google tag

My Soundcloud Channel --- Testing :D

Tuesday, September 30, 2008

今日のTi(チタン)製ピックのナゾ

随分前になるのだが、楽器屋にチタン (Ti) で出来たギターのピックが置いてあったので、へぇと思って手に取ってみると、金属なのに軽く、固いのは当然としても手に持った感じが冷たくなく、とてもしっくり来る感じがしたので試しに買ってみた事があった。BIG-WEST CREATION OSAKA と刻印がある奴である。

先端のRが大きめで、出音はアタック感が緩く、案外メロゥな感じだった。

---
Tiはとても固いので減らない、 これはお買い得かも ^^;) なんて思っていた。

で、PU交換修理をして以来毎日の様にギターを弾く様になってきたので、追加で、同じブランドなのだが、より小振りかつ先端のRが小さい奴を2枚仕入れて来た。 これが感覚的にも出音も自分的にとてもしっくりし来て、とても気に入ってしまった。




---
さて、Tiはとても固いので、減らないからお買い得かも...と思っていた...のだが、ところがどっこい、早々"引っかかり"が生じてしまった。 ピックのエッジに、非常に微小な傷、あるいはバリの様なものが生じた様なのだ。

本当に微小な、微妙なキズなのだが、Tiはとても固いので、そのキズが弦に噛み込むのだろうか、とても違和感を感じる。なんか、ヤスリで弦を削ってる、そんな感じがするのだ。

一枚315円もするのに、こんなに早くダメになってしまうなんて...Tiの癖になぜ耐久性がないのだろうか... なんて、本来使い捨てるべきギターのピックなんかにそんな風に思ってしまうのはやはりビンボな性分と言う事だろうか。

---
で、ダメもとでドレメルに砥石のビットをつけて研いでみたけど、Tiはとても固いので並の砥石では殆んど削れず殆んど歯が立たない ^^;) ...

フエルトに青棒を付けて研磨してみるが、Tiはスチールより遥かに固いのでこれも殆んど研磨できない。なにもしないよりまし、と言う感じだった。

こうして研磨したTiのピックは... バリが飛んで多少マシになったか...という程度の効果しか得られず、あっと言う間に再びエッジが荒れてダメになってしまった...

Tiはとても固いので研磨は難しいと思い知ったのだが、ではなぜとても固いTiのピックがギターの弦ごときで簡単にエッジが荒れるのだろうか...もしかしたら微小なピンホールなんかがあって、そこに応力集中が起こってエッジが微小に欠けたりするのだろうか...

---
さらに、100円ショップで買った、切断用のダイヤモンドディスクが一つあったのを思いだしたので、ダメもとで削ってみた...

さすがにダイヤモンドはTiより固いので砥石ビットと違ってなんとか削れる...のだが、加工面が荒くてザラザラ.... 逆効果だった...

---
で、最後にダメもとで試したのが、シリコンビット。ゴムにシリコンカーバイトが含まれてる研磨用のビットである。




Tiはとても固いのだが、このビットを20000rpmぐらいで回してみると、比較的滑らかに研磨が可能だった。先にダイヤモンドで削って荒くなった表面をも滑らかにする事ができた。弾いた感じも悪くない。

しかし所詮はゴムなので、ビットは写真の様に、あっと言う間にチビてしまう....

さらに、痛んだTiピックで弾いた弦の表面はやはり荒れているようで、結局は撥弦時にザラツキを感じる... つまりピックを磨き直しても既に弦の表面がダメと言う事になるのか...

---
と言うことで、Tiピックはとても固いのだが、弦に負けて荒れてしまう事がある事、Tiはとても固いので研磨が難しい事、Tiはとても固いけれどシリコンのビットで研磨出来る事、そして Tiはとても固いので研磨ビットがすぐにチビてしまう事....



とどのつまり、Tiはとても固いので再生は難しく、金銭的にもペイしない事を身をもって体験したのであった。 考えてみるとピックなんてのは消耗品だし、再生できるにしても、ヘタに削って微妙な先端のRを元通りに修正するのも難しい。 要するに再生なんて時間のムダと言う事なのだ....

( 余談:ドレメルやプロクソンは本体もアクセサリーやビット類もえらく高い、ふざけた値付けがされているし値引きも少ない... ドレメルの内外価格差ときたら!...国産のプロクソンもドレメルに習ってるのか結構良い値段つけてる...つまりピックごときの再生に使うのは全くペイしないのだ...)


やはり、減らない究極のピックなんて無い、と言う事なのだろう。だから、普通のプラのピックをまめに取り換えるのが筋なのだろう。

---
しかしTiである。高級金属である。 ポイ捨ては勿体無い....と思って、ついこうやって試してしまうのは、やはり貧乏性という事なんだろう...

Sunday, August 24, 2008

今日のCANON IXY500のリコール

2004年夏に購入以来愛用しているCanon IXY500であるが...




いつの頃からか、撮影時のLCDモニターに赤紫の乱れが現れる様になっていた。LCDドライバー関係の不具合なのかな...と思っていた。





酷い時は画面半分以上がこんな風に、妙な色合いになるのである。それでも撮影できてるから...と思って使っていたのであるが、撮影データをよく見ると、画面の上の方に僅かな幅ながら(高さの1/10程度)同様の紫の筋が入っている事に気がついた... そこで、これまで撮影したファイルを辿ってゆくと、一昨年は問題なかったが、昨年後半頃から症状が出ていた。 Blog用の撮影がメインなので細かな写り具合など気にしておらず気がつかなかった様だ。

これは明らかにCCD系の不具合、劣化である...しかし4年ぽっちで劣化するのはちと早いのではないかな...保証期間外だし、しかたがないのか...

---
と思っていた所に、 iPod nano 火災報道.... リコールになるのかならないのか、はっきりしない曖昧なメーカーの対応に非難集中.... 私も該当機種を持っているのでちょっと情報を集めてみたのだが...

ひょんな事からCanonのリコール情報に行き当った。 数年前に問題になったSONY製CCDの欠陥によるリコールは知っていた。その時点で自分の機種は対象外だと言う事も確認していた...のだが、今回あらためてCanonのページを訪れてみると...いつのまにか IXY500が対象機種として追加になっているではないか!

2006年11月発表という事なので、2年近く知らずにいた訳だ...

---
同じ機種を所有している同僚に"調子悪くない?"と聞いてみたら、やはり最近写らなくなったので買い替えたそうである。リコールの話をしたら、買い替えの時に500円だか千円だか忘れたけど、下取り (と言う名の値引き) に出して手元にないとか... 販売店もリコール対象品なんだから教えてやればよいのに... 商売に障るから知らんぷりなのかな。

あと、もっと古い機種は部品が無いので修理不能となるため、新機種に交換になる、という事でジャンク品を安値で買いあさって新品に取り換えてオークションで転売...という輩も出ている様子である。そこまでして小金を稼ぎたいかとも思うが、メーカーにとっては踏んだり蹴ったりだろう。さらにCCDが原因と言うことでSONY半導体はものすごい賠償をする破目になったわけだ。私も分野は違うが同業で糊口を凌いでいる身、信頼性のトラブルの恐ろしさが身にしみる...

