまり在庫数が動かず、当方も決心つかず見送っていた。どうせまたセールになるさ、と思ったら 12月に再度セールとなった..のでこのザマである..


既に量販店店頭などには姿形もなく、カタログすら残っていない機種なのだが、動画性能を含めて、そこそこの基本性能があり、なによりEVF装備という所に惹かれた。


1インチセンサーのレンズ交換式、つまり他社ミラーレスよりセンサーが小さく、スペックのみで比較するとちょっと中途半端な仕様なのだけど、EVF装備機種としては小型で取り回しもよく、値段的にも手頃だ。値段的にはローエンドの一眼レフも買えるのだけど、結局こういうWeb用のスチルや動画撮影がメインなので、画質よりは身軽さの方に利がある..


大きさ的には、これまで使ってきたたCanon G12 + フィルタアダプタよりスリムで小さい..  


G12も別段不満もないのだけど、やはり野外ではLCDは見づらく、さりとて内蔵光学ファインダーでは正確なフレーミングも出来ず、フィルタアダプタ着装では広角時画面半分が蹴られて心眼で撮るしか無い。そういや28mm用ファインダまで買ったのに、結局つまらない薀蓄で買っただけで、満足で使っていなかった。バカみたいだね。

G12は売っぱらおうか、と一瞬思ったのだが、どのみち二束三文だし、Nikon1の方はマクロが弱い。室内でマクロなどはG12の方がさっと撮れるので、そのまま手元に置く事にする

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もはや画素数を言っても仕方がない時代にもなって来たけど、お約束として過去に使ってきた機種との比較をしておく。いつの間にか、センサーサイズが物を言う時代になってる。要するに物理限界に当たってきてるのだと思う。

歴代デジカメの画素数比較

アスペクトレシオが35mmフィルム(ライカサイズ)と同じになった。

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Nikon1 の1インチセンサーは他社よりセンサーサイズが小さいのだが、その小ささが故に、撮像素子が高速であるという利点があり、連射性能などは他社より性能がよかったりする。また400fpsや1200fpsの高速動画も撮影出来る。

流石にHDでは撮れないが、400fpsは640x240というサイズで撮れるので、ちょっと荒いとはいえ面白い動画が作れる...試し撮りに行ったらヘリが飛んで来たので400fpsで撮ってみた。
サウンドトラックはMS20miniとMTRで作った。


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この手のミラーレス機はレンズにピントリングが無く、マニュアルでのフォーカス操作がしにくい、マニュアルは操作範囲が無限大以上になってて止まらないので無限ですら目視する必要がある、でもEVFではやはりピントが見づらい...

動画などマニュアルフォーカスの方がピントがフラフラとしない利点もある。オートは常にどこかに合わせようとするので、動きのある動画だとピントが常に動いてしまう傾向にある。と言ってマニュアルではEVFだとピントが見づらい、フォーカスリングがないので操作しづらい.

スチル写真の場合は特にフォーカスはオートで何ら問題もないのだけれど、動画はピントの揺れがそのまま動画に反映するので、その挙動が気になるのである。
考えてみると、これまで動画を撮ってきたZOOMのカムコーダーは固定焦点で動画撮影中にピントが動く事はなかった...

G12  での動画撮影は、フォーカスはスタート時に合わせた所で固定、撮影中は動かせない、という仕様で、それは欠点とされているのだけど、なぜそうなのか、逆にその利点にも気づいたりもした。

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など、ミラーレスならではの欠点にも買ってから気がつくという。
つまりミラーレスはコンパクト機と同様ピントはカメラが合わせるものというオートが主な思想でマニュアルはあくまで予備でしかない。一眼レフはその生い立ちから元々はマニュアルが主でオートは従、という立ち位置なのではないか、と思える。

なぜ一眼レフが今だに優位性があるのか、結局、撮像素子に映るレンズの光を直接目視出来るという事に尽きるのだろう。

何事も手にしてみないとわからないものだとつくづく思う。
まぁ旧機種だし、色々欠点もあるが、遊びのネタとしてはこんなものだろう...


Tuesday, November 25, 2014

Today's Dancing in the air : KORG DSN-12

今日の楽器フェア2014に行ってきた

随分昔サンシャインで行われてた時に行ったきり、しばしご無沙汰の楽器フェアに行ってみた。どうしても気になる楽器があった、というわけでもないのだが、まぁDSN-12がらみでDetuneの佐野氏に会いに行った様なものだ。

と言う事で、なんとなく会場をぷらぷらして来た、というだけなのだが、ZOOM Q4を持って行って適当に撮ってきたビデオを張っておく。会場の雰囲気ぐらいは伝わるだろうか。ZOOM Q4のテスト撮影してきた様なものかもしれない...普通のカムコーダーでは録れない音声品質で記録されている... と思う。


YMO楽器展というのが行われていて、たまたま前を通りかかったら、YMOワールドツアーのマニュピレーターだった松武氏がシンセドラムのチェックをしていた。これはばっちり真正面から撮れた。意外にもコンパクトなドラムキット。これをあの高橋幸宏氏が叩いていたのだね..


