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Wednesday, September 27, 2006

今日の古い Emu48が Linuxのwineで動いたゾ

前回はバックアップ用HDDをインストールした経緯を書いたけれど、こうなるとこれまで一応バックアップデバイスを受け持っていた SCSIカードとSCSI CD-R 及び SCSI-MOが益々不要に思えて来た。640MBのMOドライブはThinkPad600を買った年にたしか6万ぐらい出して買った奴で既に8年も経つわけだし、 売れ残りの特価で買った4倍速のCD-Rは2000年頃だからこれも6年も経つわけだ。随分物持ちがよいわけだが、結局あんまり使わなかったのでまだ動くという事である。

MOは三菱化学のやつで中のドライブはモーターが焼けて故障しやすいとしてあんまり評判のよくなかったOlympusの MOS350とかいう奴だった。CD-Rはメルコの奴で中身はキャディー式のPlextorで4倍速時代に名声を博したドライブ...で、ちょくちょくCDを焼いたりしていたのであるが昨年DVD-Rドライブを増設してから用なしになってしまった。MOやら4倍速のCD-Rじゃ容量は折り合いをつけても速度が遅いからね。

で、そんなだから、もうSCSI止めちゃおうか...なんて思ったのだけれど、MOの何枚かに古いデータが残っているからサルベージしてみた。もう壊れてしまった olivetti Philos 46c+のHDDの中身のバックアップが出てきた。覗いてみると、なんか昔海外通販に使ったスプレッドシートのファイルが出てきたり...一例を貼ってみると

ACCESS MAX frame
$377.00
with XT Bike Kit $800.00
and Rock Shox Judy XC suspension fork $300.00
VETTA C-500 computer $57.00

これは1995年の夏にカリフォルニアのSupergoという自転車屋に出した注文書...ずいぶん大胆な買物をしたもので、送料はエアで$225 で合計$1759...1$100円切っていた時代とは言え若き日の過ち...でも当時日本じゃフロントサスだけで5,6万してたからこれでも魅力的な値段だったんだよね。 そんでいざ届いたら一つ下の安いフレームに組まれてて唖然、蒼白....相手に非を認めさせて、送り返して組み直させて...送り返しの送料4万@クロネコの払い戻しも認めさせて、そしたらフレーム在庫切れでなかなか届かず...秋の終りにやっと届いた...という我が通販生活上最もスリリングな経験。 ジム ホールとか言うマネージャーがいい人だったみたいで( ギタリストみたいな名前だから覚えてる...) 最後まで面倒みてくれたんだけど、まぁ英語で作文して何度もFAXしてやりとり...我ながらよくやったよなぁ、という思い出でもある。このMAX号はこの前の写真の奴で、多分だから日本にはあんまり無いかも..少なくとも無塗装の初期型は... その注文書が MOに残ってたなんて...


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と言う話がしたかった訳ではない。脱線してしまった。

その、古いMOのデータをあさっていたらWin時代につかってた Emu48という HP48G/GX エミュレータが出てきた。でふと思い付いて、こいつをLinuxの wineで動かしてみると....

動いたっ! なんか昔インストールしたままのデータが残ってる。これは1997年頃に本物のHP48GXからROMデータをシリアルケーブルでPCに吸い出して使っていた奴である。

UNIXのX-Windowで動く X48という同様のエミュレータもあって、Debian woody 以前に使っていたのだが、たしか woody にしてから動かなくなってしまったという経緯があるのだ。
( 職場のSolaris8上ではまだ動いている )

リアルな本物のHP48GXは既に生産中止だし、リアルな電卓はいずれ劣化、風化して壊れるだろう。HP48系は修理できない構造 (非破壊分解が出来ないから) なので、こういうエミュレータでも動いてくれると心強い...

とは言っても、マウスで電卓って使いにくいのよね。キーボードで打つと...なんかいまいちだし..やはりリアルな電卓に勝るもの無しだな。