---
と言う事で本日修理センターに宅配で修理依頼を出してきた。

実際、リコールがなければ、そろそろ買い替えかな、やっぱりデジタル家電はダメだね...なんて思っていたのだが、これでまだまだ使い続けられそうである。IXY500は昼も夜も、近くも遠くも本当によく写るので、お気に入りなのだ...





Wednesday, August 13, 2008

今日の重曹でギター弦が再生出来るか?:夏休みスペシャル

Kleinのレストア以来ギターばっかり触っている今日このごろである。ソフトの出来具体に舌を巻いたDS-10も、早々手に入れた学研シンセもあまり弄っていないのである。

で、ギター関係の情報をWebで色々調べたりもしているのだが、改めて、この世界はいろんな意味で凄い人が沢山いてびっくりしている。PU交換ごときで四苦八苦しているのは下の下って感じである。ただ一つ気にかかったのは、オカルトやWE系部品万歳という病魔がオーディオ趣味の世界から感染しつつあると言うこと。そういうネタで商売してる連中が技術に疎いギター弾きはちょろいと...いう事なのだろう。一応電気回路、電子回路を使う楽器なのに、電子工学を信じないでそういうオカルトを信じちゃうってのは...どうして流行るのか、誰が流行らせているのか....根の深い問題ですな... みんな悪魔に心を売ってお金もうけするのですね...それで客が満足してお金持ちになれるならそれはそれで素晴らしい事なのかもしれないけれども... 納得いかない、のはエンジニア系の人種だけなのかも知れないですな....

---
そんな中、自分的には初めて小耳にはさんだ興味深い"伝説"があった...

と言う事で本題である。

その伝説とは

古いギターの弦を煮て甦らせる

というモノである。べーキングパウダー(重曹)で煮るとよい、なんてのが、内外問わず言われているのである。 バン ヘイレン もそうしている(いた?)なんて話もある、らしい...


ほんまかいな? と言う思いと、そういえば重曹は銀製品など貴金属を磨くのに良いというのは知っている。賢い主婦の最近の流行は、酢と重曹を上手に使ってお掃除は洗剤要らずでエコで安全...らしいから、ある程度は理にかなっているかもしれない...

と言う事で、夏休みの自由研究的に試してみる事にする。
---
煮る、と言われても、食品を煮る鍋はさすがに使いたくないし、どれぐらい煮ればよいのか知らないがエネルギーが勿体無い...

と言う事で、ペットボトルを切って容器として、材料のエレキ弦と重曹を放りこんで熱湯を掛けてみた。カップめん式洗浄法 ^^;)




しばらく炭酸ガスがじゅわーっと湧いて来る。

写真は実際に試してみたもので、熱湯を加えた直後であるが、それでも湯がうっすら茶色く変色している。洗浄効果は高い様だ。 湯の表面にはうっすら油膜のようなアクが浮き、容器の底にはコロイド状の汚れが出てくる...

湯が醒めるころには概ね洗浄が終る様だ。その時点で再度熱湯と重曹を加えてみたが湯に汚れは出てこなかった。グツグツと煮る事もなく、しばらく漬けておけばよい、と言う事だろうと思う。

仕上げは水で洗浄。 紙タオルで水を切り、念のためレモンオイルでさっと拭いおいた。

4,5,6弦の巻弦は新品の様な輝きが戻った。ただ1,2,3の単線にあった黒ずみは完全には取れなかった。重曹水に漬けたぐらいでは酸化皮膜までは取り切れないのだろう。

---
さてこれを実際のギターに張って鳴らしてみたけど...

やっぱり古い弦は古い弦だと思う。

パット.メセニーは何年も張りっぱなしの弦を使っている、だからあのメロゥな、とろ〜んとした音が出る...と言う嘘か本当か解らない記事をその昔雑誌で読んだ記憶があって、メセニー兄貴がそうしてるならオイラも...とずーっと張りっぱなしにしていた弦は....やっぱり元には戻らないと思う。張りっぱなしで伸びて、伸びて、ちょっと固くなってる感じと言うのは、金属の塑性、変質してるのだろうと思うけど、当然薬品類では元には戻らない物理的な変化のはずだ。

ただ、賢い主婦の掃除法同様、弦の洗浄としては効果があると言う事は確認出来た。皮脂だのFAST-FRETオイルだのが固まった汚れは綺麗になる。

---
なお、ギター弦なんて安いんだからアホな事するなという思いが心の隅にあったのだが...

...先日久々によった某所の新星堂で...Steinberger専用弦 -- D'Addarioのダブルボールエンド弦---昔780円とか980円だったのに... 1500円近くに...知らない間に値上げになってる....

という事によって、まぁ普段遊びで弄ってる Spirit の方は洗浄再生弦でいいんじゃない?


改装中:オリジナルのパッシブ(Select)を外して
FrontにKleinから外した旧85のみ
どうやって未使用のPU穴を塞ぐか検討中...

と思って実行するに至ったのである。普通のギターはペグに巻くのできつい巻き癖がついて再生しても使いにくいし、切れやすいのではないか、と思うが、 Steinberger はダブルボールエンド弦を使って、巻かずに引っ張る方式なので一度外した弦でも痛みは非常に少ないのだ。

と言う事で、Steinberger使い、かつ貧乏な伸び切ってメロゥな音質が好みな方にはそこそこ有効な手段...と言う結論で締めくくる事にする....

(あぁ安い時に買い溜めしておけば良かった)

---
追補

やはり使い古しは使い古し...、
数週間の間に再生弦2set、1,2弦がバツンっと切れてしまった...

^^;)

Monday, August 11, 2008

今日の続続学研のおもちゃテルミンのナゾ

とっくに飽きて放置状態の学研のおもちゃテルミンであったが、基板からリード線を引き出してラインアウトを付けてみた。 ちょっと乱暴だが...



いちいち加工もめんどくさいので、みすぼらしいけど、こんな風にホットグルーで付けてしまった....
まぁオモチャだし、こんなもんでしょ...

なおいつのまにか"濁った音"になって直らなかったのだが、改造後濁りが消えた。どうもSPケーブルの接続箇所が断線寸前だったようだ。というのは、この改造時に、なにもしないのに基板からポロっと配線が外れてしまったからである。現物をお持ちの方はご存知だろうが、表面実装部品を使っている割には非常に荒いハンダ付けで、どうも手作業ではないかと思われる。

基板からスピーカーに出ている配線を切って外に引き出し、出力振幅は落ちるが、1Kの抵抗をシリーズにしてラインアウト , ラインアウト - GND間には1Kでターミネート、さらにその1Kにパラに 0.1uFのフィルムコンデンサでフィルターとした。SPのon/offはトグルスイッチで行う事にした。1Kというのはたまたまそこにあった抵抗というだけで大きな意味はないが、5kでも10kでもかまわないだろう。抵抗値とコンデンサーの大きさのくみあわせでフィルターの効きが変わるので、好みで調整すればよい、と思う。

抵抗無しの直ってのは簡単だけど...解る人には解るとおもうけど、ちょっと気持ち悪い。まぁ、お遊びだから何でもよし、各自が自由に考えて決めれば良い事だろう。

---
で、ラインアウトからの波形はこんな感じ...