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所感:

全般的に活況、外資ファンドにやられちゃったあのローランド、元気がないのかと思いきや、随分力を入れてる感じであった。

ワンフロアーにブースがひしめく形なので、大手メーカーの音圧の高いライブの音でよく言えば賑やか、喧騒、悪く言えば非常に五月蝿い会場でもあった。音圧を規制すると賑やかさが無くなるという事になるそうだが、規制しないと各種試奏コーナー的なものや、同じライブでも音圧の無い純アコースティックなものは喧騒にかき消されてとても残念な感じになってしまう。

例えば、 KORGブースで Volcaの新製品であるVolca sample、同社が代理店のMOOGのThereminiなどを試してみたのだけど、この両機は音量が小さく、同社でミニライブが行われていた事もあり、共に密閉型ヘッドフォンでの試奏にも関わらず、試奏した楽器音がほとんど聞こえず残念だった。Electribeなどは音が大きくヘッドフォンでよく聞こえたのだが..
規制するしないは別にしても、音圧管理はして、試奏場所は外部から音が回りこんだり、特にヘッドフォンで抑えられない低音を遮断する工夫が必要ではなかろうか、とも思った。

上のビデオに、通りかかったハープとリコーダーのデュオ、19世紀の英国ピアノの復元品でのデモ演奏を長めに収録してみたのだけど、どちらも他の高音圧のライブの音で聞く側の立場としてはとても残念な感じであった。楽器業界のお祭りとしては賑やかで結構なのだと思うが、静寂もまた音楽であり楽器にとっても大切な事でもあるのだから、フロアを分離できる会場で開くとか、何らかの配慮も必要なのじゃないかなとも感じた。無料イベントではないんだから。

あと、スマホを持ってないと配布物などお土産もらえない、という、なんでもスマホ、スマホ、な感じだったのは閉口した。昔の様にカタログ詰め合わせやノベルティーを山積みで配るというのではないのは時代なのだろうが、ひねくれた見方をすると、スマホ持ってない奴は客じゃないというやり方は残念に思った。

ビデオ取りながらプラプラしてたのだが、カシオブースを通りかかったらミニライブやってたのでカメラ向けたら撮るなと言われた。他のメーカーでは言われなかった。それぞれ何らかのポリシーがあるのだろうけど、何を気にしているのか理解に苦しむ..

その辺の楽器店には一生置かれないであろうものが沢山あったけど、電子楽器などは、初めて触る機材をその場で理解して色々試せるものでもなく、さりとて自分だけが何十分も張り付いて独占するわけにも行かず、結局大半が音が出るな、という確認程度になってしまったのが残念と言えば残念。楽器店によっては、せっかく電源入れて展示してるのに客に音出させない残念な店もあるので、短時間でも自由に触れて音が聞けるだけでも御の字なのである。

モジュラーシンセの壁があったけど、普段弄ってる人でもないとその場でさくさく弄れるものでもないので、触れるのだけど触らなかった‥
前から気になってたBuchlaのイーゼルも置かれていた。これもぱっと見てどう弄って良いか解らなかった..未体験の楽器というのはやはり自分の物として手元に来てから追及が始まるものだと思った。けっこうな値段なので手が出ないけど。

上のビデオにもやたらピアノが写ってるのだけど、買えても置けないもどかしい楽器、普段触れない楽器(楽器店でもたいてい鍵盤の上に勝手に弾くなと表示が置かれている)が自由に触り放題だったから、ついつい立ち寄ってしまった。さりとて、ちゃんと弾けないので触ってるだけなのだけど。ショパンとか弾いてる人映ってるけど、ああいう人がウロチョロしてる所でデタラメ弾きはなかなか勇気がいる...

どんなにデジタル音源がよくなっても、本物の弦と鉄枠と木枠と空気の振動で得られる直接耳と体に伝わる本物の音にはかなわない。録音結果は区別がつかないぐらいでも、生でリアルで弾いて直接聞く場合はあきらかに違うのだ。帰ってきたら、KORG KROMEのピアノ音がとても寂しく聞こえた..KROMEはピアノ音源としてはかなり良い音なのだけど、それでも本物の音にはかなわないのだ...

おしまい...