ちょっと想像外で、目を疑ったがほぼ全音域でこんなパルス状の波形であった。高音でもパルス幅はあまりかわらず、間隔が詰まってくる感じ...

----
さて、なんでこんな波形になるのだろうか、再度 考察...

これはおそらく、二つの高周波を重ねたうなり波形を検波もなにもせず直接LM386につっ込んで結果として検波兼増幅させている、という事が関係しているのだろう、と思う。

  • LM386に入力される信号は、その回路から負側電圧はP-Nジャンクション一発の電圧でクリップされ、それ以上は増幅できない。なので、LM386で上下対称の高周波のうなり波形は負側が削ぎ落とされる形になる、であろう...
  • LM386に入力される正側の信号電圧は、アプリケーションで決まる増幅度で増幅される...が、単純に入力が大き過ぎて、結果としてクリップするのではないか、と想像できる....
  • と言う事で、下側が削ぎ落とされ、上側がクリップした"うなり波形"が出力されるのだろうが、最終的にはLM386では増幅できない高周波成分が落ちた波形が出力される...つまり出力波形は 下側が無く、上側がクリップしたうなり波形を包絡線検波した波形となるのでは....
で、その波形がひっくり返ったのが、冒頭の学研テルミンの波形...ひっくり返ってるのは、録音系のどこかに反転する要素があるのだろう。

なのでは無いだろうか....と推理してみたのだが、どうだろうか?




---
と一度は書いてみたのだが、元波形をちゃんとオシロで観測している例をみつけた

http://unican.23.dtiblog.com/blog-date-20080511.html

結局推理と違って、元のうなり波形そのものが凶悪に歪んでいるだけだった。発振器の原波形が悪いという事なのだろう... これはどうしようもない...


---
とにかく、このパルス状波形が、特に低音域でブーブーと汚い感じの音として耳につくのだろうと思う。

なおラインアウトの波形は以上の様なパルス状で音も汚いが、こいつをミキサーのイコライザーなどで大胆に削ったりして弄ってやると結構音楽的な波形になる。 さらにディレイやリヴァーブをかければ立派な電子楽器の音になる。 ギター用のマルチエフェクタなども面白い効果が出る。またラインアウトで他の音響機器に接続するとこれまで手で触っていたアース端子を触らなくても安定する、というメリットがある。

もっとも、シールドもなにもしていない、外界と結合しまくりの二つの発振器はそのままなので完全に安定するわけではない。 このテルミンのチューニングが難しいのはシールドがされておらず、基準発振側もアンテナのついた可変側も同様に外部と結合してふらふらしているからだろうし、低音域で発振が止まるのも、お互いが結合していて、簡単にどちらかに周波数を引き込んでしまうからなのではないか、とも想像している。

まぁ所詮はおもちゃ、と言う事だ。本格的にやるならい、ちゃんとシールドして...発振器の発振純度も高めて、検波回路もきちんと作って....つまり一から作りなおす以外ないのではなかろうかと思う...

回路系よりプラ筐体の方がこだわりが強く、金も掛かっていそうなのも、結局は学研の付録という事なのだろう...

Thursday, August 07, 2008

今日の廃PUのクリップホルダー

ギターのPU交換をしたのだが、故障したPUは本当になんにも使い道が無さそう... EMGなのでエポキシでガッチリとモールドされていて分解もなにも出来ないし...キーホルダーにゃでか過ぎるし...とちょっと考えたのだが、一つだけ思いついた...

ケーブルを根本で切断して




職場に持っていって、ペーパーウェイト兼クリップホルダーにしてみた...
マグネットがちょい弱めだけど一応役には立ちそうだ...

おそまつ

Sunday, August 03, 2008

今日の Neutrik NTP3RC-Bは良いゾ

通勤時に使うiPod nanoにはKOSSのPLUGというイヤフォンを使っているのだが、ある時プラグ根本が断線したので、断線付近を切り捨てて手持ちのミニプラグに付け換えている。
しかし、御覧の通りストレートな形状、半端な大きさで使い勝手が良くない。


さらに接触がよくなくて、何かとガサゴソと音が途切れたりする。この手の安物部品には絶縁樹脂に熱に弱いものを平気で使っていたりするものがあるから、チップのカシメが緩んでいるのかもしれない。典型的なMade in Japanの安い部品...悲しい...
そのうちまともなプラグに交換しようと思っていたのだが、今回ギター修理の部品調達ついでに Neutrik NTP3RC-Bというミニプラグを仕入れてみたのでレポートしてみる。



こんな袋に部品一式が入っている。



仮組みしてみた所。金属製で非常に精密感がある。
KOSS PLUGのリード線はしなやかなリッツ線で、ちゃんと右ホット=赤 左ホット=緑 と色分けされている。地味な所だけれど素晴らしいですね。



こういうリッツ線は半田付けの熱で絶縁物が除去されて半田付けができる、という仕組みなので、温度高めのコテで確実に半田付けする必要がある。 熱を嫌ってちょい付け、だと絶縁物が除去されず不導通となる可能性がある。 Neutrikは絶縁物にポリイミドを使っているので熱に強く、極端に長時間鏝をあてなければかしめが緩む事も無いと思う。



でこんな感じに仕上った。やはりL字型のプラグは使い勝手がよい。



ミニプラグという地味な部品をしっかり精密に手抜きなく作りこむ、こういう姿勢で長年製品を作り続けて来たから、プロの現場ではNeutrikが定番なのだろうと思う。この手の単価の安い部品に対して安かろう悪かろうなものを作りがちの日本の部品屋も、ちょっと見習って頂きたい。安かろう悪かろうじゃどこかの大陸のお国と同じではないか。Made in Japan のプライドはないのか...
とにかく、これは久々にお勧めの一品だ、と思う。

---
2012/2/23 追記 : NTP3RC-B 経年トラブルと対策

良いゾ、なんて書いて置いてナニなのだが、この修理後使い続けてたら、やはりガサゴソと断線の症状が出たので、いいかげん諦めてPLUGを買い直す..

と言う事で今日に至るのだが、昨年買った通算3台目のPLUGは、なんと半年も持たずに断線してしまった..

最近のPLUGはiPod用を見越してなのか、L型ではなく、ストレートの小さい、これまたいかにも直ぐ切れそうなプラグが付いているのだが、チャチなプラグはともかくケーブルの腰が強くなって絡みにくくなったのは使いやすいなー、などと思っていた矢先..やはりプラグの根本が断線した..

で、捨てずに保管していた、この記事で使用した使いふるしのNeutrikを使って修理してみたのだが、残念ながらガサゴソと接触不良気味という結果になった.. ハンダ付け不良を疑ったのだが付け直しても治らない..

もしや、とT端子(TRSのT, プラグの一番先、ステレオで左の端子) のラグの根本のカシメの所をハンダで付けてやるとガサゴソがピタリと止まった..!



つまり、このNeutirkでも経年変化などでカシメが緩んでガサゴソとノイズが出てしまう事がある!という事なのだ..

で、かしめ部のハンダ盛りにもなんとか耐えられるしっかりとした作りなので、NTP3RC-Bがガサゴソ言い出したらこのカシメの部分を疑って、試しにハンダを盛ってみると治るがもしれない..

Saturday, August 02, 2008

今日の Steinberger-Klein レストアのナゾ

先日D.I.Boxもどきを作って以来、けっこう毎日ギターに触る様になったりしていた。と言う事で、いつかそのうち、と思っていた Steinberger-Klein (GK4T) の PUまわりのレストアを行う事にした。
---


このギターを買ったのは ..多分1991年...その辺である。発売直後に買ったのでシリアルは十番台と大変若いものでもある。 よくもまぁ、はじめて買うギターにこんなのを選んだよなぁ、という、若かりし日の過ちの一つでもある。そして購入直後にケチがついてしまった...

どうしたか、と言うと、購入直後、こいつのVolのポットを買って一週間もしないうちに壊してしまったのだ。なんか安っぽいノブがついてるので、交換出来るか引き抜いてみようとしたが固着してとれない。 ドライバーをテコにしてぐいっとやったら バカーンとノブがシャフトごとぶっ飛んだ。ポットを壊してしまったのだ。反動でボディーにギーぃと傷もつけてしまった... ものすごいショック、自己嫌悪...

と言う悪い想い出があるのだが、この事は、アメリカのクラフトマンシップってのは地に堕ちてるのだなという認識をもたらす事になった。 まずシャフトごと抜けた原因は、ローレットの噛み合いが悪かったかなにかなのだろうが、噛み合ってないものを力まかせに無理矢理押し込んでローレット部が変形、二度と抜けない...と言うバカな組みたて方にあった。抜けたシャフトからノブを無理矢理外してみてそれが判明。酷過ぎる... ついてりゃいいんでしょ、って程度で組んだに違いない。

さらに裏蓋を開けてみると、悲惨なぐらい汚い半田付け... 被覆は焦げてるし、芯線が被覆から飛び出してる所があったり...よくもまぁこんな...という、それはそれは酷い組みたてであった。

これが30万近い値札が付いている製品か...絶句した...

結局輸入代理店のゼンオンさんから修理用のポットを供給して頂き、PUからの配線を自分でやりなおした。品質面では再三リクエストしているがなかなか改善されず申し訳ない、 送っていただければ修理しますよ、とゼンオンさんに言われたのだが、断わって自分で修理した。 今だったら絶対修理してもらってた、と思う。ではなぜ自分で修理したのか、よくは覚えていないが、自分で壊してしまったモノを自分で直したかった、あまりにバカな壊し方をして恥ずかしかった、こんな組みたてを容認する所に修理なんか頼んでも...自分でやってやる...おとしまえは自分でとりたかったのではないか、と思う。何れにしても若き日の(以下略)である。

まぁ当時からフェンダーやギブソンの新しいのは雑だ、ダメだ、フェンダージャパンの方が品質がよい、なんて話もあったから、そのころのアメリカのマスプロギターはこの程度だった、という事でしょう。

---
そんなこんなで現在に至る訳なのだが、このKlein、いつのまにかフロントPUの音が出なくなってしまっている。断線なのか、SWが故障なのか、半田付けの不具合か...

で、どうしようか、と思案した結果、ちょっと金はかかるが、PUを新品に総とっかえして組み直す事にした。配線やりなおせるし、古いPUはもう一台の Spiritに移植してもいいかな、という算段である。

PUはオリジナルと同じ EMGの SA-SA-85とした。正規輸入の定価は人をバカにしてるような値段なので音屋さんから買った。PUに特にこだわりはない、音が出ればなんでもよい、というのはギタリストとしては最低な考え方なのだろうが、私はギタリストではないし ^^;)、 それにノイズレベルが低く低インピーダンスでライン直にだせるアクティブって、とっても使い易い。ミキサーなんかに突っ込んで音を出す"お遊び"にもってこいである。 電子技術者としてアクティブPUというのは大変共感出来る方式で、ハイインピーPU使ってケーブルで音が変わるとかヘビみたいな太いケーブル自作して...ノイズも音楽の一部だなんて開きなおる、なんてのはちょっと間抜けにもみえる。もっともそれで好みの音が得られるなら理屈なんかどうでも良いわけで、これも大きなお世話という事にもなる。

---
と言う事で、レストアというかPU交換と配線のやりなおしを行ってみた.。


Vol付近の傷は遠いあの日のおもひで...

ピックガードを外してみると、フロントにはハムバッカー用のキャビティーが開いていた。H-S-Hにも改造できる、という事だろうが、このキャビティーは削らないと85は入らなかった。(H-S-Hにするにはピックガードの穴開け直しと共にキャビティーの加工も必要という事である。)

なおボディーの加工面を見ると...まぁ御世辞にも綺麗に出来ているとは言いがたい。



SA-SA-85のPUセットには配線済みのAssyが付属していた...のだがこいつは 1V2T ポットが3つ、いわゆるストラトタイプで組まれていた。 オリジナルの超汚い目茶苦茶な半田付けとは対照的に、けっこう綺麗に組まれていてほっとした。 Kleinは 1V1Tなのでポットを一つ外して、トーン回路を組み直す必要がある。 さらにKleinのセレクタースイッチは遠いので切り離して配線の継ぎ足しが必要となる。



配線間違え無い様に紙テープに何のラインか書いて張っておいた

しかしギター屋って、なんでポットの上にハンダ付けたがるのだろうね。下品だよ。ポットなんてガリなどでいずれは交換しなければならない部品じゃない。交換する度に背中の配線外して、また付けるの?
ポットのケースにアースしたけりゃ、金属板敷いて、そこに落とせば...
配線の固定のつもりなら、別にラグだのスタンドオフだの立ててやればいいのに...
まぁギター屋にはギター屋の伝統があるのだろうが、もうちょっと電子部品の使い方をお勉強した方がよいのでは? と、私などは思ってしまう。ま大きなお世話だからこれ以上は置いておく。

ポットの背中に半田付けは以上の様に好みではないのだが、配線済みのAssyをバラすのも配線やポットに余計な熱ストレスを与える事になる...ので、今回はそのまんま使う事にする。



1V1Tに組み直し、コンデンサ(104)はセラミックからフィルムに交換した

なおオリジナルのVOLの配線は、EMG推奨と違ってVOLポットの入出力の配線関係が逆という非常に不思議な回路になっている。 普通 1-3が入力側で出力が2、なのだが、それが2が入力、1-3が出力側になっている。 今回はもちろん普通の方式、EMG推奨と同じ配線にした。

さて、新しいEMGはコネクター着脱式になっている。





これは素晴らしいアイデアだと思う、のだが、セレクターとの配線のやりとりをどうするか...PUだけコネクターになっても、結局セレクターは裏蓋内までリードを出して半田付けという事になってアンバランス。 と言う事でセレクターもコネクター接続を採用する事にした。とは言え、最適なコネクターが...色々考えたあげく見つけて来たモノは、PCのマザーボード給電用の4Pの延長コネクター。もっと小さいものが欲しかった、のだが近所で買えるものとしてはこれぐらいしか見当たらなかった...



コネクター採用のおかげで、ASSYおよびPUの本体組込み時に半田付けが不要になった。すべてボディ外で半田付けを済ませる事ができて、ギター上で鏝を振り回す事も無くスマートに組込みが出来た。

なお、使用する電池は性能的にはアルカリの方がよい、のだが、アルカリは文字どおり電解液が強アルカリ性で、液洩れしたら金属部品を激しく腐食させ悲惨な事になる。 なので普通のマンガンを入れる。マンガンも液洩れはあるが、電解液は弱アルカリなので大きな腐食には至らない。アクティブとは言っても3PU合計でも1mA未満と大変少食なので、アルカリを使う事もないと思う。

---




二つのSAはピックガードに吊すと言う事で訳はなかったが、リアの85組込みにはちょっとした試練があった。まず新EMGのコネクターだが、ボディーに開いてるリア(85) 用の配線の穴には通らなかった。


汚く写ってるけど、実際汚い仕上げ
当時のMade in USAってこの程度なの?

さらに、新しい 85は...旧85より微妙に"太って"いて、ボディに開けられたキャビティに入らないという...コンマ何ミリ、の微妙な大きさの違い...逆に言えば、旧85はキャビティーにキチキチに殆んど遊びなしではめられていた、という事なのだろう。 たしかに調整ネジで上下させる時ちょっと固かった、という事を思い出した...

で、結局どちらの問題も、ドレメルで削って対処した。加工面が若干デコボコになったけど、目に見えない所だからよし、とした。 元の加工も御世辞にも綺麗とは言えない雑な仕上げだし。それにしてもいやぁドレメル持っててよかった。ほとんど使ってなかったのだが、今回はとても役にたった。

---
と言う事でPUを交換して、配線もやりかえて、弦も張り直して、無事音も出て一段落。やっぱりアクティブPUは音がはっきり出てノイズが少なくて良い音がしますね...

こいつを手に入れてあと数年で20年経つわけで、品質にちょっと難はあったが、今となっては良いモノを手にしたのかな、とも思う。なぜなら、これは、非常に弾き易いのだ。ある意味究極と言って良いと思う。手を添えなくても ひざの上で自立する様に出来ているからだ。他のどんなギターもこの弾き易さにはかなわない、と思う。

正直なところ、フルグラファイトの小さなボディーの奴が本命、だったのだが、あれは非常に高価で当時値引きしても30万は下らなかった。なぜGKにしたか、というと、これはグラファイトネック+Trans-Trem採用機種として最も安かった機種だったのだ...

そういう打算的な選び方だったのだが、それはそれで結果的に良かったかなと思う。ギターをコレクションする趣味はない。 殆んど弾けないに等しいし。でもこういう弾き易いギターが手もとにあって、気の向いた時の音を出してみる、そういう究極の1本として良い選択だったと思う。われながらモノを見る目があるなぁ ^o^)



ただ、このTrans-Tremは...すばらしい発明だと思うし、実際よく出来ている。ただし、もう生産されておらず、壊したら修理が大変。 まず部品探しに苦労するだろうし、大変高価なのだ。中古品でも1000ドル近い。デッドストック品なんかにはものすごい値段が付いている。 そしてこの素晴らしいシステムも、完璧にチューニングするのは手間暇がかかり、結局ピッチも、言う程正確にはなかなか出ない。なんか素晴らしいと思って買ったのだが、結局ック状態でしか使っていない。 ロックの爪自体簡単に壊れそうだし... ゼンオンが売ってた時に予備部品買っておけばよかったな...

もしこいつが壊れたら...R-Tremに換えるのが安上がりで良いかな... ←R-Trem はT-Tremと取り付けの互換性がないらしい...orz

---
と言う事で レストア完了...これでまたしばらくは遊べると言うものである。
しかしPU交換、配線やりかえと言う簡単な作業だったとは言え、何ごとも自分の手でやってみないと解らないものですね。過程で色々知る事が出来てよい経験になった...




Friday, August 01, 2008

Today's Gakken SX-150 Analog Synthesizer


---
また学研か...と思ったのだが、アナログシンセと聞いてつい...再び奴らの思うツボにはまってしまった。前回手をだしたテルミンは正直イマイチな出来だと思った(無改造だと安定せずほぼ演奏不能)のだが、これはけっこうまともな音がするゾ。付属のコントローラーでの演奏は厳しいので、ミニ鍵盤でもいいから、鍵盤付けて遊びたい気がするけど、作るのはちょっと大変そうだね...

Saturday, July 26, 2008

Today's KORG DS-10 Demo



---
届いたので早速遊んでみた様子↑

これは素晴らし過ぎる出来だ!

Monday, July 21, 2008

今日のffmpegで静止画音声ファイルの作り方

Linuxメモ...
---
mp3などの音声ファイルをupしたいのだが置き場所がない、と言う場合、その音声ファイルに静止画を付けてflvなど動画ファイルに変換してyoutubeなどにupすればよい、と思っていたのだがこれまで試した事はなかったので今回試してみる事にした。

ffmpeg -loop_input -shortest -i gazo.jpg -i onsei.mp3 -vcodec flv -acodec copy -r 1 douga.flv

とする。 -loop_input -shortest で jpg画像を音声が終るまでループさせるのがミソの様だ。 -shortestがないと延々とエンコが続いてしまう... あと、静止画なのでフレームレートは最低限にするとファイルが小さくできる。 -r 1でもエンコが通ったので、 Youtubeにupしてみたが、大丈夫みたい。



これまた酷い演奏 ^^;)だが、 内容はともかく、綺麗にエンコできた。

Friday, July 11, 2008

今日の 電子平衡式 D.I. Box (Direct Box) 試作のナゾ

以下、安定性、再現性などの保証は担保できない事を最初にお断りしておきます... あくまで手持ちのジャンクでなにか作れないかというお遊びの記録です...
NPNが5ヶとC,R類少々と入出力ジャックがあれば簡単に出来る、かつローコストではありますが、試されるなら自己責任で...
---
楽器遊びの為に安いミキサーを買ったわけだが、Monoの端子はアンバラ入力で使うとブーンとバズがノイジーだったりして、ちょっとがっかり。 バランスなMicを入れてみると、それ程でもないから、アンバラでは不利な回路構成および実装なのかもしれない。

でも、そんな安ミキサーの Mono の端子にも、いっちょまえにファンタム電源が供給できる様になっている。上記の様にアンバラだとノイジー、楽器類は全てアンバラ...

と言う事でアンバラ→バランス変換機器を作れるか、考えてみた。
課した条件は

手持ちの不良債権類(ジャンク部品) のみで出来る事
TrはNPNのみ(PNPは殆んど手持ちなし...)
せっかくファンタム電源があるのだから、それを使う事
なるべく簡単なもの

という事で、いわゆる D.I. Box (Direct Box) もどきを作ってみる事になった...
---
まずは LTSpice であれこれスケッチしてみた。 初めは Tr 1石で エミッタ、コレクタから平衡出力を出すという教科書的なあの回路からスタートして、それだとあんまり入力インピー上げられないとかなんとか、で初段エミフォロで2石式、


けっこう使えそうな回路だが...

とか、これに終段エミフォロでドライブ能力を付けてみようとか...はては OPAmp もどきな回路を試してわけが解らなくなって...直結回路をNPNオンリーだと結構難しい orz...

これ、正直奥が深いですよ。なんせ、普通電子回路は電源をしっかり確保するのがあたりまえ、だと思うが、ファンタム電源は電源と言っても電流源的なので、電圧的にはフラフラ(そうでないと音声信号を乗せられない...)、しかも回路出力が電源端子を兼ねてるわけで...回路電流増やすと電源電圧下がる、バイアスずれる、etc... こういうのは手計算だとやる気がしない、けどSpiceだと一発で解る。

まあ、あれこれ楽しみながら、難しさ、自分のアホさを感じながら回路設計ゴッコを繰り返し、最終的には、こんな回路構成が出来上がった....


Yamachan's Easy D.I. Box

上側の囲いはミキサー内部の"想像等価回路図"で、実際どうなのかはよくわからないが、simに必要なので適当に考えてみた。当たらずしも遠からずだとは思う。

今回作ったD.I. の実回路は下側の囲いの部分である。

乱暴に言えばTrなんてだいたいどれも同じ、って感じで、LTSpice の中の適当なモデルで検証。この程度の回路だと、だいたいの電流、電圧が解ればそれでOKである。 と言うことで図ではモデル名は消してあるが、普通の小信号用で( hfeが100以上 VCEOが50Vぐらい...) あれば何でもかまわないと思う。

回路的には、いわゆるトランスコンダクタ、差動増幅器による電圧電流変換回路そのまま、なのであるが、差動の性質で片側入力、片側接地(AC的に)で 出力がバランス出力になる。本D.I.の最大のミソは、差動のコレクタの負荷として、ミキサーの中の人であるファンタム電源供給回路の抵抗を使っちゃえ、という所でである。 コレクタ直でなく1k入れてるのは、コレクタ直出しなんて下品だから ...というか、電撃で壊れるかもしれないという老婆心で入れている...

この回路の欠点は、素の差動なので入力レベルが大きく取れないので、出力振幅も大きくできず、入出力はリニアじゃない ( tanhだっけ?) 、出力インピーダンスは低く出来ないのでケーブルを長く伸ばせない(4E6Sで5〜10mぐらいが限度かも...それ以上は高域がかなり落ちるハズ...) あとバイポーラTrなので入力インピーをあまり上げられない。バイアス回路はツェナーでもいれて電圧を固定してみたい気もするのだが、ツェナー手持ちにない...ので...素のまま使う事にする。

しかし、1Vrmsぐらいまでなら大丈夫そうだし、ゲイン調整はEの抵抗一本だけで可変できるから楽、回路電流もミラーのおかげで簡単に調整できるし、入力のバイアス点も適当に選べる、なにより回路が簡単で、ちゃんと平衡出力になるし、出力カップリングコンデンサーも要らない。 減電に強くて12Vでも(そんなミキサーないだろうけど)動く。 入力インピーはパッシブPUなギターやベースには辛いだろうが、今回はライン機器を主に考えてるので100kもあれば十分とも言える。

それぞれの抵抗や容量の値に別段意味はなく、たまたまそういう値が用意出来る、物をもってる、というだけ...例えば入力に2uFはちょっと大きいので、もう少し小さく、出来ればフィルム系にしたい所だが、とりあえず2uF (2.2uF)の電解... 例えて言うなら、ご馳走を作るためにあれこれ材料をそろえて料理する、の対極で、冷蔵庫の残り物をかき集めてチャーハン作ってみた、という感じですな。

---
で机上の空論を確かめるべく、ジャンクかき集めて実装してみたのがこれ。ビンテージと呼ぶにふさわしい古い部品達...某メーカーの古いロゴから察するに、このコンデンサは明らかに20年は経ってるゾ、とか...



3kがないので 1k x 3とか、要所(入力Cとバイアスライン) にオマジナイ的フィルムコン追加とかしてるので回路図より部品が多い。


ありあわせジャンクのリサイクル
抵抗の種類がバラバラ ^^;)

Trはなんでも良さそうなのだが、たまたま 2SC3065という、こういう差動やミラーに使うのにもってこいのデュアルトランジスターが何個かあったのでそれを使ってみた。 普通品をバラで使っても大丈夫だと思う。(ゲイン殆んど取らないし、エミッタ抵抗入れてるので)

ミラー電流調整できる様に可変抵抗(図20kなのだが実装では50kVRで20kにしている)入れてみた、のだがE抵抗(1k)に1V出てる=電流1mA...各部電圧もだいたい思った通りなので調整してない ^^;)

大きいVRはゲイン調整用で、本当は小さい半固定を基盤上に載せようと思っていたのだが...色々あってここに実装する事になった。 元々はそこには入力を絞るVRを実装する予定、だったのだが丁度良い抵抗値のVRではこのシャーシ/基板の組合せでは入らなさそうと言う事が穴開け後に判明...という事でじゃゲイン出しちゃえ、となったのであった.... ゲインあげても出力振幅は高くないので大して使えないのだが、本回路はミキサーの中の定数によってゲインが変化する、つまりミキサーによって変わってしまう..と言う事であえて可変できる様にした。 (今のところ他のミキサー使う予定はないけれど...)

---
正直、ブーンと音がするだけ、音がでない、音は出るけどノイズまみれ、歪まくり...という展開になるかも...



と思いつつ、10mぐらいの4E6Sラインでmixerに接続、エレピやらiPod繋いで音を出してみたが...

入力が大きい時、ゲイン上げ過ぎると歪む(クリップしてる感じ) が、入力とゲイン調整に注意すれば、素人が遊びで使えるぐらいのものとなった。 意外とすんなり音が出た。少なくともMixerのアンバラ端子直よりバズは少ないし、Mixerのゲイン、フェーダーも上げられる。

各部電圧も予想通り...PCのスペアナで見てもフラフラしてないしノイズも低いし変な発振もしてなさそう....適当に作った割には、なんかまともに動いてる...10mの4E6Sでも高音が落ちてるようには聞こえない...案外実用になるかも...

ギターも、インピーダンス低めのPU(某ギターのSelect by EMGって奴) はそこそこの音が出た。アクティブPU(EMG)との組合せはバッチリでした。 ローノイズでクリーンな音が出る。普通のパッシブPUだと直はつらいと思うけど、エフェクタ経由でOKだろうと思う。
---
本当は設計通りの性能がちゃんと出ているか、測定する必要もあるだろう。それがエンジニアというものである....そういう意味ではちょっと追い込み、実機の検証が甘い、けれども、自分的には、まぁこんなもんでしょう...Spiceで回路検討+ジャンク部品の組合せでちゃんと音の出るものが出来たのだから良し、としておく...
---
追補

ギター→本D.I. → Mixer → PC音源 という流れで、いろんな曲を流しながら遊び弾きしてみたのだが、こういう音の出し方は結構自分に合っていると感じた。( そもそもアンプは音が出せないので所有していない、というアホーな人間なのだ )

久しぶりにギターをかかえて、一晩遊んでみて (キーボード同様ちゃんとはなにも弾けないんだけど、遊び過ぎて指から血が出て、まだヒリヒリ ^^;) 、実用になると判断して、正式採用する事にした。

で、入力Cの前に 直列に1k を追加 (パチんと来た時容量通るとはいえB直だとやばいかな、と...BをDiでクランプするのが良いのだけどいまさら....という事で抵抗入れておまじない...) 、さらに小さなフェライトコアがあったので、それを通して高周波ノイズ除去のおまじないをして、蓋をする事にした。 稼働中にうっかり中をさわってショートとかさせたらすごいショックノイズが出るからね。 元々蓋のないジャンクシャーシに、パンチングメタルを蓋としてゴム足と共にタップタイトで締めつけた。



で、適当なノブをつけてラックに鎮座させてみた....



自分の作ったもので音を出して遊ぶというのは、なんか楽しいですな。

---
追補その2

完成以来ずっと使っているのだが、やはり素の差動の欠点、入力レベルが大きく取れない、という欠点がはっきり出ますね。具体的には、Steinberger の EMGのSA (シングル)は問題ないのだが、 85(ハムバッカー)だと単音を強く弾いた時、二音以上を同時に弾いた時に、アタックがバリッと一瞬歪む... 85は2Vrmsぐらい出るらしいから、回路的にたしかにきついのか...でもゲイン下げれば大丈夫な気もするが...

まぁ 遊びで弾いてるだけなので、85使う時はギター側のVolを絞り気味にして鳴らしている...

あと、ギターじゃないけど、学研テルミンとか学研シンセSX-150の出力程度なら問題ない。

Sunday, June 29, 2008

Today's Test recording



Mixer : TAPCO MIX.100, MIDI Keyboard : KAWAI K-1 : Piano sound : KORG SG1D, Digital Reverb : Digitech DSP128, Soundtrack : Blackcoffee's In other words (Fly me to the moon ) , Video Encorder : ffmpeg
---
一発撮りで未加工なのだが、問題点は
Youtubeで再エンコがかかってモノになってしまった。(up直後の再生ではちゃんとStereoだったのに)→文末参照

聞くに耐えない片手だけのド下手な演奏^^;) だってちゃんと弾けないんだもん...
Mixing
Effectのかけ具合
エレピの音質、音量etc
音源のノイズ

録音に関して言えば、やはり録りっぱなしではなく、いわゆるマスタリング作業は必要ですな。かるくイコライジング、コンプかけてみるとか、空白部のノイズカットとか。
簡単なお遊び、でも自分でやってみると難しさがよくわかる。
あと演ってる時の本人はとても楽しいのだけど、改めて見直すとやはり寒い...^^;)...

PCで適当にシャッフル再生して、それに適当に合わせる、マイルスでもメセニーとでもセッションが出来るのだからよい時代だ。 昔楽器を弄っていた頃 = CD時代 にゃそういう発想が無かった。

---
→ こういう埋め込みだとダメみたいだが、元のyoutubedのURL の最後に

&fmt=18

を追加するとyoutubeのページで元のステレオで聞けるみたい....
こんな感じ
http://jp.youtube.com/watch?v=J98ayXbi-xo&fmt=18

Friday, June 27, 2008

今日の Logitec MX620 の電池寿命

昨年8月中頃に購入後二度の交換を経て三台目を使い続けている LogitecのMX620であるが、電池だけは最初の付属品を引き継いで使っていた。 と言う事でもう10ヵ月目だなぁなんて思っていたら、朝出社後PCを立ち上げ気がついたら赤いランプが点滅した。



たしか電池寿命は公称1年だったと思うが、毎日業務でガンガン使って10ヵ月というのは、けっこう優秀なのではないだろうか。ゴム伸びという欠陥もこの個体は半年経っても問題が出ておらず、改良されている、と言ってよいのだろう。 初めからこの品質で出荷していれば...ちょっと重たい以外粗の目立たないマウスって事で文句なくお勧めできるモノになったのにね...

Wednesday, June 18, 2008

今日のamaroK backport on Debian Etch

Linux上では現在最強と言って良い音楽再生/管理ソフトのamaroK、これまで現行Debian Etchの正式パッケージを使い続けていた。 のだが、なんかバグに当たる事も多くなって来た。Amazonからの画像検索、表示も何時の間にか出来なくなってしまっていたり。

と言う事でEtchに対応しているパッケージを探してみると、最新の非公式パッケージが某所に上がっていたので試してみた...

source.listに以下を追加して

deb http://alioth.debian.org/~modax-guest/amarok-etch/ ./
deb http://www.backports.org/debian etch-backports main contrib non-free

apt-get update, apt-get install amarok で amarokを入れ直す。
いくつか追加パッケージなどが同時に入った。非公式なので自己責任で...




とりあえずちゃんと動いている....

それから、Appleは最新iPodでお得意の嫌がらせ、iTunes以外を締め出す仕様変更を行ったのだが、今回の新しいamaroKと、さらに同時にインストールされるlibgpod3にて対応済みらしい..が当方はまだ 1G nanoのままなので確認できない....
---
こうして書いておかないと、入れ直した事とか、忘れちゃうからね ^^;)

Monday, June 09, 2008

今日のElekit TU-879S に EL34 を挿してみた

どういう訳か本サイトへは TU-879というキーワードで飛んで来られる方が大変多い...のは、このBloggerがgoogleと親和性が高くて検索結果がけっこう上位に出るからのようだ。大した記事もなくて申し訳なくもあり、また、こういう気軽に作って楽しむプラモ的なキットにいったい何を求めているのだろう、Hi-Fiだったらお笑いだよなぁ、なんて思ったりもしている。まぁ、そういう事もあるので、今回ちょっとしたネタを上げておく事にする...
---
先日楽器接続用に小型の安いミキサーを通販で買ったのであるが、同時に"球"も注文していた。 Elekit TU-879Sの交換用と言うか予備として、 12AX7 1本と EL34を2本。 ちょっとした酔狂で買って組んでみたTU-879Sなのだが、なんのかんの言っても、すっかりヘッドフォンアンプとして定着してしまったので、予備を仕入れておこうか、という感じである。楽器屋でもギターアンプ用の品種はけっこうある。 もちろん選んだのは当然 一番"安い"ものだ。TU-879はシングルアンプなのでペアマッチングも無用、バラ売りの安いのが選べるのが利点だ 。

そして来たのは12AX7がJJ(スロバキア) ,EL34はエレハモ/ロシアと印刷がある...

KITに付属していた12AX7は中国製なのだが、マイクロフォニックノイズが酷く、アンプの置いてある机にちょっとモノをおくだけでもカツンカツンと響く。指先でピンピンと弾くとカツカツコンコン響くのが、突然ポコっと響かなくなったりもするので、半分不良品みたいなものなのだろう。

今回来たJJの12AX7は全然響かない、当たり品(というかそれが当り前なのだろうが) だったので中国製には退場してもらった。

一方EL34の方は.... あたりまえだけどちゃんと綺麗に音が出る...が、一つ気になる事が...


とっても熱い!

なんかちょっと不安になった、が、プレート赤熱してるとかもなく、きちんと綺麗に音も出てるので動作不良ではない...そもそもメーカー自身が差し替え可能品種として公称しているわけで設計上も問題ないはず...なんでだろう♪
---
で、もしや...と、元の6L6-GCとEL34の諸元の差を見て納得...

ヒーター電流が全然違う!0.9A vs 1.5A で EL34の勝ち...

EL34の方が遥かにヒーター電流が大きいので当然ヒーターからの熱量も大きいのだ。アンプの筐体表面がこれまでになく熱いのでびっくりしたが...電源トランスにも余計に負荷が掛かる訳だし、これは仕方が無いようだ...

---
これから夏になるわけだが、そもそも 白熱電球が生産中止になる御時世に、エアコンガンガンかけて真空管アンプなんて理にかなわない、というか非エコの最右翼じゃないか...と思う...ので、夏には自粛という事になると思う。というか、昨年みたいに猛暑が続く様なら使うの止めるのが国民の義務かもしれないと思ったりもする。 原発まだ動いてないわけだし.... 冬季には暖房の"足し"にもなろうが...

と言う事でしばらくは球のバーンインがてら ^^;) 使うにしても蒸し暑くなってきたらまた6L6-GCに戻して本格的な夏になったら真空管は涼しくなるまで使用禁止...かな...たぶん....

Saturday, June 07, 2008

今日の TAPCO MIX.100

ここ2年間の間に、microKORGを買って、KAOSSILATORを買って、古いSG-1Dを復活させ...と、楽器遊びを復活させたわけなのだが、これまでこいつらを、変造したUSBインターフェース経由で鳴らしていた。SG-1Dはマイク入力、microKORGとKAOSSILATORはライン入力に排他的に接続、つまり使わない方を外して使う方をプラグインさせていた。遊びで鳴らすだけだし、二つの楽器を同時に鳴らす事はまずない、のでこれでもよいのだが、USBサウンドカードのCODECのmixerはやはりヘッドルームが無い、というかPC音源鳴らしながら楽器を入れるとクリップしたり... やっぱりまともなmixerが欲しくなる...

と言うことで買ってしまいました。


TAPCO MIX.100

Mono 2ch, Stereo 4ch で合計10chのミキサー。 Stereo4chと言う所が美味しい。こんなモノが 11550yen@SoundHouse で買えるのだから良い時代だ。大昔Stereo 4chのパッシブを作った事があるけど、VRやらケースで結局4000円近く掛かった記憶がある。自作でこの値段で同等品を作るのは不可能、だろう。




とりあえずSG-1Dの上に置いて、適当に繋いで試してみたが、悪くないです。安物だけどきちんと作ってある。PC音源を繋いでヘッドフォン端子にAKG K270を繋いで音楽を聞いてみたけどけっこういける。ボディーも金属製でガッチリしている。



2つのmono入力には3バンドイコライザー付き、 4つのStereo入力はイコライザーなしと潔い。AUXはsendがmono, returnなし、なのでエフェクトかける場合は4つのStereoのうち一つをreturnとして使う必要が生じる...が、たいていこれぐらいあれば良いでしょ? という割り切りなのだろう。機能的には自宅でお遊びで使うには十分過ぎると思う...

こういうのが一台あると、"ミュージシャンごっこ"がより楽しくなるネ...

---
...ん....ch1,2にちょっとバズが乗ってる...特にch1が比較的大きい...Gainを上げるとブーン....ch2は比較的ましだが...使えないわけではないが、使いたくないというかgain上げられない...他所からハム引いてる様でもなさそう...

というか、この値段ではやはり無理があるのかな.. ?

→ ふと 3Pのcanonのバランス入力を試してみると.... gain上げてもバズがそれ程気にならないレベルだ...でもアンバラだとダメ... このmonoの二つは使えないなぁと思った、けど、バランス入力だと大丈夫みたい...

Sunday, June 01, 2008

今日のNintendo DS で 音楽力

いかに世間で流行っていようと、ゲーム機の類は買った事がなかったのだが、それでもNintendoのDSというプラットフォームは非常に良くできていると思っていた...大人向けのソフトも色々発売されていて幅広い世代に受けているらしい...国語やら英語やら勉強するのもあるらしい...

というぐらいの事を醒めた気持で見ていただけだったのだが、この...DSでKORGのアナログシンセのシミュレーションが出来るというやつ... こいつの発表があったので、これは買わねば...と思ったのであった。

この夏発売らしいので、それまでに本体を準備しておこう、と言う事で今日DS本体を手に入れた、のだが、ついでに音楽力というソフトを買ってみた。 なんでも 楽譜を勉強するソフトらしい...




で、ちょっとやってみた、のだが、基礎の基礎、どこかに忘れて来てしまった楽典の基礎を思い出すのに役に立つ、かなぁ...?ぐらいの内容だった。 まぁ星三つ★★★ ぐらいの感じかな ^^;)...ああそうか!とか思う事はあんまりなかったかな... しかし楽譜見てリズムが取れないとか、音程認識に時間がかかるとか、モロに出ちゃうね。 これだけで楽譜が読めるようになるとは思えない、けれども、アレルギー緩和ぐらいの効果はあるかも...

おまけのコード表は、せっかく音の出る機械に載せているのだから音が出るぐらいの工夫はあってもよいのでは、とか、フリーで演奏できる楽器モードみたいなのを付けりゃいいのに、なんてまだまだ工夫が足りない気がする....

それから、上側の画面に楽譜が出て下側の画面の鍵盤を押して演奏する、という演奏モードというのがあるのだが、これは無理がある。なにせ"絵"の鍵盤をタッチペンで押すわけで、演奏には本物の鍵盤と違って手探りでは難しく常に鍵盤を見る必要がある...結果楽譜なんか見てられない...
なので、ただ楽譜と音程、リズムなどの関係を勉強するだけなら、鍵盤が光ってガイドするカシオトーンみたいな方が効率的だと思うね...
---
本当はギター演奏のソフトも試してみたかったのだが、店には置いてなかったなぁ...
上記のシンセソフトの発売が待ち遠しいですな...

---
と言うことなのだが...ふと試しにイヤフォンジャック出力をPCライン入力に繋いで音を聞いてみた...ら...

....これは思った以上にノイズがキツイですな....
シンセのソフト...まじな楽器としては厳しそうだな ^^;)